こんにちは!2021年にITコンサルタントコースで新卒入社した神里です!
今日は
「ブレインパッドに興味がある方」「新卒ITコンサルタントコースに興味がある方」に向けて
ITコンサルタントコースで入社してからの1年間を振り返ってみて、記事を書いてみました!
この記事を通して
「ブレインパッドの新卒ITコンサルタントの1年目ってこんなことやるんだ!」
と実感していただけたら幸いです!
それではさっそく参りましょー!
1. 自己紹介&職種紹介
振り返りを話す前に、まずは前提をお話させてください
1-1. あなたはだーれ?
改めて、21卒の神里です!
私は大学・大学院ともに「化学工学」を専攻としていて、二酸化炭素を使って薬や光触媒を作る研究をしていました。
ITにもデータ分析にも縁遠い「化学工学」の分野でも、機械学習でモデリングするといった研究が近年増えており、「全く関係ない分野にもデータ活用による革新が起きていること」を身近で感じていました。
また、研究でプラグラミングする機会があり「プログラミングは難しい反面、意外と楽しい」と思ったこと、サークルやバイトを通じて「人と触れ合い協力しながら、課題を解決することが楽しい」と思ったこと、これらがブレインパッドの新卒採用応募への動機となりました。
情報系の知識・技術は正直ほとんどわからず、応募する際も不安は大きかったですが、多方面で革新を起こすデータ活用のポテンシャルへの好奇心が勝ちました。
後述しますが、そんな私でも今ではコアメンバーの1人としていろいろな案件に関わって、バリューを発揮することができています。今の自分の技術力に自信がなくても、データ活用に興味がありプログラミングに抵抗感がなければどうにかなるかと思います。ぜひまずは自分の興味に耳を傾けてみてほしいです。
1-2. ブレインパッドにはどんなコースがあるの?
ブレインパッドはデータ活用に焦点をあてつつ、職種領域を大きく3種類の分野にわけています。
そして、それぞれの職種と業務内容は以下のようになっています。
参考:新卒採用ページ
■ビジネス
●セールス&ビジネスディベロップメント
クライアントのデータ活用に関する課題を解決する/ブレインパッドのすべての武器を活かした総合提案を行う
■アナリティクス
●データサイエンティスト
データサイエンス力、データエンジニアリング力をベースに、データから価値を創出し、ビジネス課題に答えを出すプロフェッショナル
■エンジニア
●機械学習エンジニア
お客様のデータを活用し、他部署とも連携をとりながら、機械学習システムの開発(主に機械学習モデル部分)を行う
●アナリティクスシステムエンジニア
最新のIT技術を用いて分析・機械学習システムを社会実装する
●自社サービス開発エンジニア
主にデジタルマーケティング領域で展開している自社プロダクト・サービスのプロダクト企画・開発・運用
●ITコンサルタント
広範囲にわたる業界のクライアントのビジネスのDX(デジタル・トランスフォーメーション)を進めていくために、経営に実践的なデータ活用やシステム開発・導入の提案を行い、先進的なITの力でクライアントの競争力を強化する
1-3. なぜITコンサルタントコースを選んだの?
ITコンサルタントは、お客様が持つ課題に対して、さまざまなIT技術を用いた解決策を提案する職種です。目標を達成するために、攻めのデータ活用を試みるチャレンジングなお客様とともに夢を実現させていくお手伝いができることに魅力を感じました。
一般的なコンサルタントのようなビジネスインパクトのある提案を行うことや、顧客課題を特定することにも興味はありました。ただ、お客様が抱える悩みを解決するソリューションを提供することは、そこに自分が関わった確かな証があるような気持ちになり、形にできる喜びがありそうだと思いました。
そしてこれから始まる長い社会人人生の中で、先に知識と技術力を蓄えることができるITコンサルタントコースは、自分の進みたい道を切り拓いていく力があるように思ったのが大きな理由です。
1-4. ITコンサルタントへの道
そうして選んだITコンサルタントコースですが、実はいきなりお客様へ提案ができるわけではありません。当然です。提案や課題解決するための知識や技術力が未熟なのですから。
そこで最初は、知識と技術力を高めるためにソリューション開発を経験します。後述しますが、ここでの経験値の質と量が、私がブレインパッドのITコンサルタントコースをオススメする理由の1つです。
ソリューション開発の一連の流れは、以下のとおりです。
最初は、上記の流れの「設計>開発>テスト」を中心に携わります。(必要に応じて運用・保守も経験します)。ここで、知識と技術力を一気に高めていくことになります。
またソリューション開発といってもさまざまな種類の開発があります。例えば以下が挙げられます。
- データ基盤インフラ構築(Azure, AWS, GCP, Snowflake などのクラウドサービスを使用)
- ETL処理開発(Pythonなどのプログラミング言語を使用)
- データマート構築(SQLを使用)
- レポート構築(Power BI, Tableau などのBIツールを使用)
※ここでいうレポートはデータを可視化したレポートのことを指します。
2. 新卒1年目の全体スケジュール
4、5、6月(配属前研修)
入社後、3カ月は職種関係なく、新卒同期全員で研修を受けます。配属前研修はいろんな記事で触れられているので、この記事では詳細を割愛いたします。
(参考記事)
ブレインパッドに新卒入社したデータサイエンティストの1年間を振り返る - Platinum Data Blog by BrainPad
7、8月 #ETL処理開発 #プログラミング
配属されてすぐの2カ月間は、Powershellを使ってETLツールの開発を行いました。私はここでプログラミングの基礎を覚えました。ただ開発するだけでなく、セキュリティ、拡張性、運用保守のしやすさ等の観点から開発するための基礎を学びました。
9、10月 #データ基盤インフラ構築 #ETL処理開発
過去の案件で開発実績のあるソリューションを参考に、Azure上で再現しました。座学的な勉強もしつつ、実際にサービスを組み合わせてインフラ構築、ETL処理開発を行うことができました。ここでクラウドサービスの基礎も学ぶことができました。
11、12、1月 #データ基盤インフラ構築 #ETL処理開発
リバースエンジニアリング案件(既存のシステムの内容を紐解いて設計書に起こす)に参画しました!ここではデータマートとBI用の設計書を100本近く作成し、ドキュメント作成のナレッジを蓄えることができました。
2月 #ETL処理開発 #プログラミング
既存システムの運用保守の案件で、追加のツール開発依頼がありました。小規模の開発だったので、設計>開発>テストをほとんど自走して行いました。この辺りからエンジニアとして独り立ちしていた状態でした。要件に合わせて自分で1から作り上げたことが非常に嬉しかったのを覚えています。1年前にはITについて何もわからなかったのに、エンジニアとして社会に価値提供できるようになったんだと思いました。
3月 #データ基盤構築
9、10月にAzure上で再現したソリューションの簡易版を、AWSで構築しました。もちろん自走して構築しました。さらに、データ基盤をAWS上で構築する方法を初心者向けの資料として作成しました。AWSの各種サービスがどういう役割をもっているか、それを実現するためにはどういう設定値が必要かなどをまとめながら資料作成したので、AzureだけでなくAWSの知識も大分蓄えられました。
別の記事になりますが、この経験が理由の1つとなり、2年目の今は、CFT-AWSのリーダーを任されています。(これままた別途記事にしようと思います。)
2年目の4月~
2年目の今は、AWSとSnowflakeを扱う案件に携わっています。データ基盤インフラ担当となり、要件定義、設計、開発、テストに携わっています。インフラ構築がひと段落すると今度は、ELT処理も担当する予定です。そして、開発したソリューションの運用と保守にも携わっていく予定です。1年目で学んできたことを実践に活かせる絶好の機会が到来しています。
3. 自主勉強(資格)
「2. 1年目の全体スケジュール」で書ききれていない自主勉強のうち、資格の勉強について振り返ります。
3-1. 資格って何とったの?
- 4、5、6月:ITパスポート(技術系だけじゃなく、ビジネス的な教養も試験範囲)
- 7月:Azureの初級資格であるAZ-900
(参考記事)新卒1年目でAZ-900(Micorsoftのクラウド認定資格)とってみた! - Platinum Data Blog by BrainPad
- 8~10月:Azureの中級資格であるAZ-104と、ITパスポートの上位資格である基本情報技術者(といっても技術寄りになるのでビジネス分野が減る分トータルの負担はITパスポートとあまり変わらなかった)
- 1月(資格ではないが):AWS上で、ロードバランサーを用いた拡張性のあるWebサーバーを構築(Azureと同等のAWS知識を得ることができた)
- 2~4月:基本情報技術者の上位資格である応用情報技術者
3-2. 資格取ってよかった?
もちろんよかったです!ただ取るのを目的としなかったのがよかったと思います。資格勉強をしたのは、あくまでも「社会に価値提供できる」ようになるために、体系的に学ぶためでした。「知識を活かそう!」という意識があったからこそ、今携わっている案件でもコアメンバーとして、学んだ知識・技術を活用できているのだと思います。
3-3. 資格取得にはお金かかった?
いいえ。ほとんど自腹は切っていません。強いて言うなら受験時の交通費くらいですかね(笑)
教材費も試験代も会社の福利厚生制度の1つ「スキルアップエイド」を利用したので、自分のお金は払っていません。
また、ブレインパッドはクラウドベンダーとのパートナー連携を強化しているため、資格取得に関するさまざまなサポートを受けることができます。私は特別講座を無料で受けていました!
4. 入社前後のギャップなど
4-1. 想定通りだったこと
私は2つの予想と期待を胸にブレインパッドに入社しました。
1つは、すぐに現場に立たせてもらえることです。
ブレインパッドはプライム市場に上場していますが、まだまだ発展途中の中小規模の会社です。だからこそ、すぐにコアメンバーとして案件に参画できるのではと思っていましたが、実際プロジェクトのコアメンバーとして参画させてもらい、実践で多くの経験を積むことができています。
もう1つは、知見が蓄えられていることです。
私の部署ではお客様の課題に合わせて、さまざまなサービスを組み合わせてソリューションを提供しています。最先端のサービスを積極的に活用した実績があり、多種多様な創意工夫を過去の案件資料や先輩たちから学べました。実績のある生きた知見が得られる環境があります。
4-2. ギャップを感じたこと
次に、逆に予想と異なっていたことを振り返ってみます。
まず1つ目は、予想より雑務が少なく、勉強期間でみっちり勉強できたことです。特に配属した後の数カ月は1日中勉強していることがほとんどでした。この時期に集中して学ぶことができたので、一気に知識・技術力を習得できたと思います。
2つ目は、自立するまでのスパンの短さです。「すぐに現場に立てる」と言われていましたが、自走するのは大分先かなと実は思っていました。しかし、実際には2月頃には独りで設計・開発・テストを行っていました。小規模の開発ではありますが、自走してエンジニアリングをさせてもらえたのは驚きでした。
3つ目は、ITコンサルタントコースとして初めての新卒入社だったことから、育成は手探りの部分も多かったこと。
入社後、会社全体で行う配属前研修(3カ月間)は十分に整備されたものでしたが、配属後の教育内容はまだ固まっていないものも多かったです。ただ、私はこれを決して悪いことではなく、むしろ教育を受ける立場だからこそ「こうだったらよかった」と意見を言うことができ、会社にバリューを提供できるチャンスだと捉えていました。実際、本部長に直接改善点を伝える場もあり、自分の意見を伝えることができました。会社の成長に自分がいた証を刻めたようで嬉しいですね。今後ブラッシュアップされていくのを楽しみにしています。
5. まとめ
ITコンサルタントコースの新卒1年目の振り返り、いかがでしたでしょうか?
いわゆる「コンサルタント」という仕事をするのはまだ先のことですが、そこに至るまでのフローを少しでも実感していただけたら幸いです。
知識と技術力を持って、お客様が抱える課題を解決する適切な提案ができるよう、これからも座学に実践に励んでいきます!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
ブレインパッドでは新卒採用・中途採用共にまだまだ仲間を募集しています。
ご興味のある方は、是非採用サイトをご覧ください!
www.brainpad.co.jp