データ分析のはじまりは、まさかの・・・?! プロジェクトマネジャーを務めるデータサイエンティストの仕事とキャリア

ブレインパッドで働くさまざまな職種の社員を紹介するインタビュー企画。今回は、ブレインパッドでシニアデータサイエンティストとして活躍する田浦さんにインタビュー!プロジェクトマネジャーとしての仕事の魅力やキャリアについてたっぷりお話しいただきました!


こんにちは。人事部の貞弘です。
ブレインパッドでは2004年の創業以来、データ活用を通して、小売・メーカー・金融・エンターテインメント・IT事業会社などあらゆる業界のお客様のビジネスを支援しています。
今回はプロジェクトマネジャーであるシニアリードデータサイエンティストの田浦さんから、「どうしてブレインパッド?」、「シニアリードデータサイエンティストならではの仕事の面白さとは?」等をお話しいただきました。

本記事のPoint

  • Point1:データサイエンスの面白さに触れたきっかけ
  • Point2:クライアントの伴走をする事業づくりのパートナーとしてのやりがい
  • Point3:受託分析のブレインパッドを選ぶ理由

田浦將久
アナリティクス本部 アナリティクスサービス部 シニアリードデータサイエンティスト
2018年中途入社


──データサイエンティストとしてのキャリアはブレインパッドからでしたね。入社前に面白い取り組みをされていたと伺っています。

前職は知人の起業した教育事業の立ち上げに携わっていました。データサイエンスは、ITの勉強の中で出会ったのですが、修士課程まで物理学専攻だった自身の数理的な強みを活かせるのではないかと興味を持ちました。
実務未経験だった私が入社前にできるだけ実務に近い形で学ぶために、個人でも実データを扱うことができる競馬の分析にチャレンジしました。競馬は予測と最適化が関わる問題ですし、まったくギャンブル経験のない自分がデータ分析で勝てたら、面白いだろうと思ったんです。
分析結果の通りに100円で馬券も買ってみて、ああでもないこうでもないと、仕事の合間を縫ってPDCAを2年間回しました。最終的には競馬がある日の朝に分析結果が送られてくるようなシステムを作り、実際に運用し続けたところ回収率も100%を超えるようになったんです。
この経験で、一個人がデータを分析するだけでもこれだけのことができるのかと驚き、データサイエンスへの可能性を強く感じました。もしこれを社会課題に適用できたら本当にすごいことができるのではないかと感じて、データサイエンティストになる決意をしました。

──どうしてブレインパッドに入社を決められたのですか?

面接を通じて、穏やかで真面目な人が多くいる社風に触れたのと、社員から役員層まで自分が感じていたデータへの可能性や想いを共有できると感じたからです。私の競馬分析の話も、興味を持って聞いてくれました。この人たちと仕事をするのは面白そうだと即断しました。

──そうだったんですね。入社後はどのような仕事からスタートしたんですか?

入社後は2か月の研修を経て、ある大手IT企業の新規事業プロジェクトにアサインされました。その企業の持っているWEB上のさまざまなビッグデータを使って、エンドユーザーであるメーカーや広告会社に対してどんな付加価値を提供できるかを検討するプロジェクトです。データ活用の先駆けのようなプロジェクトで、お客様とは試行錯誤の連続でした。
膨大なデータに触れる分析は、自身の知的好奇心が日々満たされ続ける楽しさもありますし、さらに分析結果からお客様への価値提供に繋がって感謝の言葉をいただいたときには本当にやりがいを感じます。

──現在のシニアリードデータサイエンティストはどのようなお仕事ですか?

大きく分けて2つです。
1つ目は、クライアント企業の伴走プロジェクトをリードする役割です。
ブレインパッドのデータ活用プロジェクトはただ求められたデータ分析をして終わりではなくて、お客様からサービス改善や事業の今後を相談されて、一緒に事業を作るような立場になります。マーケティングの観点でどの市場に可能性があるか、商品開発フローの中で改善の余地がないか等、データサイエンティストの視点から提案します。
時には分析以前に、お客様の社内で何に取り組むべきか整理するために、お客様の中に入り込んで、関係者と沢山コミュニケーションを取る泥臭い場面もあるんです。
もちろん大変なのですが、それでも、最終的にお客様が喜んでくれたり、分析の成果でお客様のビジネスに影響を与えられると、やりがいを感じます。

2つ目は、プロジェクトマネジメントの仕事です。プロジェクトのメンバーのアサイン管理、分析や成果物のレビュー、チームメンバーの育成をしています。
私はそのプロジェクトの難易度を想定して、メンバーに任せられそうか、自分がリードしたほうが良いかを判断しています。会社としてどんどん成長していて案件が増えている中で、なるべく若手には成長できる機会を作りたいと思っています。前職の経験からも人の育成に高い関心があるという背景もあります。

データを駆使して多様なクライアントの課題解決をしていく楽しさ

──実際のところ、事業会社で働いてみたいと考えたことはないのですか?受託分析を行うブレインパッドで働き続ける魅力はなんでしょうか?

正直なところ、やってみたいと一度も思わないと言えば、嘘になります(笑)。
ですが、本当にさまざまなお客様や案件があるということがブレインパッドの魅力だと思います。お客様が変われば、当然課題は異なりますし、異なるデータを扱うことができます。そういった意味で、経験できる幅はとても広いです。
またクライアント目線で本質に向き合い続けられる社風も理由の一つかもしれません。社内には高い技術力や専門性を持つ人が沢山いますが、ビジネスに関心を持った人も多くいて、ただ難しい先進技術だけを追いかけたいという雰囲気ではありません。
技術力を高めていくことももちろん大切ですが、同じ成果が得られるのであれば、どんな方法でもいいと思っています。単純な基礎集計だったとしても高度なAIだったとしても、成果が得られれば同じだと思います。分析手法ばかりに目を囚われてしまうのはもったいないなと。

自分の特徴を活かして、手を挙げる社風

──クライアントへの向き合い方やデータへの向き合い方が組織内で共有できているんですね。

そうですね。それから、ブレインパッドは、自分の特徴を活かせる社風も魅力だなと思います。自分がやりたいことにチャレンジさせてもらえる社風がありますし、否定ではなくむしろ応援してくれる人がとても多い印象です。
私自身も、入社してすぐの社内研修を受けたときに、前職の経験が活かせると感じて、「私に研修資料の改善を任せてもらえませんか」と言ってみたんです。そうしたら、「未経験なのに」や、「入社後すぐなのに」というような反応はなく、快く任せてもらえました。

データ×クライアントワーク×教育。ブレインパッドだからこそ創れる自分だけのキャリア

──なるほど。仕事の領域もどんどん自分で切り開いていけるんですね!最後に、ご自身の今後の展望を教えてください!

今でも、プロジェクトマネジャー向けの研修を考えて講師を務めることもありますし、自分の強みを活かしながら、さまざまなことにチャレンジさせてもらえるのは、自分のキャリアを作っていく意味でも本当にありがたいなと思います。私の教育のほかにも、エンジニアリングや特定のドメインだとか、それぞれのメンバーに強みがあります。
最近はさまざまな大学でデータサイエンス学部が増えていっていますし、専門技術としては若い方がどんどん台頭してくると思います。その中で、自分の希少性を高めていくには、強みをかけ合わせていくことが重要だと思っています。私は前職での教育という強みがある。ブレインパッドでは、教育にも携わらせてもらえるので、希少性の高いキャリアをブレインパッドでは実現できると思っています。会社自体も成長中で新卒がどんどん増えていますので、社内でも育成の重要性や機会が増えてくると思います。
まあいろいろと理由はありますが、ブレインパッドで働くことは単純に楽しいんですよね。

データサイエンス×さまざまなクライアントのパートナーになることに関心がある方はぜひブレインパッドへ

──最後に、採用候補者の方に向けてメッセージをお願いします。

ブレインパッドは、行動を起こすことやチャレンジを応援してくれる会社です。手を挙げて挑戦する人に、批判や評価ではなく、一緒になってやってくれる人が本当に多い! 今の仕事やキャリアにくすぶりを感じている人は、ぜひブレインパッドを覗いてみてほしいです!


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参考情報:田浦さんが講師を務めた研修資料:
speakerdeck.com