こんにちは。広報の中村です。
4月17日(水)、ターゲットメディア株式会社主催の広告・マーケティング・セールス領域で業界の最先端のノウハウ、成功事例を紹介する「第1回 MarkeMedia Days」に当社マーケティングプラットフォーム本部長 近藤が登壇いたしました。
当日は、株式会社エイトレッド執行役員 経営戦略部長 兼 インサイドセールスグループ長の平田様と、「BtoB企業が抱える『新規顧客の集客課題』解決事例」をテーマに、エイトレッドが新規顧客の集客という課題をウェブ広告の活用によりどのように解決していったのか、セッション形式でお話ししました。
当日は満員御礼で、たくさんの方にご参加頂きました。今回は、当日のセッション内容の一部についてご紹介します。
■BtoB企業が抱えるウェブ広告の課題と不安
株式会社エイトレッドは、社内の各種事務手続きや申請作業を自動化するワークフローシステム「Agile Works(アジャイルワークス)」、「X-point(エクスポイント)」等を開発し、約2,500社に導入しています。そして2019年3月に東証一部上場を果たしたワークフロー市場におけるリーディングカンパニーです。
そんな飛ぶ鳥を落とす勢いのエイトレッド社ですが、さらなる新規顧客の開拓・認知拡大を目指し、マーケティング強化の一環としてウェブ広告を2018年に開始しました。
しかし、広告代理店を利用しウェブ広告をはじめたものの、思うように効果があがりませんでした。広告代理店から広告配信の結果報告を受けても、「現在の効果が妥当なのか」「狙いたいターゲットへの訴求が的確にできているのか」等、社内にノウハウがないため、自分たちが業界の中でどの程度のレベルの運用が出来ているのかわからないという課題がありました。
これらを広告代理店に相談しても明確な回答は得られず、不安や不信感は募るばかりでした。
そこで自社にノウハウをためながら、効果的に広告運用を行うために運用体制を変更することにしました。
広告代理店によるコンペや、各社のサービスを比較・検討した結果、ブレインパッドの広告運用コンサルティングサービスである「インハウス化支援サービス」を利用し、これまで広告代理店まかせだった運用を内製化し、広告配信の全体の設計の見直しや、日々の運用ルーティンの改善に着手しました。
また、運用の自動化を促進しつつも知識が属人依存しないITツールとして、運用支援ツール「AdNote(アドノート)」を導入しました。
「AdNote」には、広告運用状況が即座に一元把握できるダッシュボード機能や、広告レポート自動作成機能、広告媒体を横断した自動予算配分機能やCV数の最大化を自動的に調整する自動入札機能等があります。これらの機能を活用し、広告運用の煩わしさでもある「可視化」「予算調整」「入札」の3つの要素の自動化を促進しました。
単なる改善業務に着手するだけでなく、運用のIT化もあわせて行うことで、効率的に運用しながらも、運用担当者が広告企画やクリエイティブ施策にできる限り時間をあてることできるようになりました。
これらの改善を行ったところ、正確性と迅速性を確保しながら従来と同等の広告予算で、インプレッション数が24倍となり、CV数も2倍を超えるという、大きな改善効果が得られました。
また新規リードの獲得が増えることで、かねてより行ってきたマーケティングからインサイドセールスへの連携が一層強化され、経営層から営業現場まで、ウェブ広告が新たな集客チャネルとして認知・理解されるようになりました。
■実践してわかったBtoBマーケティングの本音
最後に平田氏はBtoBマーケティングの本音として、「ITで自動化できる業務と人間が発想する業務を分別すること、そして、企画改善をするのは人であり、そのための時間をとることが重要である」と話しました。
これを受けて近藤は「専業の広告代理店が強みを発揮するように、たしかに広告運用は業界の専門知識が必要で、実際しっかり行おうとすると工数もかかり、運用改善に着手することは一見難しく思われがち。しかし、逆に言えば、その運用方法に対して発想転換が行えれば、大きく差別化ができるポイントがある。」と語りました。
■最後に
近藤は、「マーケターはITツールをPDCAを循環させるための業務支援手段として位置づけ、日々の作業だけに終わらせず、ナレッジやノウハウをデータを用いて課題の発見や解決策の模索、施策の案出しにあてる事に徹底的に注力してほしい。
ブレインパッドのサービスを通じてマーケターが広告運用を楽しめるような環境創りを追求していき、工数削減と成果向上の両方を支援していきたい。」と最後を締めくくり、大盛況の中セミナーを終えました!
エイトレッド社の「AdNote」を活用した取り組みについて、詳しくは下記からご覧ください!
https://www.web-adnote.com/case/detail1.htmlwww.web-adnote.com
「ブレインパッドで働いてみたい」と思っている方や「このイベントでブレインパッドに興味を持った」という方は、ぜひお問い合わせください!