当日は、新卒社員と多くの経営陣が会場に集い、一生に一度の大切な入社式を開催しました。入社式というお祝いの場としての喜びを感じながらも、これから始まる未来に向けて気持ちが引き締まり、期待が高まる式となりました。本ブログでは、その大切な一日の様子をご紹介します!
未来の日本をともにつくろう
当日はあいにくの雨でしたが、集まった新入社員の軽やかな笑い声や笑顔があふれる晴れやかな雰囲気で、入社式がはじまりました。辞令が新入社員に渡されたのち、代表取締役社長 CEO関口、共同創業者の高橋、佐藤より、祝辞がありました。
■代表取締役社長 CEO 関口朋宏 より、新卒社員へのメッセージ(一部抜粋)
新社会人、おめでとうございます。
入社式や入学式は、今後の人生でもうないと思いますので、人生で最後かもしれない入社式を楽しんで噛み締めていただければ嬉しいです。
さて、いま私たちは、比較的不自由なく生活をしていますが、経済成長が諸外国に比べて20年は止まっており、残念ながら日本の経済状態は決して良いとは言えません。海外に訪問し大きく進化する様子を目にするたびに、この20年間で日本は本当に変わっていないのだと強く実感します。今の状態を例えれば“沈みゆくタイタニック号”の状態だと思っています。乗客全員が一生懸命に船内の机や椅子をきれいに並べたりと抵抗しているだけで、そんなことでは沈みゆくタイタニック号は止められません。なぜそうなってしまうのかといえば、「タイタニック号は沈まない」と多くの乗客が心の底ではたかをくくっていたからだと思います。
日本も同様です。日本は沈むかもしれない。その現実と向き合った上で、僕達は何ができるだろうかを考えていきたいのです。そのために、すぐにでも出来ることをいくつかお伝えさせてください。一つが「外に出よう」ということです。日々仕事を一生懸命やっていると、目の前にある仕事やお客様のことで頭がいっぱいで、周りがまったく見えなくなります。人間関係も狭くなり、気づくと井の中の蛙になっていることがあります。これはとても怖いことです。学生時代の友達と定期的に会ったり、新しい出会いをつくったり、社外の人と交流することを通して、外からの刺激をたくさん受けて欲しいです。
もうひとつが「大人になる」こと。これから皆さんはいろいろなスキルを身につけていきます。自分ではない誰かの役に立つものをどんどん身につけてほしいと思っています。それは、自分が世の中をつくる人になるということです。これまでは自分のために勉強をしていれば良かったと思いますが、これからは誰かのために動いて欲しいと願っています。それが「大人になる」ということです。
最後に、ここに集まっている同期を大切にして欲しいです。
これから働く中でいろいろなことが起きます。不安なこともいっぱいあるでしょう。失敗もたくさんするかもしれません。ですが、不安を感じながらも、失敗しても大丈夫だとチャンレジしていけばものすごく成長します。そして、このチャレンジを同期の仲間とともに、つらいときに励まし合ったり、「あいつが頑張ってるから自分も頑張ろう」と思ってもらえたら嬉しいです。一生続く仲間だと思うので、ぜひ大切にしてください。すこし暗い話もしましたが、この日本が沈まないようになんとかしたいという想いでブレインパッドは頑張っています。ぜひ皆さんの力を貸してください。一緒に日本を良くしていきましょう。今日はおめでとうございます。
■取締役会長 Co-Founder 高橋 隆史 より、新卒社員へのメッセージ(一部抜粋)
みなさん、おめでとうございます。
僕が考える「社会人になる」ということは、社会の構成員の中でも、社会をつくる側あるいは今の社会に対して責任を持つ側に回るということだと思っています。
しかし、危機的状況に置かれている日本社会に対して、いきなり、みなさんが責任を取りなさいと言われても無理だと感じると思います。ただ、僕が社会人になった時も、僕の目から見て、日本はキラキラはしていませんでした。そんな中で、共同創業者の佐藤さんと出会い、データの時代がこれからくるのに準備ができていない日本の現状について話をする中で、危機感を強めていきました。そうであれば、それに対して資するような会社があったら世の中の役に立てるんじゃないか、社会に足らないピースを埋めにいきたいと考え、ブレインパッドを共同創業し、今に至ります。皆さんに、会社をつくれ、独立しろと言いたいわけではありません。皆さんには、自分なりの「ビジョン」を描いてほしいと思っています。そんなに大きくなくてもいいです。どんな大人になりたいとか、10年後、20年後どんなふうな仕事をしていたいとか、どんな会社で働いていたいとか、そんなことでいいんです。生成AIなどのテクノロジーの発展や政治の大きな変化など、大きな変化のかけ算で世の中がどのようになるかは、本当に誰にもわかりません。もちろん、僕にもわからない。しかし、そんな中でも、自分なりにビジョンを描いて欲しいです。それが外れたとしても、真剣に考えていれば、仮説がどう外れたか、自分の思考・想定から何が漏れていたのか、足りていなかったのかなということが気づきになって、1段、2段と成長することができると思います。
会社に入ると、最初は忙しくて慣れないことばかりで、目の前のことでいっぱいになると思います。ですが、週末にただ休むのではなく、頭を切り替えて、少し先のことを考えたり、仕事以外のインプットをしたりして欲しい。そして、そのビジョン、思考に基づいて行動を起こしてほしい。もちろん、失敗するかもしれませんが、一生懸命考えて行動した結果の失敗は、周りが必ず助けてくれる、サポートしてくれる、許容してくれます。特にブレインパッドはそういう会社です。皆さん、自分なりに一生懸命考えて、一生懸命行動をして、たくさん失敗して、たくさん成長していただければと思います。
皆さんが活躍して日本が良くなっていくということを僕は大いに期待していますし、僕自身も僕の立場で頑張っていきたいなと思いますので、これからお互いに日本を良くするために頑張っていければなと思います。今日は本当におめでとうございます。
■取締役 Co-Founder 佐藤清之輔 より、新卒社員へのメッセージ(一部抜粋)
入社、おめでとうございます。
高橋と私でブレインパッドを創業した当時、こんなにもデータの時代になるとは誰にも思われなかったですし、僕ら自身も正直ここまでになるとは思っていませんでした。ですが、データの時代がくる、くるはずだという信念、そして、確信がありました。私は、「新しいもので目立つ」ということをずっと変わらずにやってきました。とにかく新しいものが好きで、仕事でも新しいもので目立ちたいと思っていました。そういった意味で、どういう領域でもいいから世の中を変えるようなことができたらいいなと今も思っています。なので、68歳になった今でも、まだまだ成功だとは全然思っていないし、これからも新しいことやいろいろなことをしていこうと僕は思っています。そんな自分が生きてきて感じている、成功するために重要な2つのことをお話しします。
一つは信じること。信念を持ってやり続けることというのはすごく重要だと思います。これからの社会人生活では、うまくいかないことや間違えたなということは多くあると思いますが、よく振り返って考えてください。しかし、それを考えながらも、何をしたいかという信念はブレずに持ち、生きてください。
もう一つはリスペクトです。相手のことを慮る、相手がなぜそういう行動をしているのか、なぜそういう発言をしているのかを考えることです。時には、何を言っているんだ?と無下にしてしまうこともあります。ですが、素直に謝って、また話を聞かせてもらう。そんなふうにリスペクトを示しながら、他の人がなぜ考えたかを考えることは大きな勉強になります。10個のへんちくりんな話のうち、1個は必ずすごい正しいことが眠っている。今まで社会人生活を送ってきて思ったことです。だから、絶対にばかにせずリスペクトを持って他者と関わっていくことは非常に重要です。
信念とリスペクト、この二つを持って頑張っていただければ、必ず自分自身が誇りに思えるときがくると思います。皆さんの人生をかけてこれから頑張ってください。今日は本当におめでとうございます。
経営陣とのサイコロシャッフルトーク
その後、その他の経営陣を迎えてテーブルトークを行いました。
まだ緊張感が残る新卒社員を和ませ、かつ、気が引き締まるような経営陣からの一言自己紹介がされたのち、サイコロシャッフルトーク (サイコロを振って出たお題でのトーク) が行われました。
新卒社員同士もまだ十分に打ち解けていない中、緊張しながらも、自分の趣味や大学での研究内容などをお話ししていました。経営陣も、にこやかに耳を傾け、楽しんで会話している様子が印象的でした。






「息を吸うようにデータが活用される社会」に向けて、自分たちは何がしたいのか?
ブレインパッドのVision「息を吸うようにデータが活用される社会をつくる“Data-driven as Usual”」をテーマとしたワークを経営陣とともに行いました。
新卒社員は、最初は少し周囲の様子をみながらも、自分なりに感じていること、考えていることを発言し、経営陣に質問していました。そんな新入社員からの質問に経営陣も答えながら、時には自らの意見や言葉があふれたりと、積極的にワークに参加していました。段々と新入社員も経営陣もディスカッションに没頭していき、新入社員のフレッシュな視点や感性と、最前線でデータと向き合う経営陣の経験と思考が混ざり合う、ブレインパッドのオフィスでいつも見られるような真剣な場になりました。






新卒社員の方々は、入社するにあたって、それぞれ想いを持って入社してきてくれたと思います。今回、経営陣や同期との会話を通して、その想いに覚悟が加わり、イキイキとした表情と力強い言葉で「ブレインパッドで何をしたいのか?」「どのように成長していきたいのか?」を語っていたように思えます。経営陣にとっても、それに呼応して思考や思いがアップデートされるような時間になったのではないでしょうか。




入社式終了後のアンケートより
入社式の終了後に実施したアンケートの一部をご紹介します。
- 人生最後の入社式が良い思い出となりよかったです。ありがとうございました!
- 経営陣の方々のお話やワークを通して、会社への解像度が上がっただけでなく、今後ブレインパッドのエンジニアとして社会貢献することに対するワクワクも感じました。入社式で思ったこと・感じたことを忘れず、頑張りたいと思います。
- My Willワークシートで書いた内容を1年後くらいに見直してみたいです。1年後と今とでどのように自分の考えが変わったかを具体的に知れる面白い機会になるのではないかと思いました。
- 就活を終えてから1年間を経ていたため、こうやってMy willを考える時間は貴重でした。
- 改めて、BPの一員としてやりたいことをまとめることができ、また同期のMy willを聞いてよい刺激になりました。
最後に
志高く、未来へのパワーあふれる新卒社員の皆さんを迎え入れられることを大変嬉しく思うと同時に、「データ活用の促進を通じて持続可能な未来をつくる」仲間として、一緒に歩んでいきたいと強く感じる時間になりました。新たなメンバーを迎えたこれからのブレインパッドを楽しみにしていてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ブレインパッドでは新卒採用・中途採用共にまだまだ仲間を募集しています。
ご興味のある方は、ぜひ採用サイトをご覧ください!
www.brainpad.co.jp
www.brainpad.co.jp