森田一平 | 古角優弥 | 福西律子 |
2020年新卒入社 | 2018年新卒入社 | 2021年新卒入社 |
新卒1人目コンサルタントとしての入社後、SaaSスタートアップへの転身を経てカムバック
──まず最初に、3人の自己紹介をお願いします。
古角
2018年に新卒初のコンサルタントとしてブレインパッドに入社し、データやテクノロジーを活用したビジネス構想策定やマーケティング支援等に従事していました。ブレインパッドで4年弱働いた後に、SaaSのスタートアップに転職し、事業開発やコンサルタント、HR、プロダクトマネジメントなど、さまざまな役割を経験させてもらいました。2024年4月にブレインパッドにカムバック入社し、現在はM&Aや投資を推進する組織の立ち上げを行っています。
福西
2021年に新卒でコンサルタントとして入社し、今は新卒4年目になります。入社後は、分析の実務を担いつつ、マーケティング戦略の策定まで支援するプロジェクトや、データ活用に関連する新規事業支援のプロジェクトなどを経験しました。入社直後、古角さんは4年目だったので「お兄さん」という意識で、いろいろと面倒を見ていただきました。
森田
私は2020年新卒入社の新卒5年目で、古角さんの2つ下、福西さんの1つ上になります。職種は新卒時の古角さんや福西さんと同じくコンサルタントです。これまで、建設業における業務DXシステムの構想策定や、飲料会社の資材発注アプリの企画・開発、大手ディスカウントストアのCRMなど、システムやアプリ関連の案件を中心にさまざまなテーマを担当してきました。古角さんは2つ上で新卒出身コンサルタント1号だったので、ロールモデル的な存在でした。
──古角さんが、ブレインパッドから転職するに至った経緯を教えてください。
古角
当時、私は年次が若い頃からプロジェクトをマネジメントする役割を任せてもらいました。それは非常に貴重な経験であった一方で、ロールモデルとなる先輩が10〜15歳も年上で、真似をするには遠い存在だと感じていました。そんな手探り状態で業務に向き合うなかで、10年後、ブレインパッドでしか活躍できないコンサルタントになってしまうのでは、という漠然とした不安があり、自身のキャリアを一度見直そうと考えたのがきっかけでした。
また、当時の私は「経営参謀」になりたいと考えていました。特に、事業と組織の非連続的な成長を担っていく存在になりたかったんです。どんな経験をすればそのスキルが身につくかと考えた結果、自分で非連続的な事業成長をつくる経験や、急速な組織拡大を身をもって体験することが必要だと考え、スタートアップに転職するに至りました。
──スタートアップにいた期間は2年3ヶ月くらいだそうですね。その間の経験は、古角さんにとってどのようなものでしたか?
古角
私がそのスタートアップに入社したときは社員が約30名でしたが、1年後には80人、卒業するときには100人余りの規模になっていました。そういった意味では、先ほどお伝えしたような「組織の急拡大」の真っ只中にいられたことは間違いありません。30人と100人の組織では、組織運営に必要となるカルチャーやビジョン、仕組みが全く異なります。そのため、例えば、コーポレートバリューを100人や、未来の300人規模の組織に適したものにアップデートすることにも取り組みましたし、人事制度をゼロからつくるプロジェクトもリードしました。このように、組織面では多岐にわたる非連続的な成長を推進する経験ができたと思っています。
事業面でも、コンサルタントとして顧客にプロダクトの価値を届ける役割を担ったり、顧客に直接向き合うセールスやコンサルタントなどのチームとプロダクト開発チームを橋渡しするPMMという組織の立ち上げをしたり、社外のパートナー企業とアライアンスを組んだりもしました。SaaSスタートアップが成長していく過程における、数多くの重要な経営イシューに関われたと思っています。
──福西さんと森田さんは、古角さんが退職すると聞いたとき、どんなふうに感じましたか?
森田
来るべくしてその時が来たなという感覚でした。ブレインパッドに入る人は、生涯一つの会社で働くタイプよりも、自分で自律的に何かをやりたいタイプの人が多いように見えており、これくらいのタイミングで外に出るんだという、ある意味ロールモデルであり先輩像を目の当たりにしたような感覚でした。
福西
私はかなりビックリしました。新卒入社した年の秋ごろでした。日頃面倒を見てもらっていて、まだまだ学ぶべきことがあったのに「ちょっと待ってほしい」といった気持ちになったことを覚えています。しかし転職の理由を聞いてみると、「経営の参謀役になりたい」「産業変革をおこないたい」という熱い思いに触れることができて「ブレインパッドで3年働いたらそこまで行き着くのか」という思いもありました。素直に、小規模なスタートアップに転職する勇気や決断は凄いと思いました。
──古角さんから見て、辞めると伝えたときの会社のスタンスや雰囲気はどのように感じていましたか?
古角
私がやりたかったことがブレインパッドを通じてチャレンジできないか、さまざまなオプションを上司や先輩方が一緒に考えてくれました。一人の人間としてどういうキャリアを歩みたいか、そのためにはどんな経験ができると良いのかを一緒に考えてくださったことは、強く印象に残っています。最後に辞めると決断した際は、何かを成し遂げてお世話になった皆さんに恩返しをしたいと、覚悟を決めて会社を出ました。
ブレインパッドに戻り、非連続的な成長にど真ん中で取り組む
──スタートアップで経験を積んだなかで、ブレインパッドへ戻ることになった経緯を教えてください。
古角
最初のきっかけは、現社長の関口さんに声をかけてもらったことです。コンサルタント時代の組織をリードしていたのが関口さんで、その頃から業務内外で面倒を見ていただいていました。しかし、強い意志を持って転職したのでブレインパッドを辞めてからは一切連絡をしていませんでした。ですが、2023年7月に関口さんが社長に就任した際、このタイミングではさすがにお祝いの連絡をしたいと思い、約1年半ぶりに連絡しました。
そこから何度も直接会って「ブレインパッドを今後どうしていきたいか」「会社の未来のために、これからM&Aや投資を本気でやっていきたい」という話を聞いて、その壮大なチャレンジを一緒にやりたいと思いました。
──ブレインパッドに戻る決断をした決め手は何でしたか?
古角
社長の関口さんや副社長の西村さんが本気でM&Aや投資に取り組む必要があると考えており、それを推進できる人材が必要だと言ってくれたことが大きいですね。それに、私がそのポジションに立ったことを想定してブレインパッドという会社を捉えたとき、コンサルタント時代とは違う景色が見えてきました。当社は事業領域や顧客の業種業態も幅広く、社員の経験やケイパビリティも多様で、かつ売上や利益も安定的に成長しています。こうした魅力的なアセットを組み合わせながら、非連続的な成長をつくっていくということにど真ん中で取り組めるのではないか、そしてそれは自分自身が熱意を持ってやり続けられそうだなと思いました。
──2024年4月にカムバックした際の会社の雰囲気はいかがでしたか?
古角
帰ってきて、1日、2日ほどで、約2年半の不在期間がなかったかのような気分になりました(笑)。久しぶり!といった感覚で当時一緒に働いていた人たちと話して、かつ新しく入ってきている方も雰囲気が近い方々が多かったので、前から知り合いだったような感覚がありました。総じて、非常にすんなりと迎え入れてもらったと感じました。
一方で、変化を感じた点もあります。会社全体として新しいチャレンジに対してポジティブにやっていこう、それを応援していこうという雰囲気を感じました。また新卒が毎年約40名~50名入ってきているので、フレッシュなエネルギーが会社全体に波及し活気が溢れているように思っています。
──福西さんと森田さんは、古角さんがカムバックすると聞いたときはどう思いましたか?
福西
これもまたびっくりしましたが、シンプルに嬉しかったです。帰ってきて何をするんだろうなと思いました。自分軸でいうと、ちょうど私が古角さんがブレインパッドの外に出た年次になっていたので、あらためて振り返って、あのときの古角さんくらいになれているのかなと自問自答しました。
実際カムバックしてオフィスをウロウロしている古角さんを見て、いろいろな人に、「あの人が古角さんだよ」と説明したり、ワイワイしているのを見たりすると、やっぱり嬉しかったですね。心強い仲間が戻ってきたと思いました。
森田
そういう噂は聞いていました(笑)。いまブレインパッドは新卒をたくさん採用していて若いメンバーも多いですし、優秀な経営陣の方々がいて、本当に良い組織だと思うんですが、中堅として会社を引っ張れるような方が戻ってくることは会社目線では非常に良いことだと思いました。
──これまでの話を踏まえて、あらためてブレインパッドの魅力を教えてください。
古角
私が最初に在籍していたときと比較して、あらゆる職種やレイヤーに、さまざまな経験をしている人たちが入社しています。近い先輩から直接アドバイスをもらい、スキルを吸収することもできますし、後輩を育てる経験を通じて自分自身が成長することもできる環境になっています。キャリアの幅や、仕事の中で学べることの幅は非常に広くなってきていると思います。実際にチャレンジを後押しする環境・雰囲気もあるので、自分なりにやりたいことを考え、作っていくことができるのは大きな魅力だと思います。
──森田さんと福西さんはいかがでしょうか?
森田
自分としては、本当に第1にも2にも3にも「人」だと思っていて、それが実際に自分が入社したときの決め手でもありました。経営層やマネージャーとの距離が近く、意見もしやすく、風通しがいい。居心地が非常にいいので、仮に辞めたとしても、カムバックする選択肢は必ず頭の中をよぎるだろうと思っています。
福西
私は新卒でこの会社に入っているので、正直、他の会社と比べてどうかはわからないですが、たとえば「言ってはいけないこと」があまりなく「今の仕事はこうだけど、もっと自分はこういうことをしたい」と上司に伝えたら、その上司はどうしたらその仕事ができるかと、親身になって相談に乗ってくれます。自分で仕事をつくりにいくことを実践している方もいらっしゃいますし、周りは「いいね。じゃあそれってどうやったらできるかな」というように支えてくださる雰囲気も大きな魅力だと思います。
アドレナリンが出るような仕事をし続けていきたい
──古角さんは今戻られて、M&Aや投資など新しいフィールドに取り組まれていますが、今後の展望について、どのように考えていますか?
古角
以前ブレインパッドにいた頃との差分を含めてお話をすると「特定のスキルを身につけたい」「こういうキャリアを歩みたい」とは考えなくなりました。自分が熱意を持って、アドレナリンが出るような仕事をし続けていく。そして、会社の成長に最も寄与することをやり続けていきたいと考えています。それが、今私がやっている仕事の価値かなと思っています。
また、多様な人々が活躍できる組織とそのための仕組みを創っていきたいと考えています。私のようにスタートアップに行きたい人や組織の急成長を経験したい人、プロダクトの0→1を作りたい人などさまざまな人が循環して、ブレインパッドの成長を多面的に支える、そんな組織を創っていきたいです。M&Aを通じていろいろなフェーズや課題がブレインパッドの中で生まれることで、チャレンジの機会を創出し続けていきたいです。
──森田さんと福西さんも、ご自身の今後の展望について教えてください。
森田
私はもともと起業を考えていましたが、まずは広く社会を知るためにブレインパッドに入りました。大学と大学院では医学部でしたが、ものづくりに興味があり、プログラミングやアプリ制作もしていました。ブレインパッドに入ってからもシステム関連の仕事が面白く、サービス開発やものづくりが自分に合っていると感じています。新たなステージに行くことを考えたこともありましたが、現在優秀な執行役員の方と実案件の中で一緒に働くことで日々成長を実感できており、学び切るまでしばらくはやめられないと思っています。
福西
新卒でデータ利活用の分野に飛び込んで、素敵な上司に恵まれながら成長してきた3年間でした。これからは自分の後輩、就活生や内定者に対して、これまで学んできたことや上司から教わったことを分け与え、再現し、還元できる人間になりたいと思っています。自分も新卒で入社した先輩として、自分のキャリアだけでなく会社全体を良くしていくことにバリューを発揮したいと考えています。
──ありがとうございました。
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www.brainpad.co.jp
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