産休・育休を取得し、 キャリアを築いている女性社員インタビュー

ブレインパッドの「女性社員」にフォーカスして、女性社員4名による座談会と、育休・産休から復職して活躍する社員インタビューの3部作をお届けします。本ブログではライフイベントによるお休み期間から復職し、再び最前線で活躍中の女性社員のインタビューをお届けします。

今回のブログは、出産・育児等のお休みからの復職後も変わらず最前線で活躍している機械学習エンジニア・栗原さんのインタビューをお届けします。
新卒社員としてブレインパッドに入社し、現在までどんな思いで働いてきたのか、お話を伺いました。

栗原 理央 2016年入社(新卒)
アナリティクス本部 リード機械学習エンジニア
担当業務:機械学習プロジェクトのプロジェクトマネジャー、グループマネジャー
入社の決め手:
①自分が書いたコードでプログラムが動くことが面白かったから
②面接官の人柄から個人を尊重してくれるように感じたから
③さまざまな業界のデータに触れることができそうだったから

──入社してからこれまでを教えてください。

学生時代は化学専攻で、ブレインパッドには、データサイエンティストを志望して新卒社員として入社しました。今年で入社8年目となります。
データ分析は未経験だったので、はじめは「何がわからないのかもわからない」状態で、とても苦労しました。面倒くさがらずに、私の初歩的な質問に丁寧に答えてくれた先輩や同期には、今も頭が上がりません。笑
周囲のフォローもあって徐々に業務をキャッチアップできるようになり、入社3~4年目頃からプロジェクトマネジメントを担当、5年目頃からピープルマネジメントも担当するグループマネジャーに任命されるようになりました。
そして、ちょうどその頃に結婚し、6年目頃に産休と育休を合計1年間程度取得しました。
機械学習システムの実装によってお客様の困りごとを解決したいという思いから、途中で機械学習エンジニアにキャリアチェンジして、現在は機械学習エンジニアのチームマネジメントをしています。

──さまざまなことを経験されたのですね。未経験からキャリアを築いてきた中で、お休みに入る不安はなかったですか?

就職活動の頃からずっと、家庭と仕事を両立したいとは思っていました。お休みに入る不安はありませんでしたが、「子どもが生まれたら、自分の好きなようには仕事はできなくなるだろうな」とは考えていました。
それまで、自分が興味がある仕事は何でも挑戦してきましたし、休みの日に書籍や論文を読んだり、趣味の延長でおもちゃアプリを作ったり、データサイエンスの知見を高めるために時間を使っていたんです。
子どもが生まれたら、自分のために使える時間が圧倒的に減るので、取捨選択をしっかりしないといけないと考えていました。ただ、その一方で、取捨選択をすれば、問題ないだろうなとは思っていました。

──産休の前後、周囲はどのような反応や対応だったんですか?

産休に入る前は、クライアントワーク以外の業務を与えてもらうなど、柔軟に対応していただきました。具体的には、新卒インターンシップの企画をはじめ、採用に関する業務や、社内の研究プロジェクトなどに従事しました。
どれも、緊急度はそれほどでもないですが、重要度が高い仕事にアサインしてもらえたと思っています。
結果、プレッシャーのようなものも少なく、心置きなく産休に入れたのはありがたかったです。ちなみに、お休み中も勉強しようと思っていましたが、出産・育児に翻弄されて、それどころではありませんでした。

育休を終えて復職した当初は、最初はプリセールス活動などにアサインしてもらい、本格的なプロジェクトに復帰するまでに2~3か月間程度の助走期間を設けてもらいました。その期間を利用して、直近のプロジェクトのキャッチアップや市場動向のチェックなどを行いました。
復職する時の勤務時間は、何パターンか提示された中で選ぶことができました。復職当初は時短勤務を選択していたのですが、働いてみて大丈夫だと確信できたので、しばらくしてフルタイム勤務に戻りました。
お客様とのプロジェクトにプロジェクトマネジャーとしてアサインされたのは、復職後5か月目くらいです。プロジェクトへの関わり方は想像以上に産休前と何も変わりませんでした。ただ、お客様とのプロジェクト以外の業務に関わる時間は抑えるようにして、プライベートとの両立を図りました。

子育てに理解のある環境

──現在は、どんな働き方ですか?

基本的には9時開始、18時終業で、残業は少なめで働いています。繁忙期は、一度保育園のお迎えで仕事を切り上げて、家事と育児をこなしてから仕事を再開することもありました。

──なるほど。子育てをしながら働くという点で、ブレインパッドは働きやすいですか?

業務の状況や子どもの体調やコンディションに合わせて、出社や退社の時間を柔軟に決められるフレックスタイム制度は、ありがたいです。
周囲との日々のコミュニケーションも気持ちが楽だなと思います。お子さんがいらっしゃる方が多いからか、理解があって寛容だと感じます。
時には、子どもが熱を出して、急に業務から抜けなくてはならない場面もあるのですが、みんな、「お大事にしてください!」と送り出してくれます。
また、上司との1on1(面談)では子育ての相談もできてありがたいです。コロナ禍でママ友が作りづらかったので、「子どもがあまりご飯を食べないんですが…」などの相談もできました。

働き続けることで将来子どもに背中を見せたい。

──仕事と子育ての両立は実際どうですか?葛藤などはありませんでしたか?

プロジェクトにアサインされてから忙しい時期があり、葛藤したこともありました。子どもがまだ小さくてかわいい時期なのに、子どもとの時間を削ってまで働く意味ってなんだろうって。気持ちに余裕がなくなって、ネガティブな考えになっていました。

──なるほど。どのようにして、乗り越えたんですか?

徐々に繁忙期から脱したこともありますが、パートナーが相談に乗ってくれたことが大きかったです。「仕事をやめても大丈夫だよ。どちらのパターンも考えてみたら」と言ってくれました。実際に仕事を続けた場合、辞めた場合、どちらも現実的な側面も含めて考えました。
そうしていくうちに少しずつ気持ちも落ち着いてきて、私は改めて、「自分の専門性を活かして社会に貢献している姿を子どもに見せたい」と思うようになったんです。私自身の母親が働いてたことも影響していると思いますが、私が働くことは、子どもにも良い影響を与えられるんじゃないかと考えるようになりました。

子育ての楽しさも、仕事のやりがいも、両立していきたい

──ブレインパッドでのやりがいや成長、そして今後の展望を教えてもらえますか?

私は機械学習プロジェクトをリードする役割ですが、出した分析結果や機械学習モデルが、お客様のビジネスの課題解決につながることにやりがいを感じます。
あるメーカーのお客様のプロジェクトでは、人手が足りないことや業務プロセスが煩雑であることを課題として抱えていらっしゃいます。
先日、私が開発した機械学習モデルを実務に近いお客様がどうやって使っていくかについて、具体的な運用方法をディスカッションする機会がありました。
その時に「お客様の課題を解決できている! 困っている人を助けられている!」という手応えを感じて、とてもワクワクしました。
社会貢献というと言葉が少し大きいかもしれませんが、困っている人の課題を、自分の好きな分析や機械学習などの技術で解決できる、こういうことがしたくてブレインパッドに入ったんだよなと、改めて実感しました。

──ブレインパッドでのキャリアを通じて、自分自身のどのような成長を感じますか。

担当するプロジェクトを通じて、データ活用を軸に、画像解析、自然言語処理、需要予測と、さまざまな技術に取り組めていますし、幅広いスキルと知識を身に付けられていると思います。今まで未知の領域だったものがわかる状態になっていって、お客様のお困りごとに対する解決の引き出しが増えていくように感じます。

──最後に候補者の方々にメッセージをお願いします!

職場、家族等のさまざまな環境によって、子育てと仕事の両立ができない場合もあると思います。そういう意味で、自分で働くかどうかを選択できる今の環境はとても恵まれていると思いますし、今の働き方ができることに対して、家族にもブレインパッドにも感謝しています。
私の働き方のお話を読んでもらえれば、ブレインパッドが非常に柔軟というか子育てしながら働きやすそうだなっていうのは感じとってもらえるんじゃないかと思います。
仕事と子育ての両立に不安がある人は、まったく心配いりません。
会社もどんどん大きくなっていますし、産休・育休を取得する人が増えているので、仕組みもさらに整っていくと思います。そこは、私も期待しています。笑
ぜひ安心して、ブレインパッドにいらしてください!!

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