3社から、各社のプロダクトの立ち上げに携わったエンジニアが登壇し、新規フェーズの振り返りや、今向き合っている課題などを語りました!
こんにちは、プロダクトビジネス本部 フロンティア開発部の城田です。
先日「PadSummit」の第2回が開催され、今回はクックパッド・アンドパッド・ブレインパッドの3社でお送りしました!
本ブログでは、その様子をお届けしたいと思います!
イベント概要
今回は、「プロダクトの立ち上げに携わったエンジニアが語る!〜新規フェーズの振り返りと今の課題〜」と題して、3社から、各社のプロダクトの立ち上げに携わったエンジニアが登壇し、新規フェーズの面白みや苦悩を振り返りつつ、現在どのような課題と向き合っているかをライトニングトーク・パネルディスカッション形式でイベントを開催しました!
前回のPadSummitの開催レポートはこちら!:https://blog.brainpad.co.jp/entry/2023/04/27/131200
登壇者それぞれの発表テーマは下記となります。
- クックパッド 勝間亮さん:生鮮ECプラットフォームを支えるサービス開発のこれまでと今後
- アンドパッド 西田暢さん:アイデアで未来を変えていく開発の作り方
- ブレインパッド 新谷大樹:カスタマーデータプラットフォームの新規開発と、そのグロースを目指して
開催レポート!!
本イベントの様子を簡単にですが紹介させていただきます!
ライトニングトーク
まずはクックパッド 勝間さんのご登壇です!
クックパッドの生鮮食品ECプラットフォーム「クックパッドマート」のサービス立ち上げに携わった勝間さんからは、そのご経験から当時開発・組織運営観点で何を考えていたか、またクックパッドマートの今後についてお話しいただきました。
次にアンドパッド 西田さんの登壇です!
クラウド型建設プロジェクト管理サービス「ANDPAD」を開発提供しており、その中でもオンラインでの見積書、発注書、納品書、請求書のやり取りをすることができる機能開発をご担当されていた西田さん。
その中で営業サイドの方とのやり取りや0→1の開発において重要であると学んだこと、また課題に対してどのように対処していったのかなどについてお話しいただきました。
最後に当社ブレインパッド 新谷の登壇です!
ブレインパッドで開発提供を行っているマーケティング活動効率化のためのプロダクト「Rtoaster(アールトースター)」において、データの収集と分析を担うカスタマーデータプラットフォーム「Rtoaster insight+(インサイト・プラス)」の開発に携わっていた経験から、新規プロダクト開発の背景・要件定義・技術選定、インタフェース設計で工夫したことやシステム構成、機能についてお話ししました!
パネルディスカッション
ここでは、パネルディスカッションの様子とともにディスカッションテーマに関して話されている内容について簡単にご紹介します!
もう1回、新規プロダクトを作るならどんなことを意識しますか?
- 勝間さん:自分たちの本当に得意なところ(強み)を低コストで見つけて、素早くプロダクト開発に繋げることを意識したいです。
- 西田さん:データに不整合があるとスケールしづらくソースコードの可読性も落ちるため、いかに不整合なく安全に扱えるように整える(構造化する)かを考えると思います。
- 新谷さん:プロダクトのビジョン(方針・思想)を初期にしっかり定めておき、またGCPサポートなど第三者からの設計に関する視点をもっと早く取り入れるように意識すると思います。
スピードと品質を担保する取り組みはどんなことをされましたか?
- 勝間さん:テストについて条件が膨大で手動テストだと賄えないため、自動テストを取り入れたり、なるべく既存サービス等で完結するものは自分たちで実装しないようにしました。技術的負債はどうしても溜まっていってしまうものなので、作り直すことに対して歓迎する空気をチーム全体で作ることを大事にしています。
- 西田さん:初期に、どこを一番重点的にテストを書く必要があるのかについて、認識をあわせる取り組みをしていました(お金周りの処理、状態遷移、負荷がかかったときに耐えられるかなど)。
- 新谷さん:品質を高く作ることで、長期的に見てスピードや開発者体験も上がると思うのでテストの拡充やスキーマ駆動、また何か障害が起きてしまった場合でもポストモーテムをしっかりと行い同じことを二度起こさないという取り組みをしています。
新規開発での技術選定はどのように行いましたか?
- 勝間さん:最初の立ち上げでやらないといけないことがたくさんある状況だったため、事業のコア部分以外はできるだけ有りものを使うということを意識して行いました。
- 西田さん:初期から基幹システムと連携できるようにしたいとの要望があったため、それを見越した技術選定を行いました。
- 新谷さん: 技術の導入によって自前での実装を削減できるか、デファクトな解決策なのか、学習コストや運用コストが今のチームに見合ったものなのかなど基準に技術選定を行いました。
他にも
- 現在、開発に取り入れているところ
- それぞれのQA体制について
- 新規プロダクトを立ち上げるにあたり、新たに勉強したこと
などなど、当日はさまざまな質問が寄せられました!
まとめ
以上で第2回PadSummitのレポートを終了とさせていただきます!
筆者として、プロダクトの開発において技術面だけでなく、開発の雰囲気を盛り上げるための工夫(Slackの運用やマインド)など、組織面についても非常に学びになりました。
当日の発表資料について
当日のLT資料は下記になります!
speakerdeck.com
speakerdeck.com
speakerdeck.com
終わりに
最後までお読みいただきありがとうございました!
最後に宣伝となりますが、当社の自社サービス開発エンジニアによって開催されるMeetUP「BrainPadエンジニアトーク」第7回を今後開催する予定です!
今回は「Shopifyレコメンドアプリ、Conomi For Shopifyの新規開発」といったテーマで開催します。
詳細につきましては、connpassや同じく自社サービス開発エンジニアが運営をしているTwitterアカウント(@BrainPadProduct)にて展開いたしますので、下記リンクよりメンバー登録、フォローしてお待ちいただけると幸いです!
BrainPad - connpass
https://twitter.com/BrainPadProduct