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こんにちは。データエンジニアリング本部 ソリューション開発部の山下です。
前回に引き続き今回もAzure OpenAI Serviceについての記事になります。
Azure OpenAI Serviceの構成は、Azure Portalでリソースとモデルの管理を行い、Azure Open AI Studioのプレイグラウンドを使ってデプロイしたモデルを評価できることが分かりました。
今回はAzure Portalにはどのようなメニューが用意されているのか、何ができるのかを確認したのでそちらをご紹介したいと思います。
目次
- 1. 概要
- 2. アクティビティ ログ
- 3. アクセス制御
- 4. タグ
- 5. 問題の診断と解決
- 6. キーとエンドポイント
- 7. モデル デプロイ
- 8. 価格レベル
- 9. ネットワーク
- 10. ID
- 11. コスト分析
- 12. プロパティ
- 13. ロック
- 14. 警告
- 15. メトリック
- 16. 診断設定
- 17. ログ
- 18. タスク(プレビュー)
- 19. テンプレートのエクスポート
- 20. リソース正常性
- 21. 新しいサポートリクエスト
- 22. まとめ
1. 概要
2. アクティビティ ログ
アクティビティログでは、Azure OpenAI Service のリソース作成や、モデルの作成、削除などのログが記録されています。
3. アクセス制御
アクセス制御(IAM)ではAzureADによるロールベースのアクセス制御の設定が出来ます。2023年5月現在では「Cognitive Services OpenAI Contributor」と「Cognitive Services OpenAI User」のAzure組み込みロールが存在しています。
4. タグ
5. 問題の診断と解決
6. キーとエンドポイント
7. モデル デプロイ
8. 価格レベル
9. ネットワーク
ネットワークでは、APIエンドポイントへの通信制御を行うことができます。選択肢は以下のとおりです。
- Firewalls and virtual networks
◦ 全てのネットワーク
インターネットのどこからでもアクセスできるようにしたい場合はこちらを選択します。
◦ 選択したネットワークとプライベートエンドポイント
選択したVNetのサービスエンドポイントと選択したグローバルIPアドレスからアクセスを許可する場合はこちらを選択します。
◦ 無効
プライベートエンドポイントからのみ許可する場合はこちらを選択します。
- プライベートエンドポイント接続
プライベートエンドポイントを作成する場合はこちらからできます。
10. ID
ファインチューニングを行う際に利用する学習用データセットをBlobストレージから読み出すことができるのですが、まだマネージドIDはサポートされていないようでした。(SASまたはパブリックアクセスのみ)
11. コスト分析
12. プロパティ
13. ロック
14. 警告
警告では、メトリックスやログをAzure Monitorによる監視、アクションの設定を行うことができます。監視できるシグナルは以下のとおりです。
- ログ分析
◦ カスタム ログ検索
- リソースの正常性
◦ リソースの正常性
- メトリックス
◦ Availability
◦ Blocked Calls
◦ Client Errors
◦ Data In
◦ Data Out
◦ Generated Completion Tokens
◦ Latency
◦ Processed FineTuned Training Hours
◦ Processed Inference Tokens
◦ Processed Prompt Tokens
◦ Ratelimit
◦ Server Errors
◦ Successful Calls
◦ Total Calls
◦ Total Errors
- アクティビティログ
◦ Allow to join CognitiveServices to an given perimeter. (Cognitive Services API )
◦ Delete API (Cognitive Services API )
◦ List Keys (Cognitive Services API )
◦ Regenerate Key (Cognitive Services API )
◦ Write API (Cognitive Services API )
15. メトリック
16. 診断設定
- Log Analytics ワークスペースへの送信
- ストレージ アカウントへのアーカイブ
- イベント ハブへのストリーム
- パートナー ソリューションに送信
17. ログ
18. タスク(プレビュー)
19. テンプレートのエクスポート
20. リソース正常性
21. 新しいサポートリクエスト
22. まとめ
今回は、Azure OpenAI Serviceについて、Azure Portalの側面からどのようなメニューが用意されており、どのようなことができるのかを確認しました。
他の Azure サービスでも用意されている基本的な項目は、Azure OpenAI Serviceでも用意されていることが分かりました。これからも機能が拡充されていくと思うので引き続きウォッチしていきたいと思います。また、今回はAzureのインフラ面の調査でしたが、プロンプトエンジニアリングもこれからどんどん求められていくと思うのでこちらもそちらもキャッチアップして時代の潮流に乗り遅れないようにしていこうと思います。