森俊輔 (もりしゅんすけ) |
森遥 (もり はるか) |
枝崎健翔 (えださき けんと) |
村上晴香 (むらかみ はるか) |
慶應義塾大学 環境情報学部 卒業 ビジネスコース |
北里大学大学院 理学研究科 分子科学専攻 博士課程 卒業 データサイエンティストコース |
立命館アジア太平洋大学 国際経営学部 卒業 エンジニアコース |
インタビュアー HRユニット 新卒研修担当 |
入社して1年、振り返って思うこと
村上
入社からこれまでを一言で表すとどんな1年でしたか?
枝崎
あっという間の1年間でした。気がつけば2年目に突入し、新たに後輩が新卒研修中に提出するレポートのレビュー担当になるなど立場も変わりました。
森遥
私にとってもあっという間に過ぎた1年でしたが、いろいろな仕事をさせてもらえていると感じています。自由な環境でさまざまな経験を積めていることが嬉しいです。
森俊輔
この1年間は自分自身の無力さと、知識のなさを痛感する日々でした。苦しかった反面、成長を実感する瞬間もありました。
村上
3人ともそれぞれ濃い1年間を過ごしてきたようですね。改めて、これまでの担当業務や現在の仕事内容を教えてください。
森俊輔
最初はインサイドセールスを担当し、その後フィールドセールス部門に異動して、現在は金融業界を担当しています。打ち合わせの中で、金融業界のクライアントの課題を伺いながら、提案活動を進めています。
正直に言うと、この1年で思うようにいかないことも多くありました。自分の知識がごく表面的なものに過ぎず、クライアントが抱えている課題の深い部分に寄り添えていないと感じたときは、無力さを感じることも多いです。
一方で「まだできていないこと」が多いからこそ、知識と知識、経験と経験が結びついて、理解できる範囲や手が届く範囲が広がったりと、一つ一つの成長が自分でも感じられた1年間でした。
森遥
私は、クライアント企業に常駐して社内プロダクトの開発と保守を担当しています。新機能の提案やアイデア出し、利用者からの問い合わせ対応まで幅広く携わっています。
実は、入社前は業務に必要なコーディング経験が全くありませんでした。はじめはコードを読むだけでも精一杯でしたが、最近では、クライアントからの依頼に対して「おそらくこの辺りを確認すればいいな」と自分で考えて手を動かせるようになってきました。
利用者からの問い合わせ対応も大事にしている業務のひとつです。プロダクトの内容を自身が理解していないと的確な回答はできません。だからこそ、「他にも便利な機能がありますよ」「その目的であればこの設定をしておくといいですよ」というようにプラスアルファの提案を心がけています。
また、クライアントや関係者と頻繁に話す機会があるため、コミュニケーション能力は鍛えられています。今後は相手に「このプロダクトのことなら森さん」と覚えてもらい、信頼を得られるようになりたいです。
枝崎
入社後いくつかのプロジェクトを経て、現在は養殖業界のデータ活用プロジェクトを担当しています。具体的な仕事は大きく3つあります。1つ目はデータ収集に必要となるIoT機器を養殖業者様や工事業者様と連携して導入する作業です。2つ目はそれらの機器から収集されるデータを活用するための分析基盤を構築することです。3つ目はデータから養殖環境や魚の状態を解析することです。
チームの中で実務を担当しているのが私1人のため、基本的にプロジェクトの作業全てに関わります。社内外の各関係者との折衝やスケジュール設定、システムの設計・開発など、プロジェクトの推進に必要な作業を自身で作り上げていく必要があります。一方で、複数の部署からアドバイザーが何名かプロジェクトに参画しているため、状況や内容に応じてサポートしていただく環境が整っています。
入社前に想像していた姿と現在地
村上
入社前に想像していたこととのギャップや、実際に働いてみて感じたことはありますか?
枝崎
想像していた以上に裁量を与えてもらえることがギャップでした。先ほど紹介した養殖業界のプロジェクトには、部署内でのメンバー募集に自ら手を挙げて参加しました。参加後の業務でも仕事を待つのではなく作り出していく動きが求められています。
仕事内容の面では、入社当時はエンジニアとして基盤構築が中心となるイメージを持っていましたが、実際はデータ分析を含むより広い業務を担当する方向に展開していきました。いま振り返ると、想像と違っていたことは必ずしもマイナスではありませんでした。むしろ目の前の仕事に向き合い続けたことで自分の適性や希望に合った方向に進んでいるという実感があります。1年経った今の地点は入社前に思い描いていたキャリアとは違うかもしれませんが、長期的に見れば確実に到達点に近づいているのではと思います。
森遥
入社当時は「1年後、自分は何をしているんだろう?」と明確なイメージを持っていなかったため、特にギャップは感じませんでした。「何が来ても受け入れる」という心構えで、やるしかないという気持ちでした。
あえて挙げるなら、ブレインパッドで働きはじめて、業務の範囲が多岐に渡ることに驚きました。当初は単純に常駐先で与えられた仕事をこなして終わりというイメージでしたが、実際はまったく違いました。「これだけやっておけば大丈夫」というものではなく、業務は多方面に広がる可能性があり、自分の関わり方次第でどんどん広げていけると感じています。
森俊輔
森遥さんと同じく、特に明確なキャリアプランを描いて入社したわけではありませんでした。実際に働いてみて嬉しかったのは、分からないことがあった時にデータサイエンティストやエンジニアの皆さんに気軽に質問できる環境があったことです。社内で専門知識を持った方々との距離の近さは、いろいろな知識を吸収しながら成長できる点で、自分にとってはとても貴重な環境であると感じています。
また、クライアントとお話しする中で感じていることは、既にさまざまな形でデータ活用の取り組みを進められているということです。多くの競合他社やクライアントのシステム子会社との取り組みを進められている中で、ブレインパッドがご支援する価値を見つけ出し、提供していく必要があると考えています。
このような状況では、社内のデータサイエンティストやエンジニア、コンサルタントの方々と密に連携できる環境は、クライアントに提案していくうえで、この上なくありがたい環境であると感じています。
成長を後押しするブレインパッドの環境
村上
ブレインパッドの組織が生み出す環境も、働くうえでプラスになっているのですね。
会社の環境や仕組みについて、それぞれ活用されている点を聞かせてもらえますか。
森俊輔
BOOK-AID(ブックエイド)、SKILL UP-AID(スキルアップエイド)などの仕組みは積極的に活用しています。自費で本を買おうとすると、どうしても躊躇してしまうことがありますが、BOOK-AIDを利用すれば必要な時にすぐに購入できるので、かなり助かっています。
SKILL UP-AIDにも同様に、かなり助けられています。1万円程度の資格試験でも迷わず受験でき、自身のスキルアップを図れます。知識面での成長目標を設定できる良いきっかけになっていると感じています。
私はG検定※を今年の1月に受けたのですが、「新卒研修で受けたあの話はこういう意味だったのか」と腑に落ちる瞬間があったり、最近の技術動向についても、歴史的な経緯を含めて、理解を深めるきっかけになりました。仕事で直接使う機会はまだ少ないですが、こうした知識が積み重なってブレインパッドの一員として価値を発揮する土壌になっていく一歩になっていると感じています。
※一般社団法人日本ディープラーニング協会(JDLA)が実施する、AI・ディープラーニングの活⽤リテラシー習得のための検定試験
枝崎
ブレインパッドはAWS、Azure、Google Cloudといった主要なクラウドベンダーとパートナーシップ関係にあるため、資格試験の受験料が割引になったり、場合によっては無料になります。また、私の所属する部署ではUdemyが無料で使えるため、学習に役立っています。
現在の担当プロジェクトでクラウドのアーキテクチャ設計を担当しているため、資格取得を通じて学んだことが業務に直接役立っています。各サービスの特徴や、要件に合わせた最適な構成の選び方、セキュリティ対策、ネットワーク設計など幅広い知識を得られました。学習と実務が相乗効果を生み出せる環境に恵まれていると思います。
森遥
ちょうど今、当社内で「クラウドに関するケイパビリティ拡大」を掲げて勉強会をしようという取り組みがあります。その中で私はAWSの資格取得を目指すグループに参加しています。最初は業務のためという動機でしたが、実際に勉強してみると純粋に面白いです。「こんな機能があるんだ!」とか「こういう使い方ができるのか」といった新しい発見がたくさんあり充実しています。
また、私のように常駐先での勤務が中心の立場であっても、Slackを初めとして社内のつながりを感じられる仕組みが充実しています。新しく入ってくる方にとっても、自分で交流の場を作ることもできますし、既存の仕組みを活用することもできる。柔軟な環境があるのは、魅力的だと感じています。
これからの展望
村上
みなさん1年間でさまざまなチャレンジを通して成長してきた様子が伝わりました。
これからの展望を教えてください。
森俊輔
向き合っているクライアントを深く理解した上で、クライアントの悩み事と対峙し自分の言葉で対話できるようなセールスに成長したいと思っています。
そのために、システム基盤構築やデータエンジニアリング系の知識をもっと深めていきたいと考えています。特に私が担当している金融業界は既にさまざまなシステムが導入されていて、それを前提としたデータ活用が求められます。金融機関特有のシステム構成やデータの流れを理解することがより効果的な提案や支援につながると感じているので、一層努力を重ねていきたいと考えています。
枝崎
技術とプロジェクト管理の両面で成長したいと考えています。技術に関して、現在は分析基盤の構築を担当していますが、今後は機械学習やWebアプリなど別領域の技術を組み込んだより高度な分析基盤システムを構築できるようになりたいです。
また、プロジェクト管理においては、現状は一人で業務を進めてスケジュールやタスク管理を完結させていますが、これからは他のメンバーも巻き込んだ、より組織的なプロジェクト運営ができるようになることを目指しています。
森遥
現在のプロジェクトとは別に、これから大きな調査プロジェクトを任せてもらえる予定になっています。専門性を深められそうな内容なので、良い出会いになりそうと期待しています。少しずつ「これもできる、あれもできる」と経験が増えていきそうな予感があり、ワクワクしています。さまざまな経験を通して成長できるのは楽しいです。
キャリアを考える時、一般的には「一つの分野で専門性を高めて突出する」イメージが浮かびますが、私の場合は違うアプローチになりそうだと感じています。「Aもできる、Bもできる、Cも知っている」というように、複数の軸を持つスタイルです。いくつかの専門分野を組み合わせることで、より実践的で価値のある存在になれる気がしています。この1年を通して少しずつ、一つの深い専門性ではなく、複数の領域を横断できる強みを持つキャリアが、自分らしい道なのかもしれないという感覚が芽生えてきました。
未来の仲間へのメッセージ
村上
最後に、これからブレインパッドの採用選考にチャレンジする方へメッセージをお願いします。
森俊輔
面白い人材が集まっているのがブレインパッドの良さです。さまざまな個性から毎日刺激を受けて、自分自身も新たな発見ができる環境があります。自分の中の新しい一面を発見できることもありますし、「世の中にはこんな考え方をする人もいるんだ」とか「こんな世界があるんだ」といった発見ができる機会も数多くあります。新鮮な発見や気づきの瞬間が日常的にあるので、飛び込むと見える面白さがあると思います。ぜひ仲間となり、新しい発見を共有できれば嬉しいです。
枝崎
社内でのコミュニケーションの機会が豊富だと感じています。会社のイベントとしてさまざまな交流の場が設けられていますし、制度としても充実していると思います。特に印象的なのは、入社1年目からでも上位層の方々と気軽に話せる機会がたくさんあることです。
ブレインパッドは、自分なりのキャリアを描ける会社です。すでにキャリア像を持っている方はそれを推進できる環境がありますし、持ってない場合でもまずは業務を通じていろいろなことを経験して、自分のキャリア像を見つけた時に注力していくことができます。
森遥
明確なビジョンがなくても大丈夫です。「何でもやってみよう」という覚悟さえあれば可能性は広がります。まずはブレインパッドの扉をたたいてみてほしいです。
村上
皆さん、貴重なお話しをありがとうございました。
そして本記事を読んでくれた皆さんが、ブレインパッドに仲間に加わる日を楽しみにしています!
ブレインパッドでは新卒採用・中途採用共にまだまだ仲間を募集しています。
ご興味のある方は、ぜひ採用サイトをご覧ください!
www.brainpad.co.jp
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