エンジニア魅力探訪記 ― ブレインパッドDEユニット新卒×統括クロストーク ―

ブレインパッドといえば「データサイエンティストが多数在籍している会社」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか? しかし、データ活用の推進においては、エンジニアもとても重要な役割を担っています。
今回は、システムインテグレーションに携わるエンジニアの専門部隊であるデータエンジニアリングユニット(以下DEユニット)の新卒2年目メンバーと、ユニット統括ディレクターのクロストークを企画しました。入社からこれまでの一年間を振り返りながら、DEユニットの魅力や仕事内容をご紹介します。

プロフィール(左から)

秦 健浩
(はた けんこう)
竹下 大地
(たけした だいち)
木口 瞭
(きぐち はるか)
栄喜 宥汰
(えいき ゆうた)
藤本 大生
(ふじもと たいき)
ユニット統括ディレクター   アナリティクスシステムエンジニア

■現在の業務内容
Webアプリケーションの開発・保守  
ITコンサルタント

■現在の業務内容
顧客ヒアリング、データ基盤の運用保守 
機械学習エンジニア

■現在の業務内容
クライアント社内の文書検索用チャットボットの開発
ITコンサルタント

■現在の業務内容
データ分析基盤の改修
今後は既存システムの追加機能開発に従事予定

入社1年を経ての現在とギャップ

藤本
早いもので私たちも入社から1年が経ちましたが、皆さんがいま感じているやりがいや、入社後に感じたギャップについて教えてください。

竹下
自分の手で開発したシステムが動く嬉しさを感じつつ、最近はシステムを継続して使ってもらうためには、テストや運用も大切であるという気づきがありました。


いいですね!
私は、新卒採用の最終面接を担当していますが「エンジニアは開発だけではない」という話を必ずします。
竹下さんのおっしゃるとおり、エンジニアは、実際は開発以外にも地道にテストする必要もあり、コツコツと積み上げていくような姿勢が大事であるという話を常にしています。自動テストのツールがあるとはいえ、システムテストは従来の手法で実施していることが多く、ガリガリと開発してすぐにローンチするイメージでいると、そのギャップにかなり戸惑うかもしれませんね。

木口
私は、以前先輩がおっしゃっていた「一から作り上げたシステムには我が子のような可愛さがある」という点に共感できるようになりました。
ギャップとしては、運用保守は「一度リリースした機能のメンテナンスをする仕事だ」というイメージを持っていたのですが、実際には、現場で日々変わる運用方法によって、新規機能が必要になるので、やっていることは実質開発と同じだなと気づきました。


我々はよく「伴走支援」という言い方をしますが、お客様のビジネスはシステムを作った時から変化していくので、システムも変化させていく必要があるんですよね。元の形にこだわっていると、システムがビジネスの成長の足かせになってしまうこともあります。ビジネスの成長に合わせて施策を見直し、それに伴いデータ基盤の機能追加やデータ活用方法の見直し・改善をお客様と調整しながら進めていくのは、当社ならではの運用保守だと思います。

木口
運用保守業務であっても、日々のミーティングの中で新しい情報が入ってくるので、勉強になります。

栄喜
私が感じたギャップは、コミュニケーションです。
お客様から「新しい技術やサービスを使って、こういうビジネスができないか?」というアイディアをいただき、その検証をすることがあります。ただ、システムを作ってみないとできるかどうかわからないため、作ってみたということ自体が成果物なんです。お客様自身もプロジェクトの着地点がわからない状態で、技術的観点から互いに合意できるポイントを探す必要があり、その点には大変さを感じています。複数のプランを考えて、相手の温度感を見て選択するといった、技術だけではないところがギャップですね。


特定の技術やサービスを用いればビジネスは必ず成功する、というわけではなく、クライアントが考えている成功の定義を掘り下げていったときに、どういった技術要素が必要かをしっかりと考える必要があります。
ただ、そこには100%完璧な手法などは存在しないし、今より良くなるなら積極的に前進して必要に応じて改善すればよい。それをお客様にいかに理解していただくかは、確かに難しいですよね。
新卒の皆さんが、試行錯誤を繰り返しながら取り組んでいる生の声を聴けて良かったです。

なぜエンジニアコースを選んだのか


それでは、ブレインパッドでどうしてエンジニアとして働くことを決めたのかを、各コースごとに教えてください。

木口
私は、エージェント経由でブレインパッドのITコンサルタントコースを受けました。
今から思うと、ポジションや仕事内容の理解は不十分だったと思うのですが、面接官の方には質問に丁寧に答えていただきました。そういった先輩方と一緒に働けることや、関われる業務範囲が広いことから、ブレインパッドへの入社を決めました。

竹下
私は、IT関連の知識を身に着けた学生時代の経験をもとに、自分で機能を実装してお客様に喜んでいただけるという仕事がわかりやすいと思い、アプリケーション開発ができるアナリティクスシステムエンジニアコースを選びました。
大きなプロジェクトもある部署なので、社会にインパクトを与えられることに加えて、より多くの人に、自分が実装した機能で喜んでほしいと思い、このコースに決めました。

藤本
機械学習エンジニアコースの栄喜さんはいかがですか?

栄喜
私は、元々コンピュータに興味があって、大学でも情報系専攻に進み、機械学習の研究をしていました。実際、機械学習エンジニアコースとデータサイエンティストコースで迷ったのですが、インターンシップに参加して、機械学習エンジニアのほうに決めました。機械学習のビジネス活用には、システム化や運用面で課題があるということを学んだので、自分がその課題にアプローチするとしたら、機械学習エンジニアとしてが良いと思ったんです。

藤本
私も、当初はデータサイエンティストコースとITコンサルタントコースの二択で考えていました。学生時代にとある学会に参加したことで、分析のノウハウやアルゴリズム以外にも、データ活用のハードルがあることを知りました。そして、自分の手で何とかしたいと思い、ITコンサルタントコースを選びました。課題感があって、それを自分で解決したいと思ってコースを選択した点は、栄喜さんと共通しています。


DEユニットで、新卒はどんなふうに成長できるのか

藤本
ここからは、入社後の成長にフォーカスしていきたいと思います。
入社時からの変化やリーダーとの関わりについてはどうですか?
私は、思考の整理方法や話し方を、リーダーや先輩方から定期的に教わっていて、現在も直し続けています。皆さんはいかがですか?

竹下
リーダーの方々が優しいので気軽に質問できています。
最初はわからないことが多いので、質問の仕方があまりよくなかったと思うのですが、先輩方が質問の意図を汲み取ってくださっていたと思います。
「こういう風に質問をしてくれたら、もっと的を射た回答ができるよ」といったアドバイスもしていただきましたし、先輩の質問の仕方を真似ることにもチャレンジしました。そのようなやり取りを続けていく中で、質問する力はついてきたと思っています。

藤本
自分も配属初日にリーダーの方から「まず質問をしてください。質問の回数を重ねる中で、質問の良し悪しを身に着けてください」という話をされました。
積極的にアウトプットが求められる環境が嬉しいです。

栄喜
アウトプット面では、私もこれまで以上に自分の意見を積極的に発信するようになりました。
一つの案件に少人数で取り組んでいるので、新卒一年目でも先輩と別々のタスクを行います。自分が持っている知見や、別々のタスクを通じて感じた改善点は自分しか持っていないものなので、ミーティングで自分の意見を出し渋ることは知見の損失になってしまうので、積極的に発信や提案をしたいと思っています。
これは先輩方が若手の意見でも受け入れてくれる雰囲気を作ってくれているからで、その雰囲気のおかげで自分の考え方も変わったと思います。


マネジャークラスが皆さんの働きをしっかり見てくれていますし、リーダーや現場のPMクラスも優秀な方が揃っているので、ぜひ信用していただいて、アウトプットをしてもらえればと思います。何か迷った時に相談したら必ず打ち返してくれる人達なので、今後も気軽に相談してほしいです。

木口
私は情報系の出身ではないので、入社時はIT特有の単語がわからなかったです。飛び交う用語がIT業界では一般的なのか、案件固有のものなのかがわからないので、何を調べればよいかもわからない状態でした。そもそも飛び交う単語を聞き取れないこともあり「助けてください」しか言えないところからのスタートでした。そこから上長の方が熱心に教えてくれて、不明点を明確にして解決するまでの道筋を一緒に考えてくれたので、成長が早まったと思います。相談しやすい先輩方が近くにいるのが嬉しいです。


ITに触れた経験も大切ですが、自ら飛び込んでいくためのコミュニケーション能力も重要です。自分から発信しないと、上長も皆さんが何に悩んでいるのかがわからないんです。
コミュニケーションができれば、ビジネスセンスは自ずと身に着いてきます。いろいろなところから話を聞いて、情報を取捨選択して、ノウハウを蓄えてほしいです。さまざまな人とコミュニケーションを取り、優秀な先輩方から多くのスキルやIT技術を学んでいただきたいです。


受託開発のエンジニアとして、DEユニットで活躍するには?

藤本
これから就活に臨む方で、当社に興味を持ってくださっているエンジニア志望の方へのメッセージもいただきたいです。


「データ活用って面白そう」という気持ちさえあれば、ぜひブレインパッドの選考に進んでいただきたいです。成長のアクセルには「興味」や「好き」という気持ちが大事だと思っていますので、データ活用、AIなどに興味をお持ちいただいた上で、選考に臨んでもらえればと思います。
また、個人的に重要だと思っているキーワードは「自律」です。周りの方と積極的なコミュニケーションをとることのできる、高い成長意欲を持つ方にお越しいただきたいと思います。

藤本
ありがとうございます。各コースについてもメッセージもいただきたいです。

栄喜
プロジェクトの中でも、リリースされたばかりの技術についてお客様と話す機会がありますので、常に新しいサービスに目を向けたり、興味のあるものを使ってみたり、社会がどのようなサービスを求めているのかという温度感を考えてみたりすると良さそうです。
エンジニアリング・ビジネス・データサイエンスの三つの領域に対して、広く興味のある人には機械学習エンジニアが向いていると思います。

竹下
受託開発でも新しい技術を取り入れられる部分はあるので、技術への興味は大切です。
案件に使わなかった技術でも、同期同士で試してみることもありますよ。さまざまな技術に触れたい人・使ってみたい人にブレインパッドはお勧めですし、特にアナリティクスシステムエンジニアはお勧めです。

木口
興味のあることを探求するのもよいと思いますが、何がわからないのかをしっかり言語化してみる、ということを普段から意識するのも重要だと思います。入社後にしっかりキャッチアップできる環境にありますので、「何かに挑戦したいが、自分の得意なことが何か分からない人」にもITコンサルタントはお勧めです。

栄喜
ブレインパッドでできることの一つ一つは他社でもできると思うのですが、多種多様な業界のデータに触れる、エンジニアリングもビジネス寄りのプロジェクトもあるといったバリエーションの広さを一社でカバーしているところが、ブレインパッドの魅力だと思います。
私自身は、ブレインパッド社員の人の良さも感じていて、自分のやりたいことに同期も一緒に手を上げて応援してくれたり、上長が背中を押してくれたりするので、この記事をきっかけとして、実際にブレインパッドの社員とも会ってみてほしいです。

藤本
懐の深い方は多いですよね。技術に興味がある、解決したいことややりたいことがある、といった方に、何かしら応えられる要素をDEユニットは持っているなと、今回の話を聞きながら改めて思いました。
就活中の皆さんも、ぜひエンジニアとして、ブレインパッドで働くことを検討いただけたらと思います!

全員
ありがとうございました!

ブレインパッドでは新卒採用・中途採用共にまだまだ仲間を募集しています。
ご興味のある方は、是非採用サイトをご覧ください!

www.brainpad.co.jp
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