ハロウィンの盛り上がりは5年で9倍に？－分析ツールで覗くハロウィンの変化－

こんにちは、ブレインパッド Crimson Hexagonチームの福江です。

今年もハロウィンの季節がやってきました。日本でもすっかり定着したハロウィンですが、特にここ数年は日本の街ナカで仮装した人たちを普通に見るようになるなど、急激に盛り上がってきているように思います。

ハロウィンのような行事はソーシャルメディアと相性が良く、仮装した姿や友人とのパーティーの様子などをTwitterやInstagramに投稿している人が多く見られます。

そこで、ハロウィンのトレンドの変化や人気キーワードを、Twitterの全量データを対象に分析できる、当社提供のソーシャルリスニング・プラットフォーム「Crimson Hexagon ForSight™ Platform（クリムゾンヘキサゴン・フォーサイト・プラットフォーム、以下ForSight™）」を使って分析してみました。

5年間で9倍以上になったハロウィン関連のツイート数

集計期間：2010年9月1日～2016年10月12日　検索キーワード：ハロウィン関連（日本語）※1

日本語を対象としたハロウィン関連の投稿は、6年前の2010年10月は約66万件だったのに対し、昨年の2015年10月には約620万件まで増加しました。その増加率は、約9.3倍です。2016年は、まだ10月半ばであるため正確な数値は出せませんが、2014年から2015年にかけて投稿数が倍増していることに鑑みると、今年も大幅な増加が見込まれるのではないかと思います。

これにより、日本でいかに近年ハロウィンが盛り上がってきたかを見ることができましたが、海外ではどうでしょうか？日本語だけでなく、英語やフランス語など多言語に対応しているのが強みのForSight™を使って、分析対象言語を英語にしてみましょう。

集計期間：2010年9月1日～2016年10月12日　検索キーワード：ハロウィン関連（英語）※2

英語を対象としたハロウィンの投稿は、6年前の2010年10月に約220万件だったのに対し、昨年の2015年10月は約790万件と約3.5倍に増加しています。しかし日本語では毎年右肩上がりに件数が増加しているのに対し、英語では2012年～2014年にかけて減少に転ずるなど、日本とは異なる動きを見せています。

日本とは異なり、英語圏では昔から定着しているイベントであるため、大きな変化は起きにくいのかもしれません。

それにしても、2015年10月の英語の投稿数790万件に対し、同月の日本語の投稿数が約620万件まで迫っていることを見ると、日本での盛り上がりのすごさがわかりますね。

東京ではディズニー、大阪ではUSJ

日本でこんなに盛り上がっているハロウィンですが、いったいどんな言葉が多くつぶやかれているのでしょうか。また、地域によってその内容に差はあるのでしょうか？
ForSight™の機能の1つである「地域別分析」を使って、東京と大阪に絞って投稿キーワードを見てみましょう。

まずは東京です。
対象キーワードである「ハロウィン」以外には、「ディズニー」や「クリスマス」などのキーワードが見えます。

次に大阪ではどうでしょうか？
こちらも「ハロウィン」の他に「ディズニー」や「クリスマス」のキーワードが見えますが、東京では見られなかった「USJ」や「ユニバ」というキーワードが見られます。

また、上のほうに、「ホラー」というキーワードが見えます。
ハロウィンでホラーとは？と思って調べてみたところ、なるほど、USJで2014年から開催している大人気の季節イベント「ハロウィーン・ホラー・ナイト」のことを話題にしている可能性が大です。
こちらも、地域別のつぶやきの特性が分析できる、Forsight™ならではの発見です。