データ分析×育成で各業界を代表する企業を支援! データ分析人材育成コンサルタントのお仕事とは?

ブレインパッドで働くさまざまな職種の社員を紹介するインタビュー企画。今回は、ブレインパッドでデータ活用人材の育成に従事する井上さんと小林さんにインタビューしました!育成コンサルタントとしての仕事の魅力をお伝えします!

こんにちは、人事部の貞弘です。
ブレインパッドは金融・食品・製造・通信・官公庁など、幅広い業界の企業様にご利用いただいているデータ活用人材育成サービス(https://www.brainpad.co.jp/school/)の提供を開始して10年目を迎えました。2つのサービスメニューのうち、「公開講座」は累計550社で2,000名様、「企業研修」は累計90社で68,000名様、合計70,000名様に受講いただいています。
今回は、本サービスを提供するデータ活用人材育成サービス部のデータ分析人材コンサルタントの井上さん、小林さんにお話を伺い、データ活用人材育成サービスとは?データ分析人材育成コンサルタントのお仕事とは?やりがいとは?をお伝えしたいと思います。

井上 陽太
データ分析人材育成コンサルタント
理学部数学科出身
2019年キャリア入社
趣味は卓球で、ほぼ毎日行っています!    
小林 えり
データ分析人材育成コンサルタント
経営情報学部出身
2021年キャリア入社
仕事の息抜きは黙々とゲームに没頭することです。

──早速ですが、データ活用人材育成サービス部(以下、育成サービス部)について教えてください。

井上
まず、「データ活用人材育成サービス」ではデータ活用に関する講座を社会人向けに提供しています。受講者の業種・職種やデータ活用に関する理解度に合わせた内容を幅広く提供できる点、リアルに近いデータを用いた実践的な分析演習がある点、弊社の支援事例から着想を得たグループディスカッションテーマの出題などをご評価いただいています。
サービスを支える育成サービス部は、2023年3月現在で10名弱が在籍していて、サービスとともに組織を拡大中です。

小林
育成サービス部の提供する講座は主に2つのパートに分かれていて、コアスキルを学ぶ講義パートと、受講者が実際に手を動かして実践力を鍛える演習パートに分かれます。そのため、テキストに沿って講義するだけでなく、演習が円滑に進むようフォローする力も求められます。

──講座はどのように運営していますか?

井上
データ活用人材育成サービスは今年で10年目になります。以前は対面形式でサービスを提供していましたが、2020年以降の新型コロナウィルス感染症の本格的な流行をきっかけに、オンラインライブ配信型のサービス提供を開始しました。よって現在はオンライン開催がメインで、内容によって、1講座30名で実施するものや、大規模なセミナーの場合は最大100名が受講することもあります。
私たちの運営体制は、メインで講義をする講師が1名と、ティーチングアシスタント(以下、TA)が1‐2名、計2-3名のチームを組んで対応しています。
講座の運営時は講師とTAが社用チャットを使って常時情報連携していて、私と小林さんは同じチームに属しています。講師やTAを交互に担当して助け合って仕事をすることが多いですね。

小林
TAは受講者の出席確認、音声や投影資料のチェック、受講者に向けた補足情報のチャット投稿等、全体がスムーズに進行するように常時支援する役割です。オンラインライブ配信型になってからは、このTAの重要性が増しています。
さらに、講座の中で受講者に手を動かしてもらう演習の時間は、講師とTAで分担して支援を行います。

──データ分析人材育成コンサルタントはチームワークが大切なのですね!

小林
そうなんです!ちゃんとメンバー同士が連携できているので、安心して研修を進められます。
私が入社後、初めて講師を務めた時は、かなり緊張してしまっていたのですが、上司から「大丈夫だよ、落ち着いて頑張ろう」と声掛けしていただき、すごく有難かったですし、近くに他メンバーがいて手助けしてもらえる環境が心強かったです。
あ、井上さんからも心配の声やアドバイスのチャットをいただいたことをよく覚えていますよ(笑)。

井上
そうでしたかね(笑)。
私も、初めて講師を担当した公開講座「SQLによる集計・分析」の時は、アサインされた時からとても緊張していて、何度もリハーサルを行ってから臨んだのを憶えています。
講座終了後は必ずデブリーフィング(振り返り)を行い、より良い講座を提供できるように試行錯誤をしています。


──「データ活用人材育成サービス部」はどんな職場ですか?

井上
ブレインパッドは現時点では転勤もなく、趣味の卓球などにも時間を割けるので、私はとても働きやすいです。
職場の雰囲気としては、個人の意見や考えを尊重する文化があって、率直に考えたことを伝えられる環境です。
落ち着いた雰囲気ながら、和気あいあいとしている印象です。
会社全体に通じるかもしれませんが、物事を深く考える方が多いかもしれないですね。

小林
私もチームで連携できる点が働きやすいと感じています。
また、教員、データサイエンティスト、エンジニア、などさまざまなバックグラウンドを持つ方が多いのも、育成サービス部の強みだと思います。

──お二人はどのようにデータ分析人材育成コンサルタントのお仕事と出会ったのですか?

井上 
私は理学部数学科出身で、人に教えることがとても好きだったので、前職は数学科の高校教員でした。5年間務めるうち、私自身が数学を勉強することも好きなので、自己学習で出会った統計やデータサイエンスをより深堀りしたいと思うようになりました。
データサイエンティストになることも選択肢の1つだったので、講師として応募したのはブレインパッドだけです。

小林
私は学生時代は経営情報学部で、いわゆる情報系出身です。AI企業で5年間、自社のAI製品の導入や運用支援に携わっていました。
具体的には、お客様の課題をヒアリングして、自社製品を用いた分析計画を練り、分析を実施、その結果をお客様に報告して、製品の運用計画を練る…といった、データ分析に関わるPDCAを回す経験をしました。
仕事は面白かったのですが、もう少しワークライフバランスも重視しつつ、チームで動ける仕事・職場はないか…と検討するようになり、転職エージェントからこのポジションを紹介されたことが応募のきっかけです。

──前職でさまざまな経験をされたのですね。ブレインパッドのデータ分析人材育成コンサルタントを選ばれた理由を教えてください。

井上
これまでの教員としての経験を活かせる点と、データサイエンスに触れられる点の両方が、バランスよくかなえられるところが私の志向に合っていたからです。
別業界からの入社で多少の不安を感じましたが、前職の教員ほど大勢の前での講義経験を沢山積む仕事はなかなかないですし、どのような教え方がわかりやすいかを考えて準備してきた経験は、必ず活かせると感じました。
また、採用選考での対応が丁寧で「人を大切にする会社だ」と感じたことも理由の1つです。

小林
自分の能力やこれまでの実績や経験を評価していただけたのがとても嬉しかったのが決め手になりました。
自分の能力に自信がなくて「自分は何を持っているんだろう、これまでの経験って他でも通用するのだろうか」と不安を感じながら転職活動をしていたのですが、「クライアントワークを通じてお客様の生の声を理解している点」や「分析の落とし穴や課題意識を身につけている点」などを評価していただきまして、自分の強みを見つけてくれた、評価してくれたことが印象に残っています。
前職では「人に教える」ような業務はメインではなかったのですが、お客様に製品をレクチャーする機会はしばしばありましたので、過去の経験が今の業務に繋がっているなぁ、と感じています。
「データを活用したいが、どう活用したらいいのかわからない」、「データ活用を通じて何ができるかわからない」といったお客様の声からニーズを感じていたので、「この声を解消するためのサービス、データ利活用と現場との橋渡しが必要だ」という課題意識に共感していただけたことも、入社を決めた理由です。

──歩んだキャリアは違えど、過去の経験を活かせているのですね。入社後の流れや、現在の業務と働き方について教えてください。

小林
入社後の研修を受講した後、先輩の講座見学を通して雰囲気を掴み、TAとして受講者と徐々にコミュニケーションを取るようになりました。その後、満を持して講師としてデビュー!という流れでした。
講師としてのデビュー時期は、習熟状況に併せてアサインメントしてくれます。

井上
私の現在の業務は講師やTA業務が主です。といっても講座当日の登壇だけでなく、事前のお客様との打ち合わせはもちろん、そのための教材準備やリハーサル、メンバーでの打ち合わせなどにも時間をかけています。
それ以外は教材作成や自己研鑽のための勉強もしています。
ブレインパッドは出社/在宅勤務の双方を取り入れたハイブリッドな勤務体系を導入しているので、講座がない日は在宅勤務とすることが多いです。講座のある日は原則出社をして、運営チームメンバー全員が1つの会議室から配信をします。
講座開始の1時間前くらいに集合して、準備を行います。昼休憩をはさんで、17、8時くらいまでに講座が終了することが多いですね。

──データサイエンスに関する講師のお仕事は専門的で難しそうな印象です。

小林
受講者は、データサイエンティスト、ITエンジニア、営業、マーケティング部門の企画担当者などさまざまな業種の方が受講されています。年間4回(3・6・9・12月)の、定期的に開催している公開講座の場合ですと、開催時期にもよりますが、受講者のうち、データサイエンスを生業にする方は全体の10~20%程度です。
受講者の業種や業務内容に応じて、PCのスキルからデータサイエンスの習熟度合い、受講前の知識レベルまで異なります。受講者にとってわかりやすくなるよう、言葉遣いや表現の仕方なども工夫することが大切だと思っています。
時には、データサイエンスの高度な知見が求められるような難しいご質問をいただくこともありますが、その場で答えることが難しい場合や、回答に不安が残る場合は持ち帰り、上長や先輩スタッフに相談してから回答するようにしています。

──やりがいを感じる場面はどんな時ですか?

小林
受講者から感謝の声をいただいたり、本当に理解できた様子で「わかった」と答えていただけた時です。
受講後に実施する講座満足度アンケートで、バイネームでお褒めの言葉をもらえた時は嬉しかったです。
自分の講義やアドバイスが受講者の講座理解や今後の業務に役立ったのであれば、本望ですね。

井上
私も小林さんと同じで受講後アンケートでお客様から高い評価をもらえた時はやりがいを感じます。
演習の中でデータ分析をしている受講者のサポート面で、役に立てた時も嬉しいです。自分自身が勉強する中で、疑問を感じて深堀りしたことを受講者から質問される機会があり、そこで上手く回答できた際には、普段から継続的にインプットしてきた成果が出せて本当に嬉しい気持ちになります。

──今後の目標を教えてください。

井上
将来的には、より専門性が高くクライアント企業様の実務に近い領域で育成研修やアドバイザリ業務に挑戦していきたいと考えています。
具体的には企業内のデータサイエンスの実務者・専門職や一般職など多くの方々を対象に、組織内のデータ利活用プロジェクトを伴走するイメージで、事業課題なども踏まえて企業内のデータサイエンスを推進していくための支援ができるようになりたいと考えています。
データサイエンス領域にもさまざまな職種が登場していますが、ブレインパッドでは自分の知識やスキルを直接的に活かすだけでなく、お客様とチームを組んで、一丸となってビジネス成果を作っていく取り組みにも挑戦できることが大きな魅力です。
そのための準備として、より多くの経験を積んで広い視野で物事を捉える力とデータサイエンスの知識や知見をさらに磨いていきたいと思います。

小林
私はまだ講師経験が浅いので、講師経験を積みながら担当できる内容の幅を拡げていきたいと考えています。

──今後どんな方と一緒に働きたいですか?

小林
データ利活用プロジェクトなど、DX推進に取り組んでいた方は講師に向いているんじゃないかと思います。
というのも、受講者のデータ利活用に関する悩みや課題に共感・理解しやすいので、ご自身の経験が強みになるかと思います。なので講師経験の有無に限らず、エントリーしていただければと思います!

──本日はありがとうございました!

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