事業会社へ転職後にブレインパッドへ再入社。上流から下流までお客様を支援したい データサイエンティスト×プロジェクトマネジャーインタビュー

ブレインパッドで働くさまざまな職種の社員を紹介するインタビュー企画。今回は、当社のプロジェクトマネジャー、シニアリードデータサイエンティストを務め、実はカムバック入社されている小田さんに、ブレインパッドでデータサイエンティストとして働く魅力をお聞きしました!

こんにちは、人事部のデータサイエンティスト採用担当です。
ブレインパッドでは2004年の創業以来、データ活用を通じて、小売・メーカー・金融・エンターテインメント・IT事業会社などあらゆる業界のお客様のビジネスを支援しています。
今回は、ブレインパッドへカムバック入社された経験をお持ちで、プロジェクトマネジャーでもあるシニアリードデータサイエンティストの小田さんからお話しいただきました。

小田大輔
シニアリードデータサイエンティスト
2021年中途入社

働き方:
普段は、なるべく子どもと関われるように在宅勤務を多めにして働いています。
リフレッシュ方法:
子どもと遊ぶことです。子育てで以前と比べて自分の時間が無くなったので、分析の本を読むことも気分転換になっています。

想像していなかった「帰ってきたらいいんじゃない?」との一言

──ブレインパッドへ中途入社されたきっかけを教えてください。

1度目は、「データ分析を極めたい」という思いで入社しました。
新卒入社したゲーム制作会社で、はじめは、データベースの設計やバックエンドの構築を担当しました。その後、「根拠を示して議論をしたい」という考えのもと、社内でまだ誰もやっていなかったデータベースに蓄積したログデータの集計や可視化に取り組み始めました。
今のBIツールのようなものをプログラムで組んで作るイメージです。
次第にデータ分析をもっとやりたいと思うようになり、ブレインパッドを見つけて応募しました。10年前は「データ分析」といえばブレインパッドくらいしかなかったんです。

入社後はクレジットカード会社、放送局、鉄道会社など、さまざまなお客様のプロジェクトを担当しました。プロジェクトマネジメントも比較的早期に任せてもらえました。
しかしさまざまなお客様を支援する中で、事業会社の社員として直接自社のサービスに貢献してみたいと感じて、5年ほど働いた後にブレインパッドを退職しました。

──一度退職されてから、どうして改めてブレインパッドへ再入社しようと思われたのですか?

きっかけは昔の上司です。
自社への収益貢献を数字で実感したいと思い、ブレインパッドから事業会社へ転職したのですが、入社後は研究開発要素の強いテーマに関わることが多く、分析結果が形になるまでに一定の時間を要し、収益貢献を認識しにくいことに気がつきました。そして、これはもちろんその分析テーマにもよるのですが、データ取得に時間がかかったり、質の良いデータの取得にハードルがあったりと、分析するデータがなかなか集まらないケースも多々ありました。
在籍中はあまり意識してなかったけれど、ブレインパッドのお客様にはデータ活用に興味を持つ方が多く、データサイエンティストとしてデータ分析に集中できるプロジェクトに恵まれていたことに気づきました。

このような発見もあって、数年後に再度転職を決意。ありがたいことに何社かオファーもいただきました。
そこで、データ分析業界の最新の潮流を把握するのと、進路に関するアドバイスが欲しくて、久しぶりにかつての上司と飲みに行きました。業界動向や技術に精通していて、フラットな人柄で、相談しやすい人柄なので。

相談後に、「帰ってきたらいいんじゃない」と言われました。
ブレインパッドの社員とは退職後もつながりがありましたが、戻るつもりは全くなかったので、「いやいや、それはないですよ」と笑っていました。でも、その一言をきっかけに改めて考えてみると、ブレインパッドはいい会社だったなぁ・・・と思い始めたんです。
自由でフラットな組織で、大手企業では多くなりがちな社内手続き等が簡潔に整備されていて、そして、私の「データ活用を通じて上流の戦略策定から関わり、ビジネスの打ち手まで形にしていきたい」という今後のキャリアイメージと、ブレインパッドが向かう方向が一致していたのです。
結局、改めて選考に参加して、再入社を決めました。

──退職後もキャリア相談したいと思える人間関係があったのですね!再入社してみて、以前との違いは感じましたか?

まず社内は、私が在籍していた数年前に比べて社員数が2倍くらいに増加していました。組織としてオープンで、煩雑な手続きが改善されたり、組織マネジメントがしっかりしたことで、イキイキと働けるような仕組みができているように感じました。
そしてお客様のニーズは、以前より高度な分析や上流部分も含めた幅広い支援が求められていると感じました。ただ集計するだけだとか、モデルを作るだけではなくて、難度の高い最適化の案件など、数理の知識とそのドメインへの深い理解や経験がないと、ビジネス活用につながる提案ができないように進化していると感じました。
私が上流から関われるようなプロジェクトに興味を持っていることもあって、余計にそう感じるのかもしれません。

データ活用を通じて上流の戦略策定から関わり、ビジネスの打ち手まで形にしていきたい

──データ活用が世の中に浸透してきている証なのかもしれませんね。上流から関わるようなプロジェクトで印象に残っているものはありますか?

通信事業者のお客様のプロジェクトが、印象に残っています。取引が継続して複数テーマに渡るプロジェクトとなったのですが、最初のテーマでは、なんと、データ分析自体をしなかったんですよ。
お客様内部のデータ活用推進体制を向上させる内容で、これまでのプロジェクトへの関与の仕方とはさまざまな点が異なっていました。
お客様と課題の整理から一緒に考え、組織的なデータ活用に向けた体制設計、データ活用プロセス設計、ナレッジ整備・管理方法などさまざまな枠組みの整理を行いました。
通常はデータサイエンティスト数名でプロジェクトを組成するのですが、この時はデータサイエンティストとコンサルタントの混合チームで、お互いに強みのある領域を活かしあいながら一緒になってタスクを進めました。

このプロジェクトでもう1つ印象に残っている点は、継続テーマで、とある大きなサービスの立ち上げに関わったことです。
この時はデータ分析を行い、「そのサービスに関するデータを誰よりも我々が一番詳しい」と思うくらい詳しく見ました。私としても継続的に関わりたいと思っていたので、お客様からも「いてくれると嬉しい」と思っていただけるよう、意識してプロジェクトに取り組みました。
何百万人もユーザがいるサービスの立ち上げに関わる機会は滅多にないですし、そこからプロジェクトの更なる継続に繋がったことも嬉しかったです。

──大変そうですが、やりがいのあるプロジェクトだったのですね。お客様とプロジェクトを進めていく上で心がけていることはありますか?

さまざまな観点があるのですが、まず、お客様の事業ドメイン情報は、しっかりおさえます。
ブレインパッドは幅広いビジネスドメインのお客様の支援実績があるため、社内には過去事例資料が転がっています。この社内資料を読んで、各ドメインのお客様の課題感や状況を把握できますし、書籍を読んでキャッチアップすることも多いんです。
そして、200名のデータサイエンティストにはさまざまな強みを持つメンバーが在籍しているので、聞ける人に聞きます。もちろん、お客様からいただいた情報は一番よく確認しますし、丁寧にたくさん話を聞きます。

次に、課題の整理の場面では、できるだけお客様と一緒に考えます。一般的なフレームワークなども活用しながら、必ず自分なりに考えることを意識しています。
それから、お客様の把握されていない可能性のある情報などは、答えにくかったりお客様の中でも明確になっていないこともあると思うので、仮説を立てた上でお話するなど、お客様の反応を見ながら対応します。

日々のプロジェクトを進める中では、お客様から見えない視点や、データを見ないとわからない俯瞰した視点、今後発生するであろうリスクや新たなアイディアなど、データサイエンティストとしての視点を伝えることで、普段から信頼していただけるようなアクションを心がけていますね。

──お客様に寄り添ってプロジェクトを進めていらっしゃるんですね。データサイエンティストとしてブレインパッドで働くやりがいや魅力は、どんなところですか?

お客様に「助かった」や「面白い」と言っていただける時はやりがいを感じますし、仮説を立てて想定した通りの結果が現れて、打ち手にまでつながったときは、シンプルに心地よいですね。
それと、プロジェクトのメンバーと相談をしていて、メンバーから新たな知見を得られるのも、面白いです。メンバーからいつも多くのことを学ばせてもらっています。
ブレインパッドは若手で優秀な方が多いと感じるので、自分ではできないことをやってもらったり、限られたリソースをいかにうまく活用して価値を最大化するかも、PM(プロジェクトマネジャー)として工夫できる点だと思います。
今後も、戦略策定から施策実行・検証まで幅広くデータを活かす経験を重ねていきたいです。

──ブレインパッドでの人間関係、ブレインパッドで関わるデータ活用プロジェクトと小田さんのキャリアイメージが一致したこと、メンバーと切磋琢磨できる環境が再入社に繋がったポイントのように思いました。ありがとうございました!

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