完全内製のビッグイベントの舞台裏に迫る ブレインパッド創業20周年イベント 運営メンバー対談

2024年3月に開催したブレインパッド創業20周年特別社内イベント。ブレインパッド史上最大規模となったこのイベントは、社内の実行委員メンバーが、ほぼ全てのコンテンツを自分たちで準備しました。
本ブログでは、当日の運営も含めて、内製とは思えないほどのクオリティで最高の盛り上がりを見せた本イベントを企画・運営した中心メンバーの対談を通して、その舞台裏に迫ります。


星田梨瑚
アナリティクスコンサルティングユニット
2023年新卒入社
紺谷幸弘
執行役員 ソリューションユニット副統括
2010年新卒入社
河合広樹
アナリティクスコンサルティングユニット
2022年新卒入社
創業20周年特別イベント
実行委員メンバー
創業20周年特別イベント
総合プロデューサー
創業20周年特別イベント
実行委員メンバー


こんにちは、プラチナブログ編集部です。
ブレインパッドは、2024年3月14日に創業20周年イベントを開催しました。大盛況だった当日の様子はこちらの記事でご紹介しましたが、今回は、事前準備から当日運営までを担った実行委員メンバーに、イベントのコンセプト決定から準備段階での苦労など、その舞台裏をインタビューしました。

ブレインパッド創業20周年記念イベント開催レポートはこちら

すべてはこのコンセプトからはじまった。「600人に高揚感の原体験を提供!」


──創業20周年特別イベントの準備は、いつ頃ごろから始まったんですか?

紺谷
2023年の5、6月頃だったと思います。上司から「(CEOの)関口さんが、創業20周年は紺谷さんに総合プロデューサーをお願いする予定だと言っていたよ」と伝えられたところからスタートしました。本当に突然でしたね。

──総合プロデューサーを指名されたときはどんなお気持ちでしたか?

紺谷
そのようなイベントをやったことがありませんし、正直、大変そうだと感じました(笑)。ただこれは自分にとってチャレンジすべき機会だと思い、やります!となりました。

河合
紺谷さんがイベントを主催しているイメージがまったくなかったので、私も驚きでした!

紺谷
そうですよね。最初は、本当に何をしていいかわからないという状態でした。ただ他の方に相談した時に「必ずしも一人で紺谷さん自身が、全部の企画、コンテンツを設計・推進する必要はないのでは」といった話をもらい「あぁそうか」と一気に気が楽になったことを覚えています。とはいえ、いろいろな人を巻き込んで準備をお願いするので、すべて任せてきちんと成立するのか?という懸念もありました。そこで、イベントを検討する際のよりどころになるようなものが必要だなと感じ、できたのが「600人に高揚感の原体験を」というコンセプトです。

実際に共有されたイベントコンセプト

星田
どういう形で、原体験や高揚感という言葉に辿り着いたんですか?

紺谷
検討にあたって、何度かブレストを行いました。その中で「感謝を伝える」というワードがあがったんですが、参加者に対してどういう気持ちを持ってほしいかを考えた時にピンとこなかったんです。こちらから感謝を伝えたとて「それでどうなってほしいんですか?」という疑問に答えられないと思いました。また「仲間意識」「一体感」というキーワードもあったのですが、目的も何もないのに一体感や仲間意識は持つのは難しいなと感じていました。

星田
たしかに、少しわざとらしいというか、ブレインパッドっぽくないですね。

紺谷
そんな難しさを感じていたときに「10年くらい前のブレインパッドは、熱狂するエネルギーや熱量がもっとあったよね」という話が出ました。今、ブレインパッドは次の中期経営計画で大きく飛躍していこうという時期です。これから新たなチャレンジをしていくにあたって、熱量を共有するための共通の体験を提供できたら、単純なお祝いを超えた意味をイベントに与えられるんじゃないかと思ったんですよね。「あのときって凄かったですよね!」という感覚を全員で持てるといいなと。結果、たどり着いたのが「600人に高揚感の原体験を」でした。

星田
改めて聞くと、心に響くコンセプトですよね。私たち実行委員会のメンバーは、そんな紺谷さんの思いを受け継いで企画を進めたいという気持ちが強くあったと思います。

河合
確かにそうですね。このコンセプトは、準備期間中ずっと頭にありました。こういったイベントを行うとき、僕は「盛り上がればいいじゃん」と思っていました。ですが、今回のように、コンセプトを軸に、強い思いと目標をもって推進できたことは、とても新鮮で面白かったですし、コンセプトはこんなに重要なんだと学びにもなりました。

紺谷
それは良かったです。多くのメンバーがイベントに関わるようになったときに、このコンセプトが判断基準になればよいなと思っていたので。

星田
そうですね。紺谷さんに聞かなきゃというわけではなく、常にコンセプトが判断基準になっていた感じがありました。


実行委員会発足「これからの会社を支える人物が集まった」

──次に、実行委員会メンバーについてお伺いします。総勢20名規模になったとお聞きしました。お2人は、どのように参画したんでしょうか?

河合
紺谷さんからの実行委員募集メッセージは、心に訴えかけるような内容でした。私はもともと交流の場をつくるのが好きなこともあり、ぜひやりたいと思っていました。また、紺谷さんが、そんな僕のことを呼んでる!?と勝手に思いながら「全部やりますよ!!」といった感じで、モチベーション高く、参加する意思を伝えました。

星田
私は、他社との合同勉強会で司会を務めていた様子を見ていた上司から「星田、やれば?」とプッシュされました。「ええ?私?」と思いながらも、私はこの会社が好きで入社したので、役に立てるんだったらなんでもやります!という気持ちで、紺谷さんに参加したいとお話ししました。

河合
ほかのメンバーも、組織や年次、役職に関わらず、集まっていましたよね。

紺谷
そうでしたね。自薦他薦問わず、熱量を持ったメンバーが集まってくれて、とても嬉しかったです。実は、メンバーを集めるにあたり、実行委員のメンバーは、これから会社の中核になっていくような人になるだろうと考えていました。実際、集まってくれたメンバーは、普段から業務で活躍している人や、一緒に面白がってくれる人たちでした。とても心強いなと感じたことを覚えています。


本格的な準備フェーズへ「実行委員会だけでなく、会社全体が協力体制に」

──キックオフから準備を進めるにあたり、どのように進んでいったんですか? 

星田
基本的には、コンセプトしかなく、本当にゼロからつくっていきましたね。キックオフは、全員で集まりましたが、多忙なメンバーが多いので、スケジュール調整でさえ一苦労でした。

紺谷
そうでしたよね。コンテンツの素案出しは、全員でアウトプットしたいと思っていましたので、忙しい中、集まってもらいました。

星田
当初のコンテンツの素案は、150個くらいありましたよね。

河合
みんなワイガヤで、いろいろなアイディアが出ました! そこから、各組織の人達は好きそうか?自分たち自身は盛り上がれるか?といった点などを加味しつつ、絞り込んでいきました。

紺谷
コンテンツがある程度決まってからは、各チームに分かれて、粛々と進めていきましたね。ただ皆さん、普段の業務が忙しい中で、なんとかやりくりして、準備を進めてもらったのは、ありがたさと申し訳なさを感じます・・・。

河合
本当に忙しい中での準備でした。実は、自身の関与するプロジェクトが大変忙しくなり、実行委員を抜けようと思ったんです。当時、プロジェクトでの業務もある中で、ある程度、残業して20周年イベントの仕事をしていた状況でした。20周年イベントの企画は非常に大事だし、頑張りたいけれど、本業が最優先。イベント準備の中心部分に関与していたこともあり、関与が薄くなるのは、申し訳ないと感じ、抜けることを考えていました。

星田
相当、忙しそうでしたもんね・・・。

河合
ただ結局、実行委員会を離脱することはありませんでした。というのも、プロジェクトの繁忙期中、20周年イベントに関する自分のタスクを、役員のメンバーがどんどん巻き取ってくれたんです。その方も十分忙しいはずなのに・・・大変助かりました。

星田
会社の中核を担うメンバーということは、仕事でも中核ということですからね。みんな業務が逼迫していても、準備に手を抜くことなく進めていましたよね。

河合
私だけではなく、お互いに助けあって進めてましたよね。みんな仕事がたくさんあって、どうかしそうなのに、やりますよ~とすぐに声をかけてあっていた。

星田
人がよくて、押しつけ合いになりませんよね。むしろ「いや私が!」とタスクを奪い合うくらいでした(笑)。まさにブレインパッドだなと感じましたね。やらされている感など精神的なストレスはほとんどなかったです。

河合
そうですよね!あと、実行委員会以外のプロジェクトメンバーや関係部署の人達が、相当サポートしてくれたと思います。例えば、プロジェクトでは、実行委員会のメンバーにタスクが集中し過ぎないように巻き取ってくれたり。実行委員会以外のメンバーが、準備から協力してくれていました。

星田
私のプロジェクトもまさにそうでした。実行委員会やっているんでしょ~と、自然とタスクや稼働について、気を配ってくれました。

河合
そう思うと、実行委員会20名だけではなくて、もっと何倍もの人達の協力で、準備が進んでいたように思えます。協力してくれなかったら絶対できなかったことだったなと。実行委員会に関係のない人たちまで、それぞれのやり方で協力してくれて。本当にすごいと思います。


熱狂の当日。そして、次の10年へ。イベントの高揚感はこれからの原体験となる

──いよいよ当日を迎えて、特に印象に残ったことはありますか?
※当日の様子はぜひこちらの記事をお読みください。

星田
うちの会社の人ってリアクションするんだ!という驚きが大きかったです(笑)。普段のオフィスは、どちらかというと静かめですし、コロナ以降、大人数で集まるのは初めてとのことでしたので、どんな雰囲気になるか、正直不安でした。でもなんの心配もなく、ちゃんと笑い声とか起きるんだって、素直に思いました(笑)。

紺谷
以前から、実行委員だけで盛り上がっているようにはしたくないと思っていたので安心しました。

河合
自分たちが思っていた以上に、皆さんコンテンツに参加して楽しんでくれていました。笑顔カメラや、謎解き、役員漫才などは、想像以上に食いつきがよかった(笑)。

星田
ブレインパッドらしいコンテンツでしたよね!笑顔カメラは、少しハードルが高いかもなと感じていましたが、人だかりができるくらい人気でした。

河合
コンテンツが盛りだくさんでしたが、無理に参加するのではなくて、ちょうどよく司会を無視してくれたりもしていて、思い思いに皆さんが楽しんでくれていました。

星田
普通の会社だと、参加しなくては!という感覚が強いかもしれませんが、ブレインパッドは、同調圧力がまったくないなと感じました。

河合
役員漫才で、相当な笑いが起きたことも、ブレインパッドらしさを感じました、普通の会社だったら役員をいじるにしても、遠慮があるし、なかなか笑えないと思います。これは普段から、経営陣を始めとして多くの方が、役職や年次に関わらずコミュニケーションをとってくれている賜物だなと思いました。

星田
普段から交流があるので、600名規模になっても、あるあるネタが笑えるんだと思います。あと、経営陣の方々が、本当に嬉しそうで、楽しそうだったことも印象的でした。

紺谷
冒頭から相当楽しんでいましたね。楽しみ過ぎて、コンテンツの成立が危ういシーンもありましたが・・・(笑)。ほかにも、飛び込みゲストがきたり、会場音声が出なかったりと、いろいろなトラブルはありましたが、無事に、皆さん楽しんでいただけたのではないかと思います!

──開催後のアンケート結果も非常によかったそうですね。

紺谷
ほとんどの人が5点満点中4点以上でしたね。すべてのコンテンツの満足度が高かった。

星田
終わってからも「すごく良かったですよ!」「お疲れさまでした!」と言ってくださる方がたくさんいました。人見知りの方もいらっしゃると思いますが、それでも声をかけようとしてくださる優しい方が何人もいるんだなと思いました。

──最後に総括すると、今回はどんなイベントだったと思いますか?

星田
私は、まだ1年目だったので、節目感をそこまで感じませんでした。ですが、ブレインパッドの仲間として、改めて、受け入れられた感覚がありましたし、この雰囲気や文化を、会社が大きくなっても、ちゃんと守っていきたいなと、思いました。

河合
たしかに。ただ文化に染まるのではなく、自分の色もそこにいれていけるという感覚を今回のイベントから感じました。会社を自分たちでつくっていけるような感覚です。

紺谷
2人がそのように感じてくれて嬉しいです。私も、正直、特別だった感覚はありませんでした。実は、10周年や上場をした時も同じ感覚でした。10周年や20周年は節目ではありますが、背伸びをして特別なことをするのではなく、いつもの自分たちで、自分たちが好きなことをやっている。だからこそ、特別感があえてなく、昔から今もずっと変わっていないのかもしれません。

そして、今回のイベントが本当の意味で成功したかどうか。それは、この後わかることだと思っています。私たちが提供しようとした「原体験」や「高揚感」は、これから先のチャレンジの中で活きてくるものだと思っています。20周年を共に祝い高揚感を共有した仲間が、共にチャレンジに挑み、そして、新たに加わった仲間にも伝播していく。そういった所から、新しい10年が紡ぎ出されていくものだと思っています。これからの10年が楽しみです!

──貴重なお話をありがとうございました!


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www.brainpad.co.jp
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