田村純 (たむら じゅん) |
村上晴香 (むらかみ はるか) |
章 瓊尹 (しょう けいいん) |
紺谷 幸弘 (こんや ゆきひろ) |
アナリティクス コンサルティングユニット 本イベント運営メンバー |
HRユニット 本イベント運営リーダー |
セールス& マーケティングユニット 本イベント運営メンバー |
執行役員 人事担当 兼 ソリューションユニット副統括 本イベント責任者 |
社員の大切な人を、大切にする文化
──今回のイベント概要を教えてください。
村上
本イベントは、ブレインパッド社員の大切な人である、ご家族やパートナー、ご友人を対象に行われたイベントです。「宇宙一受けたいデータ活用セミナー」や、有志社員によるデータ活用技術を体験できるコンテンツなど子どもから大人までが楽しめる企画を用意しました。
イベントロゴは当社デザイナーが作成!
当社のお客様である吉本興業グループ様にお笑いショーを、株式会社サンリオ様にキャラクターショーとハイタッチ会を開催いただきました!




──開催に至った経緯や目的を教えてください。
村上
コロナ禍前までは、当社もご家族やご友人とも一緒に参加できる全社バーベキューのような交流を深めるイベントを開催していましたが、コロナ禍以降は実施できていませんでした。
そのような状況の中で社員から「会社のことや一緒に働いている同僚のことを家族に知ってほしい」という声が寄せられることが増えてきていました。また、会社としても従業員のエンゲージメントをさらに高めていきたいと考えていたこともあり、社員が自身の大切な人に、自分の働く職場や仲間たちの姿を直接見てもらえるようなイベントを開催しようと、企画に至りました。
紺谷
社員数が少なかった10年ほど前は、社員の家族の誕生日に花を贈るようなカルチャーが社内にありました。いま思えば、「社員が家族に応援される会社であろう」という思想が創業期からずっと根底にあったのだと感じています。今回のイベントも、まさにその延長線上にある企画でした。
また、仕事だけの関係性やつながりだけでは、社員のエンゲージメントを高めることは難しいと感じています。そこで、今回のようなイベントを通じて、参加者同士が“会社”という枠を超えてつながり合い、社員が家族の前で見せる表情など、会社では見せない面を感じ合うことによって、多面的かつ総体的にエンゲージメントが高まっていくことを期待しました。
社員自らイベントを企画・運営
──章さん、田村さんは、なぜ運営に参加したのですか?
章
私は、当社に中途入社した社員が会社に対して提案を行う「ニューカマーチャレンジ」という企画でファミリーデーの開催を提案していました。提案の背景には、家族はもちろんのこと、より多くの社外の方々に、ブレインパッドの”フラットな雰囲気”を知って欲しいと感じたからでした。というのも、入社前は「データを扱う会社=堅い」というイメージを持っていたのですが、実際に働いてみると、とても風通しがよく、フラットな社風だと感じました。そのギャップが“もったいない”と感じ、より多くの人にこの魅力を伝えたいと考えたことが、提案のきっかけです。ちょうどその時、HRユニットにて本イベントを企画していると聞き、運営メンバーに手を挙げました。
田村
私がこのイベントの運営に参加した理由のひとつは、社員の帰属意識を高めたいという思いからでした。日ごろから仕事に真面目に取り組む当社には、こうしたイベントにも本気で楽しんで取り組むカルチャーがあります。その姿に、触れることで、「自分の会社ってこういうこともできるんだ」とポジティブな発見につながり、より帰属意識を高めることに貢献できればと、運営に参加しました。
村上
運営体制はバックオフィスを中心にスタートしましたが、運営はもちろんコンテンツ作りには多くの社員が協力してくれました。
田村
業務が忙しい中ではありましたが、自分たちの持っている技術や日々お客様と向き合いながら培ってきた知見など、私たちが大好きな”データ活用の魅力”を、大切な人に伝えたいという想いが溢れる企画ばかりでした。運営である自分は、そういった想いをどのように発信できるかを意識してイベントを推進しました。
村上
ブレインパッドが取り組んでいることは、ITに馴染みのない方からすると、“何をしているか分からないし、とっつきにくい”という印象を抱かれやすい側面があると思います。
ですが今回は、「データサイエンスをいかにカジュアルに知っていただくか」「初めての方にも気軽に触れていただける場をどうつくるか」について、社員のみなさんが主体的に考えてくれました。その結果、老若男女問わず、幅広い層のみなさまにご来場いただき、当社の取り組みはもちろん、データ活用やAIについても各体験を通じて関心を高めていただくことができたと思います。
章
私自身はプログラミングでロボットを動かすコンテンツを企画しました。その準備を進める中では(普段の業務でもそうですが)「アイデアがあれば自由にやってください!」というブレインパッドのカルチャーをとても感じました。ほかの社員も同様に感じていたのではないかと思います。
今回のイベント自体、当社にとって初めての取り組みでしたが、とにかくみんなで考えながら進んでいきました。他の会社だと計画をきちんと固めないと進まないことが多いと思いますので、この行動力、スピード感は、ブレインパッドらしさだと思います。
紺谷
章さんのいう通り、数か月という準備期間でイベント開催に漕ぎ着けました。イベント募集当初はあまり関心を示していなかった社員も、準備が進むにつれ、徐々にその熱量に引き寄せられていったのが印象的でした。
社員企画のコンテンツ一覧。約3か月でここまでの企画が揃いました。




当日の熱気と“ブレインパッドらしさ”の再発見
──イベント当日はどうでしたか?
紺谷
イベント当日は、全社を巻き込んだ文化祭のような雰囲気でした。私の娘は章さんのロボット プログラミング体験に夢中で、終了後も「またやりたい」と話していました。サンリオキャラクターとのふれあいも、子どもにも大人にも大人気でした。
章
嬉しいです!お子さんだけでなく、大人も楽しんでもらえたのではないかと思います。私が企画したのは、AIやセンサーの高度な機能までは使いませんでしたが、ブロックベースでロボットを動かして迷路に挑戦するプログラミング体験を行いました。ゲストの方にとても興味を持ってもらえたようで、経営層の方が一人で参加したりなんてこともありました(笑)。データやAIといった技術が、身近な“遊び”として体験され、会話や行動のきっかけになっていく光景は、ブレインパッドならではと感じました。
村上
今回のイベントは、あえて“ファミリーデー”とは呼びませんでした。 「ファミリーデー」という言葉には、「家族連れ向けのイベント」というイメージが強く伴うため、より多くの方々に気軽に参加していただけるよう、対象を「大切な人」と定義しました。
子どもから大人まで、誰でも楽しめるイベントにしたいという思いのもと、多くの方々にご来場いただき、結果として、年齢や立場を問わず笑顔で過ごしていただけたことを、とても嬉しく感じています。
田村
社員同士でも、お互いのコンテンツを体験しながら「どんな技術を使っているの?」などのやり取りが見られました。普段から技術の話をしていますが、今回のイベントでも、そういった会話があったのは印象的でした。
紺谷
どのコンテンツも行列ができるほど、非常に賑わっていました。ゲストの方々が”面白そうだな”と感じてもらえる雰囲気を作れていたということだと思うので、すごいなと思いました。
田村
多くの方に楽しんでいただけたと自信を持てることの一つに、イベント中、そして、終了後も、大切な方から社員へ「いい会社だね」とという声を多数いただいたことが挙げられます。普段目に見えない会社のよい“空気感”を感じ取っていただけたのは大きな成果でした。大成功だったと思います!







参加者アンケート抜粋
・各コンテンツ趣向を凝らし、大変楽しかったです。普段あまり触れることのない分野でしたが、それぞれの持つ力や可能性に触れ、今後、それをどのように活用できるか考える機会にもなりました。
・ブレインパッド社員の技術やプロジェクトへのこだわりが見られてとても満足です。
・同僚のご家族・友人等と会社の中で挨拶することができ、普段とは違う人となりを知ることができる良い機会だったと感じました。
・私は転職が多く、いろんな会社を経験しましたが、こんなに楽しい企画に参加できたのは今回初めてでした。家族からもこのような会社で働けてよかったね!との言葉もいただきました。
・子どもたちに、普段見ることがない職場をみせることができて嬉しかったです。オフィスの雰囲気や社員さんがキラキラしていて素敵でした。
人と人、技術との出会いが生まれる場へ
──本イベントを今後、どのようにしていきたいですか?
紺谷
ぜひ恒例のイベントにできればと思います。
ブレインパッドには優秀な方がたくさんいるので、社外に目を向ければより良い待遇で迎えてくれる会社はたくさんあると思います。そのような環境の中で、一緒に働く人や文化・雰囲気が、”ブレインパッドに留まり続ける理由"になると思います。良好な人間関係を築ける職場は、個人の人生をより豊かにする要素のひとつだと考えています。その意味でも、人と人とのつながりを深められる機会を提供し続けていきたいと思っています。
田村
私も同感です。今後、このイベントが、技術と社会、社員と家族をつなぐ「懸け橋」のような場になって欲しいと思います。生成AIなどトレンドの技術を一般の方に楽しく届ける場として、可能性はさらに広がると感じています。ブレインパッドが掲げる「データ活用の民主化」の理念を体現できるような場にできたら嬉しいです。
章
普段の業務外での社員の活動、たとえば部活動やお茶会のような日常も見せられると、よりリアルなブレインパッドを伝えられるのではないかと思います。会社の“真面目な顔”だけでなく、“人間らしい側面”も含めて伝えていくことで、より深い共感が生まれていけたら嬉しいです。
村上
私自身、今回の経験を通じて、他社の取組みにも興味が湧いてきました(笑)。次回の開催に向けては、他社の事例などからも知見を深め、安全面にもより一層配慮しながら、ご来場いただく皆さまにさらに喜んでいただけるイベントを目指していきたいと考えています。
いかがでしたでしょうか?
このイベントは、“会社の中の空気”を社外へ開く新たな試みとなり、社員とその大切な人たちの距離を縮める貴重な機会となりました。「働くこと」や「技術」に真剣に向き合いながら、「遊び心」や「つながり」も大切にする。そんなブレインパッドらしさが詰まったイベントが、次回はさらに多くの共感と笑顔を生み出すことを期待しています。
ブレインパッドでは新卒採用・中途採用共にまだまだ仲間を募集しています。
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www.brainpad.co.jp
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