話題沸騰?Clubhouseの流行をTwitterデータから紐解く

今話題のSNSアプリ「Clubhouse」が流行り始めて約1週間。
この短期間で起きた消費者のTwitter上での投稿変化をフェーズに分けて分析し、サービスの未来を予想してみました。
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こんにちは。ビジネス統括本部の児玉です。
普段は主にマーケティング領域でのデータ活用に関するコンサルティング業務を行っております。
今回は話題のSNSアプリ「Clubhouse」に関するTwitter上での声をスピーディーに分析してみましたので、その内容をお届けします!

0.Clubhouseとは?

簡単に「Clubhouse」アプリの紹介をすると、「音声版Twitter」と呼ばれており、ユーザーは自由にRoomと呼ばれるトークルームを作り会話をすることができます。
また、入退室が自由にできるオープンルームでは芸能人やYouTuberの話を聞いたり、挙手ボタンをタップし承認されると会話に参加することもできます。

大きな特徴は2点あります。
1.招待制(1人あたり2名まで招待可能という触れ込みで希少価値が高い)
2.ログが残らない(会話内容は外部発信NGのため、情報に価値が生まれる)
これらの特徴もあり、Twitter上でも関連する投稿が増えています。

本ブログでは、1週間で起きたSNS上の変化を4フェーズに分け、
弊社で取り扱っている製品「Brandwatch」で分析しました。(執筆は2月初週です)

※4つのフェーズは文字通り”クラブハウス”になぞって、私が定義したものとなります。

  1. どんな家なんだろう?~認知/噂フェーズ~
  2. 家の中入りたい!~招待希望フェーズ~
  3. 家の中はどう?~ルーム乱立フェーズ~
  4. これからどうなる...?~未来予想フェーズ~

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1.どんな家なんだろう?~認知/噂フェーズ~(~1/25)

皆さんはどのようにしてClubhouseを知りましたか?ちなみに私はTwitterのトレンドがきっかけでしたが、同じような方は多いのではないでしょうか。
いつから盛り上がりを見せているかというと、1/24頃からメンションが増えていることがわかります。(前日比の約10倍)
日別のメンション数を見ると、今もなお増加傾向です。(1/31時点では1日約10万メンション程)

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認知が広がりはじめるタイミングではどのような関連キーワードがつぶやかれているかワードクラウドで可視化してみました。
招待、音声SNSのアプリの特徴もありますが、時価総額100億やスタートアップ(どちらもキーワードとしては分割されていますが投稿内容を確認すると一致)などビジネス視点での投稿も見受けられます。

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認知フェーズ(1/24-25)での関連キーワード

あわせてTwitterプロフィールから推定するユーザーの興味関心でもTechnologyやBussinessが多く、VCやスタートアップ界隈が火付け役である説は確かにありそうです。

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認知フェーズ(1/24-25)で投稿したユーザーの興味関心

2.家の中入りたい!~招待希望フェーズ~(1/26~1/27)

ビジネス感度の高いユーザーから一般ユーザーに広がるきっかけとして、「招待」に焦点を当ててみました。1/27から#Clubhouse招待、#Clubhouseinviteといった招待を希望するユーザーが投稿するハッシュタグが一気に増えていることがわかりました。アプリの中身がわかり、招待されたいという心理が現れていると思います。

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ハッシュタグ「招待」「Invite」を含めたメンション推移

招待制というサービス特性を理解したユーザーが文字通りハウスの中に入りたい状態になりになっていることがわかり、ビジネス感度の高いユーザーから一般ユーザーに広がるきっかけとして、「招待制」という特徴が表れていると言えます。
ハッシュタグを含めているユーザーのワードクラウドを見ると、招待枠を求めるキーワードが増えていることがわかります。(お願いする絵文字や実際に転売が行われたメルカリなど)

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招待希望フェーズ(1/26-27)での関連キーワード

私自身も、Clubhouseを利用した感想をTwitterで投稿したところ、見知らぬ方から招待希望のリプライがきました。

3.家の中はどう?~ルーム乱立フェーズ~

無事ハウスに入ることができたユーザーはどのような会話をしたいのでしょうか。ルーム作成時にTwitter上でシェアされた作成ルーム名に焦点を当ててみました。

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フェーズごとに作成されたルーム名に関するTwitter投稿を可視化

細かくキーワードを見ていくと、特定領域のものから一般テーマへ広がり、多種多様なテーマが散在していることがわかります。
1/24-1/25:スタートアップ、VCの特定領域が中心で、まだ浸透していないので、日本人というキーワードを入れて探す
1/26-1/27:エンジニア、クリエイターへの職種の広がり、緩いテーマの頻出
1/28-1/29:音楽、サウナなど趣味に関するトークルームの増加
1/30-1/31:初心者、歓迎などのユーザーが増えたことによるチュートリアルルームの出現

1/29頃にTwitterで話題になった「ここだけ全員ハリウッドザコシショウ」「ピカチュウしかいない部屋」も一般ユーザーへの広がりを見せた時期で流行したと思われます。
話題のアプリ『Clubhouse』が日本独自の進化を遂げているらしい「ピカチュウしかいない部屋をザコシ達が乗っ取った」 - Togetter

4.これからどうなる...?~未来予想フェーズ~

ここまで細かくフェーズをまとめてみましたが、このフェーズはたった1週間で起きた出来事です。では、今後のClubhouseはどのように変動していくのでしょうか。
私は増えたユーザーが定着と離脱で二極化すると予想しています。1週間弱であらゆるユーザー層がハウスに入りましたが、ネガティブな発言も目立ってきています。

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メンションに対するポジネガ別推移

特徴的な投稿としては、サービスに関する不満(招待制/サーバー不安定/iOSのみ対応)が多く、中にはシンプルな飽き(興味本位での利用が終了?)の投稿がありました。
どのサービスでもユーザーの定着が必須ですが、早くもClubhouseは岐路に立っていると思われます。
不満にあがっているサービスの改修・見直しはもちろんのこと、ユーザーが特定のテーマを定期的に発信・聴講できるようなアプリ側からの仕掛け(共通項を持つユーザー・Roomのレコメンドなど)があると良さそうです。
最終的には、火付け役となったビジネス感度の高いユーザーが残ると予想しています。
(情報の希少価値としてゴシップ、スキャンダル発信の場になるとも考えましたが、ユーザーサイドが我慢できず口外することで、規制がかかると予想しました笑)

5.終わりに

Clubhouseの流行を見て、「これはSNSでの情報を追っていくと面白そう」「なるべく速く皆さんに発信したい」と思い、スピード最優先でブログを執筆しました!
消費者の声を分析する観点で、SNS分析の面白さが少しでも多くの方に伝われば嬉しいです。
引き続き傾向はモニタリングしていきますので、次回作もどうぞご期待ください。

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