Googleテクノロジーに関心の高いエンジニアが集まる「DevFest Tokyo 2016」に参加してきました

こんにちは、広報の中林です。

10月9日(日)に、Google Developer Group(GDG、※)コミュニティが主催する技術者・開発者向けのイベント「DevFest Tokyo 2016」が、東京電機大学 千住キャンパス(東京都足立区)にて開催されました。

今回のブログでは、約1200人もの技術者・開発者が参加を申し込んだ「DevFest Tokyo 2016」の会場の様子と、本イベントに登壇した当社テクノロジー&ソフトウェア開発本部 基盤開発部 部長 下田の講演の様子をご紹介します。

「DevFest Tokyo 2016」とは

「DevFest」は、「デベロッパーが集まりアイデアを交換、共有するときにすばらしい何かが生まれる」という考えのもと、GDGが世界各地で開催しているイベントです。「DevFest Tokyo 2016」は、普段は別々に活動している複数のコミュニティを集め、新しいノウハウや最新情報を共有するだけでなく、コミュニティやプロダクトを超えた技術者の交流の場となることを目指し、開催されています。

今回の「DevFest Tokyo 2016」は、東京電機大学 千住キャンパス(東京都足立区)にて開催されました。丹波ホールという大会場と6つの教室がイベント会場となっており、それぞれ、「Web + αの部屋 」、「Android + α の部屋」、「GCP/ML + α の部屋」、「ハンズオンの部屋」など、決められたテーマに則した講演が開催されていました。そのうち、最も大きな丹波ホールは500名弱が収容可能で、Android・Firebase・TensorFlowなどの講演が行われました。当日は、3連休の中日にも関わらず、多くの人が参加していました。

DevFest Tokyo 2016サイト
http://gdg-tokyo.connpass.com/event/38927/


当社下田の講演

会場:丹波ホール
テーマ:エンジニアとして知っておくと幸せになれる(かも知れない)機械学習とTensorFlowのこと

下田の講演では、大きく分けて以下の2つの内容についてお話させていただきました。

・機械学習を学ぶには(機械学習理解のための段階別イメージ)
機械学習の理解や習得の度合いを以下のような4つのStepに区分し、参加者の皆さんに、自分がどこに当てはまるかをイメージしていただきながら、機械学習の学習方法をお話しさせていただきました。あわせて、教材として使える書籍もご紹介させていただきました。

 Step1 賢いブラックボックスとして使う
 Step2 用途別に呼び出す手法を判断できる
 Step3 得られた結果の判断とパラメーターのチューニング
 Step4 機械学習のアルゴリズムを実装できる

「Step3からは難易度が上がるため、Step2とStep3の間で立ち止まり、Step3ができるようになるにはどうすればよいのかを悩んでいる人が多いのではないかと感じています。Step3以降に進むには、数学的な要素がどうしても必要となるので、ここは逃げずに地道に知識を蓄えましょう」(下田)


・TensorFlowについて(TensorFlowの概要、TensorFlowで行う機械学習・深層学習)

次に、Pythonをインターフェースとする、機械学習用の計算フレームワークであるTensorFlowの概要と、その設定方法についてご紹介させていただきました。
「TensorFlowは機械学習と相性の良いデータフロープログラミングのフレームワークです。今後もっとTensorFlowそのものの方向性が定まっていくと、どんな使い方をするのがよいのかより明確になっていくと思います。」(下田)

講演後の質疑応答では、終了時間の直前まで参加者の方から、TensorFlowの活用に関する質問があり、改めて「機械学習」や「TensorFlow」への関心の高さが伺えました。
講演内容の詳細が知りたい方は、以下の講演資料をご覧ください。

最後に

今回のブログでは「DevFest Tokyo 2016」についてお届けしましたが、ブレインパッドでは、さまざまな社員が先進技術をキャッチアップするために自主的に活動を行っています。
ぜひ、過去のブログもご参照ください。
blog.brainpad.co.jp
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機械学習や深層学習に取り組みたいエンジニアやデータサイエンティストの方を、ブレインパッドでは募集しています。ぜひご応募ください!!
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※Google Developer Group(GDG)とは、GoogleのプロダクトやAPIに興味がある開発者が有志で集まるコミュニティで、世界各国で発足しています。