ベテランと若手が対等に議論できる秘訣は、ファクトとなるデータが前提だから!と思いきや、実は優しい人が多いから!? 意外とウェットでもあるブレインパッドの組織文化に迫る

ブレインパッドで働くさまざまな職種の社員を紹介するインタビュー企画。今回は、ブレインパッドでコンサルタントとして活躍する大澤さんと福西さんにインタビュー!ブレインパッドのカルチャー、その魅力を語っていただきました!

こんにちは!人事部の小山です。

今回は、ブレインパッドが大切にしている顧客志向の働き方や、「データの会社なのに優しい人が多いのがギャップだった!」とよく言われるカルチャーの魅力をご紹介するべく、コンサルタントでマネジャーを務めている大澤さんと若手コンサルタントの福西さんにインタビューしました!

データ分析だけじゃないコンサルティングの楽しさ

── はじめに、お二人は普段どんな業務を担当されているのか教えていただけますか?

大澤
では私から。今は、金融業界のデジタルマーケティングを支援するというテーマで、某銀行のDX組織の立ち上げを指揮しています。地方銀行をはじめ国内の金融業界は全体的にデジタル化を思うようには進められていない状況にあるので、目指すべきところに向けて何をしていくべきかの戦略策定から、組織内の調整やデジタル人材の育成、デジタル文化の醸成までDXの土台をつくるための支援を一つ一つ地道に行っているところです。

DXはやはりデータからは逃れられないので、マーケティングツールの導入やデータ分析・活用のための基盤づくりのところも含めて検討しながら進めています。もう総合格闘技みたいな感じです。

── 本当に幅広い範囲をご支援されていますよね。福西さんはどのようなプロジェクトに携わっていらっしゃいますか?

福西
今はアミューズメント施設を運営する企業様のご支援をさせていただいています。私が担当しているのはデータ分析の部分で、顧客データを分析して中長期的な戦略への示唆出しをしたり、短期的なところでは実施しているマーケティング施策の効果検証をご支援したりしています。

このお客様とは長いお付き合いがあって、「システムやデータに関してはブレインパッドさんが一番よくわかっているから」ということで、先ほどのデータ活用の部分に加え、新システム導入における、要件整理のお手伝いもさせていただいています。

── データ分析に留まらずお客様の戦略構築やシステム構築など幅広い範囲をご支援されているんですね!

福西
はい。出口がデジタルマーケティングに閉じていないのが面白いところだと思います。集めたお客様のデータから顧客が何を求めているのかを理解をして、そこからどうビジネスを成長させていくかを考えています。

── 新規顧客だけではなくて、いかにリピーターを増やしてLTVを高めていくか?というところまで考えるということですよね?

福西
そうです。そういうところまで考えるのが面白いですし、すごく楽しいです!

── お客様のビジネスを成長させるために、プロジェクトの中で工夫されていることはありますか?

福西
はい。あくまでもビジネスを成長させる示唆を得るためにですが、アトラクションも体験させてもらえたりするので非常に助かっています。結局データはデータでしかなくて、いくら分析してもなかなか解像度が上がらないということもよくあるんです。実際はどうなのかを自分で体験してみて、「お客様はこんな気持ちになっているんじゃないか?」とか「こういうところが重要なんじゃないか?」という仮説を立てて検証していくのはアトラクションを体験させてもらえる以上に楽しいですし、会社としても大事にしているところです。

大事なのは、課題の本質に向き合って解決まで伴走すること

── データから得られる知見だけでなく、現場での体験からも検証をして事業成長に繋がる施策を考えていくというのは本当に面白そうですし、お客様の問題に向き合うことを大事にされているんだなと思います。

大澤
そうですね。いろいろと問題はあるんですけど何が原因なのかわからないという場合も多いので、課題を繰り返し深堀りしていって、何がボトルネックになっているのか本質を突き詰めていくというのが我々の役割だと思います。

そして、ブレインパッドが特に大事にしているのはその先の課題解決の部分です。根本的な問題を特定するだけではなくて、解決するところまで伴走します。その解決していく過程の中で、本質的な部分を解決するためには本質的でないことにも目を向ける必要があるというのが先程の福西さんの現場を体験するのが大事であるという話にも通じるところです。

例えば、策定した戦略を実行するためにお客様の組織内で認識を合わせるとか、徐々に社内のカルチャーを変えていくとか、解決策が机上の空論にならないように簡易的なプロトタイプをつくってどういった仕組みでどういった効果が期待できるかやってみせたり、少し脇道に逸れた作業もしながら本質的な課題にアプローチしていきます。

組織内の調整なんかはクライアントにお任せして戦略策定だけやればいいじゃないかという考えもあると思いますが、そこをグッと堪えて一つ一つ必要なことを実行していくのが我々の支援スタイルだと考えています。

── それこそ、我々のValuesにある「本質に向き合う」なのではないかと思いました。福西さんはいかがですか?

福西
私も、問題を特定したり解決策を提示するだけで終わるのは、お客様のビジネスに対して真剣に向きあっていないと思っています。データの分析結果が出たり、立てた仮説がデータで裏付けられたり、こうしたらいいんじゃないかという解決策が出たりすると、それだけでお客様は喜んでくれるんですが満足してもらってそのまま終わりにすることもできますが、お客様のビジネスを成長させるということを考えれば、そこから先にも考えるべきことが沢山あります。

私達と直接やり取りをされているお客様はデータや分析についての知識がありますが、実際の施策を企画する部署の方々の中には、データを見ることに慣れていない方もいらっしゃいます。そういう方々にどう説明したら伝わりやすいかとか、どういう考え方で企画をしたらいいかとか、そういったところまできちんと考えてアウトプットを出すのが、ブレインパッドで大切にしている「本質に向き合う」ということなのかなと思います。


若手でも議論や挑戦が歓迎される風通しの良さ

── 顧客のためにプロジェクトメンバー同士で意見を出し合うこともあると思いますが、発言のしやすさや社内の雰囲気はいかがですか?

福西
プロジェクトの中だったら、相手が上司であっても反対意見を述べることには全然抵抗感がないんです。もちろん単に反対するだけではダメですが、データを基にこういう仮説があるからこっちの施策なんじゃないかっていう意見を出して、それに対して上司もフラットに考えを話すんですよね。部下に反対意見を述べられたら機嫌を損ねる人もいるかもしれませんが、ブレインパッドでは心理的な障壁なしに思ったことを発言できていると思いますし、むしろそういった議論が求められていると思います。

── 大澤さんが大きく頷かれてますが、やはりPMとしてそういう話しやすい雰囲気づくりは意識されているんですか?

大澤
はい。もちろん意識していますし、実際話しやすいカルチャーだと思います。ブレインパッドが携わるプロジェクトの内容は多岐にわたっていて領域をまたぐことも多いので、上司であってもその分野にはあまり精通していないということもあります。だからこそ、若手メンバーであっても実際にデータを基に分析を重ねて、仮説を立てるところまで突き詰めた人の意見というのは大事なんです。上司が立てた仮説をブラッシュアップするという意味でも、若手が意見を出しやすくなるような雰囲気を意識的につくるようにしています。

── ただ、簡単にできることじゃないですよね。

大澤
そうですね。僕が初めて入ったコンサルファームでは、一番上のパートナーと呼ばれている役職の人達に対して物申したり反論したりするのは、あまりにも恐ろしくてできなかったです(笑)。そういうポジションの人達に対して、うちの入社1年目や2年目の若手メンバーが臆することなく物申せるこの環境はなかなか貴重だと思います。議論が好きな人が多いのかなって思いますね。

福西
議論が好きな人はめちゃくちゃ多いですね(笑)。

大澤
無限に何か話してますよね(笑)。上司か部下かは関係なく、「そもそもこれって〜」と前提に立ち返るような話もしますし、そういう発言があっても「あぁ確かにそうだね」って受け入れられる懐の深さがある人が多いですよね。

福西
自分の意見を通すことには皆さんあまり拘りがないのかもしれないですね。課題を深堀りして解決に導くっていうところに興味があるんだろうなと感じます。

── お客様の事業成長に繋がるかどうかを一番大事にしているからというのもあるかもしれませんね。皆さん主体的に仕事を進められている印象ですが、裁量権は大きいと思われますか?

福西
他社と比べてどうかはわかりませんが、思ったより任せてもらっていると思います。今携わっているプロジェクトでは、お客様とのやり取りや打ち合わせなどは私が主導していて、後輩メンバーへの仕事の割り振りも任せてもらっています。それから、2年目の夏くらいに「PMをやってみたい」という相談を上司にしていて、先輩のフォローアップ付きですが任せてもらえることになりました。しっかり実績を積み重ねていけば、やりたいことに挑戦できる環境だと思います。

── すごいですね!新卒社員としてPMを任された時期としては(業界でも)相当早いのではないですか?

大澤
かなり早いです。福西さんの能力の高さもありますが、手を挙げればいろいろとチャレンジできる環境ではあります。手厚くフォローしながら見守ってくれる文化もあるので、チャレンジしやすいと思います。

── サポーティブな温かい雰囲気があるんですね。その辺りもう少し詳しく伺いたいのですが、何か社内の協力があったからこそ成し遂げられたというようなエピソードはありますか?

大澤
以前、技術選定に関して僕とお客様との間で頭を悩ませていたことがあって、Slackで社内のエンジニアさんに「助けてください」ってDMを送ったことがあったんですが、エンジニアの人達も正直よくわからない…という状態でした。ただ、そこで終わらずに「社内の有識者に聞いてみます」と別の方に投げてくれて、更にその方がその分野に詳しい人に聞いてくれて、結局DMを送ってから30分くらいで問題が解決したことがありました。部署が違っても気軽にコミュニケーションをとれる風通しの良さと、お客様の課題を迅速に解決しようという顧客志向のカルチャーを改めて実感しました。

── 自分があまり詳しくない分野でも社内に誰かしら精通している人がいるというのが、プロフェッショナルが多いブレインパッドの魅力でもありますよね。福西さんはいかがですか?

福西
私は、携わっているプロジェクトを進める中で質問をしたり意見をもらったり相談したりということは日常的にやっているので、社内の皆でお客様のために協力しているなというのはいつも実感しています。皆さん本当にお客様のことが好きですし、議論も好きなので、私が情報を共有するとそれに対して質問が飛んできたり、こういう仮説もあるんじゃない?と意見を出してくれたり、部署を越えてどんどん議論が広がっていくんです。質問されたり意見をもらうことで自分の仮説をブラッシュアップすることができています。

あとは、入社してすぐの頃に、他部署の方と協力して社内のナレッジをためるツールを導入したことがあります。研修プログラムの中に社内の課題解決のプロジェクトをやってみる企画があって、若手3人くらいのチームで挑戦しました。私達のチームは社内のナレッジ共有が上手くいっていないところがあるのではないか?というのを課題として挙げて、その企画自体はすぐに終わったんですが、このまま終わるのは勿体ないと思い、社内の方々にも意見を聞いて回ったんです。そしたら同じところに課題を感じていた方が声を掛けてくださって、会社をあげた取り組みとして実現することができました。

── お客様とのプロジェクト以外でも協力的な文化があるのですね!ここまで、仕事の進め方や社風についていろいろとお話しいただきましたが、最後にお二人が思うブレインパッドの魅力をお伺いしたいです。

福西
とにかく居心地が良いです。変に気を使ったり人間関係にストレスを感じたりすることがないので、お客様に価値提供するにはどうしたらいいかを考えることに集中できています。ずっとそういうことを考えていて、飲み会の場でも課題についての議論で盛り上がることもあって、そういうところが居心地がいいなと思っています。あと、経営陣の方も近くにいるので飲みに行ったりもよくありますよ(笑)。

── 大澤さんはいかがですか?

大澤
シンプルに言うといろいろと経験できるというのが魅力かなと思います。最初の方で総合格闘技という言い方をしましたが、ブレインパッドではお客様の課題を解決するためにいろいろなアプローチを組み合わせることが多いので、一つの部門に所属して一つの分野を突き詰めていくようなキャリアでは満足できないという方にはとても良い環境です。いろいろな領域に触れたい、新しいことにチャレンジしたい、大変だけど高みを目指していきたいという方には向いているのかなと思います。

── スキルや経験を横に広げていけるのは楽しいですしキャリアにもプラスになりますよね。お二人とも、今日は沢山お話しいただきましてありがとうございました!


ブレインパッドでは新卒採用・中途採用共にまだまだ仲間を募集しています。
ご興味のある方は、是非採用サイトをご覧ください!

www.brainpad.co.jp
www.brainpad.co.jp