新卒入社 6か月リアルレポート(2024年4月新卒入社編)

ブレインパッドは毎年多くの新卒社員を迎え入れており、2024年もたくさんの新卒社員が入社しました。前回、入社後1か月のリアルな姿をお聞きした3名のメンバーに再び集まってもらい、6か月経った今のリアルな姿をクロストークでご紹介します。当社の社風やカルチャーを少しでも感じていただけたら幸いです。

取材日:2024年10月10日

村上晴香
(むらかみ はるか)
森俊輔
(もりしゅんすけ)
森遥
(もり はるか)
枝崎健翔
(えださき けんと)
インタビュアー   
HRユニット
新卒研修担当




慶應義塾大学
環境情報学部 卒業  

ビジネスコース 



北里大学大学院
理学研究科
分子科学専攻
博士課程 卒業

データサイエンティストコース

立命館アジア太平洋大学
国際経営学部 卒業

エンジニアコース



入社から6か月経過して

村上
クロストークを始める前にまず、入社から3か月間にわたり実施した新卒研修の概要について紹介します。
当社の新卒研修全体の流れは、大きく3つのフェーズで進めていきます。
フェーズ1では、自社理解を深めつつ、ロジカルシンキングやスライド作成などの基礎的なビジネススキルを身につけます。
フェーズ2では、ブレインパッドの価値の源泉にもなっているデータサイエンス・エンジニアリングなど技術の基礎を学びます。
そして、フェーズ3を総仕上げとして「ミニプロジェクト」という先輩社員を仮想クライアントとしたケースワークに取り組んでいただき、7月から本配属となります。
多くの研修がブレインパッド社内の内製で企画・運用されており、期間中は120名を越える現場社員と関わりますので、本配属後にも活きる社内の人間関係も構築していただいています。基礎から応用まで満遍なく学ぶことのできる新卒研修は、毎年新入社員からも好評です。

村上
そのような3か月を過ごしての感想を、お聞きしたいと思います。入社してからの半年間、いかがでしたか? 研修や配属後の感想、モチベーションの変化について教えてください。

森遥
一瞬で過ぎ去ったと感じています。研修ではいろいろなことをアラカルト的に体験して学ぶことができ、本配属後もさまざまな業務に携わることができました。一つ一つの業務が濃密だったので、あっという間に感じました。

モチベーションに関しては、落ち込むようなことはなかったです。知らないことがたくさんあり、それら一つ一つが面白くて、咀嚼していたらあっという間に半年経っていました。今も業務をキャッチアップしながら、着実にできることが増えてきているという感覚があり、楽しく過ごすことができています。

枝崎
自分も森遥さんと同じで、あっという間に感じました。

研修では自身が興味のある分野について先輩社員の方々から直接教えていただき、とても充実していたと感じます。
本配属後はすぐに責任の大きいプロジェクトに入ることとなり、目の前の業務に集中していたため時間が過ぎるのが特に早く感じました。
また、モチベーションは入社時から変わらず高く、業務で使用しているクラウドの資格を取ることも含めて、さらに勉強して実務に活かしていこうという意識を持ちながら働くことができています。

森俊輔
私は、早くも遅くもなく、6か月間、充実していたと感じています。
ブレインパッドに就職していなかったら経験できなかったような、貴重な経験をさせていただいています。社内の人とのコミュニケーション含めて、楽しく日々を過ごすことができています。
業務を行いながらもインプットするための時間をいただけているので、Google Cloudの資格を取るために新卒エンジニアの社内勉強会に参加するなど、並行して勉強にも意欲的に取り組めています。勉強会にどんどん参加してよいという文化はありがたいです。


ミニプロの面白さと得られたもの

村上
ここから、新卒研修の目玉である「ミニプロ」について、具体的な感想を伺えればと思います。ミニプロで得られた経験や学びはどのようなものがありますか?

枝崎
データプラットフォームエンジニアは、4人1組のチームでプロジェクトを行いました。ミニプロ中は、各メンバーがどの領域に強みがあるのかを認識しながら、誰がどこを担当するべきかという点をうまく考慮しながら役割分担をしました。結果として、研修終了後も、データ基盤周りに強い人はデータ基盤関連のプロジェクト、BIやクライアントと話すのが得意な人はBI関連プロジェクト、というような形で、ミニプロで見いだされた強みや志向性に応じて配属先が決められていました。メンバーそれぞれが研修の経験を直接的に活かしながら、楽しく働くことができる環境が実現されていると思います。

村上
ミニプロは全体を通して大変でしたか?

枝崎
大変と感じたことはなく、むしろ楽しかったです。
メンバー同士、お互いをカバーしあえるような関係性を構築することができ、チームのバランスが非常に良かったのが印象的でした。大きなトラブルもなく、スムーズに進められたという感覚が強いです。本配属後も定期的にご飯に行くくらい、繋がりも深まったと思います。

村上
なるほど、深い人間関係がつくられるような素敵な経験をされたんですね。他のお二方はいかがでしょうか?

森俊輔
2週間という期間の中で、全く異なる考えを持った4人が集まり、意見をまとめながら一つのものを作る体験は、なかなかできない貴重なものでした。
年齢はもちろん、学んできたこと、経験してきたこと、育ったエリアなど自分とは全く異なる同期とディスカッションして、提案を作り上げるということは初めての体験でした。

森遥
データサイエンティストのミニプロ(※1)は、1か月という長期間だった分、チームごとに進め方やアウトプットに個性がありましたが、私の所属していたチームは主張が極端に強い人はいなかったので、「お互いできることをちゃんとやろう」という空気が最初からあったのでやりやすかったです。
その空気感からか、それぞれの適性に応じて役割分担がしっかりできてたので、全体としてうまくいったと感じます。「チームワークよく動くとはこういうことなんだ」と実感できたことは良い経験になりました。本配属後も「チームで自分が何をできるか・すべきか」ということは日ごろから考えるようにしています。

※1…データサイエンティストのミニプロでは、消費者の購買データ(IDレシートデータ)を提供しているフェリカネットワークス株式会社様から、購入した購買データを活用させていただいております。

配属されてからの業務 学びや成長はさらに続く

村上
ここからは、研修・ミニプロを終えて、実際に配属されてからの業務について伺えればと思います。森遥さんは、どのような業務に携わっていますか?

森遥
常駐先の企業内で使用されている分析関係のプロダクト開発に携わっています。データサイエンティストというより、エンジニアに近いかもしれません。プロダクトを使用してクライアントがデータ活用しやすくなるよう、日々環境づくりに取り組んでいます。具体的な動きとしては、プロダクトの運用や開発をする4-5人のチームで、毎週ミーティングを実施しています。先方とブレインパッドの常駐メンバーとで分け隔てなく、今の課題感・やるべきことについて議論しています。
他にも、将来的なプロダクトの仕様の方針について話すこともあります。それが実現可能か、実現のためにどういう処理が必要かなどの検証・報告を実施しています。
そういった議論の中では、現状はすでに使用されているプロダクトの改良・保守がメインとなっていますが、今後上流の設計までしていきたいというクライアントの要望も出ているので、要件定義等にも関わっていくかもしれません。

村上
ミニプロや研修での経験が、業務に活きていると感じることはありますか?

森遥
クライアントワークの経験は、役に立っていると感じています。
また研修でいうと、データサイエンティスト職であっても他のエンジニア系やビジネス系研修も受けることができたので、そこでの学びが活きていると思います。例えば、AWSなどのクラウドサービスに関する研修は元々エンジニアの方向けに設定されていたものを一緒に受講したのですが、結果的に今の業務に直結しています。研修時点ではこれ以降使わないだろうと思っていた知識も、いざ現場に出てみたらかなり役立っているという感覚です。

村上
ありがとうございました。それでは、枝崎さんの業務について伺えますでしょうか?

枝崎
配属直後は、ExcelのVBAで定期的なレポートの出力自動化や複雑な数式の自動生成といったツールを開発していました。希望していたGoogle Cloudに関するプロジェクトではないということで最初は戸惑いもあったのですが、実際に手を動かしてみると想像していたより業務を任せていただき、多くの学びを得ることができました。プロジェクトは3人構成で、そのうち実際に作業するメンバーは自分を含めて2名という体制でした。
そのため、全体を設計するところから、コードを書いたりテストするところまで、一連の流れを担当することができましたし、クライアントと会話させていただくこともありました。他のプロジェクトの場合、年次が若いうちは、「システム開発の中身を作る」ことが中心になりがちという印象なので、全体の流れを見ながら中身を作ることは貴重な経験でした。

村上
若手のうちでは、なかなかできない業務への関わり方をされていたんですね!現在は、どのような業務を担っているのですか?

枝崎
現在は、大手化粧品会社の分析データ基盤に関するプロジェクトに携わっており、もともと希望していたGoogle Cloudを使用しています。クライアントは大規模なデータをお持ちで、データを集計・分析し、業務活用をされており、我々は分析データ基盤の維持(運用・保守)に加えて、機能拡張の開発を支援しています。
私自身には、まだ具体的なタスクは割り振られていない状況ですが、そのプロジェクトのためにキャッチアップを進めています。
自分が興味ある技術の中身を実務レベルで知ることができ、それに加えてクライアントのシステムが大規模ということもあって、とてもリアルな学びを得ることができています。

村上
なるほど、やりたいことの希望が叶って、面白いフェーズなんですね!
クライアントのシステムを開発するという仕事のなかで、ミニプロや研修が活きたと感じるポイントはありますか?

枝崎
今につながっていると思うのは、プロジェクトの流れ全体を知ることができたことです。データプラットフォームエンジニアの場合、クライアントからヒアリングして、設計して、開発して、テストして、という一連の流れがあります。
ただ実際にプロジェクトにアサインされ業務が始まると、タスクベースで作業が振り分けられるので「今プロジェクトのどこの作業をやっているか」が分かりにくいという難しさがあります。しかし、ミニプロでプロジェクトの全体感を把握できていたので、迷うことなく業務に向き合うことができたと思います。

村上
全体感が理解できているのといないとでは大きな違いですね。
では、森俊輔さんにもお話を伺えればと思います。森さんはインサイドセールスチームでクライアントへの電話営業を担当されていますが、チームはどのような構成で、どのように役割分担しているんですか?

森俊輔
新卒一年目の場合、インサイドセールスの仕組みとして、先輩と組みながら仕事する「バディ」制度があります。その先輩が担当する特定領域のクライアントを中心に自分も架電(クライアントに電話をかける業務を指します)をしています。現在は金融系のクライアントに架電することが多いですが、他のメンバーなら製造業のクライアントに架電するなど、人それぞれ領域が分かれ始めている段階です。

村上
先輩がバディとして支援くださるのは、心強いですね!日々、ご自身の業務改善に向け、何か取り組んでいることはありますか?

森俊輔
「どうすれば電話を切られないか」といったことを、バディと相談し、トライアンドエラーを重ねながら、自身の業務改善に努めています。架電に対するフィードバックをいただいたり、一緒にクライアントへのアプローチを考えたりしています。声色一つとっても工夫のしがいがあって、「話し方が少し明るすぎるから、抑えめで話すと良いよ」というフィードバックをいただくこともありました。まだまだこれといった正解が分からない中で、日々、試行錯誤しながら仕事に向き合っています。

村上
架電先から情報をうまく聞き出すために、心掛けると良いなと感じていることはありますか? クライアントワークをするお二人にも、参考になるお話だと思うのでぜひ教えてください!

森俊輔
自分もまだまだできてないのが現実ですが、ただ作業として荷電するのではなく、事前に聞きたいことを自分の中でしっかり言語化する必要があると思っています。それができていると、聞きたいことがあったとしても、会話の流れを優先しながら、自然と聞き出していくこともできます。無理に質問して話の流れを切って、不自然さを感じさせてしまうことは避けようと心がけています。

村上
いい心掛けですね!仕事のなかで、ミニプロや研修が活きたと感じるポイントはありますか?

森俊輔
私が一番役に立っていると感じているのは、仕事に向き合う上でのマインドです。架電をたくさんする必要がある中で、時間を確保するのも大変ですが、毎回事前に電話先のクライアントやその業界の情報をインプットして電話をかけるようにしています。短い時間の中でも先方についての情報をしっかり自分のものにしようという意識は、研修から得られたものだと感じています。

配属されてみて感じたギャップ

村上
本配属後、それぞれの道を歩み始めて、経験が積み上がり始めているんだなと感じました。一方で、配属され感じたギャップが、良い面でも悪い面でもあるかと思います。この辺り、感じていることを教えてください。

森俊輔
配属前は、正直、架電業務はそこまで難しいとは考えていませんでした。でも、いざ実際やってみると凄く緊張しますし、相手に全然話していただけなかったり、怒られてしまうこともあったりで、本当に難しい仕事だと実感しています。
とても大変ですが、先輩方に気軽に相談できる環境があるおかげで、頑張れていると思います。

枝崎
私は、思っていたよりも早くクライアントと接して、自分が開発した機能のデモをお見せしたり、機能の細かい部分について調整の話をするなどの機会を積極的にいただけたのもありがたかったです。勉強だけでは、絶対に知ることができなかったことだと思います。

森遥
良かったギャップとして、配属先のチームの雰囲気がとても良かったことがありますね。今の業務では、実際のプロジェクトと絡んでいるタスクを分けてもらっているのですが、分からないところはいつ聞いても丁寧に教えていただいたり、本当に気を遣っていただいているんだなと感じています。

今のチームに入れてとても良かったと思っていますし、逆にそのチームの人たちに私のことを取って良かったなと思ってもらえるようになりたいと頑張っているところです。さらに、ロールモデルが見つかったことも大きいですね。

村上
ロールモデルですか!どのような出会いをされたんですか?

森遥
7月から9月末までの3か月間がOJTでした。PMの方曰く、例年はOJT用の課題を割り当てることが多いそうなのですが、今年は少し毛色が異なっていて、既に動いているプロジェクトの引き継ぎがメインでした。
本当に序盤で常駐先のシステムの一般的な話を教えてもらった後は、「具体的にこのプロダクトのここを担当してください」と業務を始める流れでした。
その引き続き元の担当の方が、本当にすごい人でした。
技術的にも飛び抜けており、さらにクライアントワークも上手な方だったので、その方が「抜けます」となったときに、その常駐先の方とかがとても惜しまれていたくらいでした。いきなりその方を目指すのは難しいですが、目標となる人が社内にいるのは素敵なことだと感じています。

村上
なるほど。先輩と一緒に実際に働くことで、仕事・キャリアの目標が少し見えてきたというのは、素敵ですね!

今後の展望

村上
最後に今後の展望を、教えてください!

森俊輔
ブレインパッドの良さは、優秀な社員の方が多数社内にいることだと思います。日々頑張って自分の業務をこなしていくことはもちろん、枝崎さんや森遥さんのような優秀な技術を持つ方とスムーズに会話できるように、共通言語を持つ技術がわかるセールスになれるよう教えを請いながら勉強していきたいです。

枝崎
まだまだ開発の経験が少ないので、自分の役割に集中して成長していきつつ、インプットも頑張りたいです。インプットして業務でアウトプットを繰り返していく中で、自分の強みややりたいことが、より明確になってくると思っています。
データプラットフォームエンジニアは、エンジニア側に行く道もあれば、クライアント側やマネジメント側に行く道もあるので、「何を軸にして自分のキャリアを進んでいきたいか」を見定めながら進みたいです。

森遥
今は、元々設計されたプロジェクトのタスクを切り分けていただいていることが多く、まだまだ先輩達に「ガイドいただいている」という状態です。
それも経験として大事ですし、ありがたいのですが、それだけではなくしっかり「戦力」になっていきたいと感じています。ロールモデルである先輩のように活躍できるよう頑張っていきたいです!

村上
皆さん、貴重なお話をありがとうございました!



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