【営業インタビュー】大手SIerからの転職!ブレインパッドでの挑戦を決意した理由とは

ブレインパッドで働くさまざまな職種の社員を紹介するインタビュー企画。今回は、営業としてブレインパッドに中途入社した社員に、「ブレインパッドの営業ってどんなことをやっているの?」「転職の理由は?」などさまざまな質問にリアルに答えてもらいました!


こんにちは。人事部の小山です。

今回は、ブレインパッドで働くメンバーや、ブレインパッドでキャリアを積む魅力についてご紹介すべく、約2年前に入社し現在ビジネス統括本部にてチーフ・アカウントマネジャーとして活躍する小林さんにインタビューを行いました。

大手SIerでの営業職を経てブレインパッドへの転職を決意した理由や、入社後の苦悩、ブレインパッドだからこそ味わえるやりがいなど、社員のリアルな声をお届けします。


── はじめに、小林さんの現在の仕事内容を教えてください。

消費財メーカーや流通、小売といったリテール業界のお客様を中心に、事業に関するさまざまな課題解決の支援を行っています。プロジェクトの内容は本当に多種多様で、IT・データを活用したサプライチェーンの改善やマーケティングの高度化、システムの開発・運用をはじめ、デジタル人材、データ活用人材の育成まで幅広く支援しています。お客様が抱えている課題は多岐にわたり、それに対する解決策もさまざまなので、ブレインパッドが提供しているプロダクトの導入やシステムの開発をゴールにせず、フラットな立場でクライアントが抱える課題を根本的に解決できるようなソリューションを考えて提案しています。

── リテール業界のDXの現状やトレンドはどういう状況でしょうか

数年前までは、最新のIT技術やデータの利活用やDXなどをテーマとしたプロジェクトは、DXを推進するために立ち上げられた特定の部署や経営企画のような経営層が中心に取り組んでいましたが、今は事業部門が中心となって進めるように変わってきていると感じています。業務の効率化から売上の拡大、組織の改善、新規事業の立ち上げに至るまで、データに基づいてPDCAを回して最適化していくというデータドリブンな経営にシフトしているので、経営層だけでなく事業部門の方とも密に連携して進めるプロジェクトが多いです。

── プロジェクトの内容についてもう少し具体的に伺いたいのですが、例えばどのようなプロジェクトがあるのでしょうか?

直近で取り組んでいるのは、大手飲料メーカー様のサプライチェーンの業務改善プロジェクトです。3か年の長期プロジェクトで、SCMの業務効率化とともに、SCM業務の継続性や従事する方の働き方改革・負荷削減・属人化解消を目指したプロジェクトです。背景としては、既存のソフトウェアではデータの解析・結果の可視化を行うことが難しぎるため、人がAIや仕組みそのものを利用することが困難だったり、外部要因(商品/SKU変更や物流リソースの変化)に柔軟に対応できない、という、現在だけでなく今後の将来にもつながる大きな課題がありました。

現状、小さな判断/オペレーションミスでも数千万〜億単位の損失に繋がってしまうため、現場の方々は非常に緊張感のある中で業務を推進されています。最近は商品構成も多様化しており、新しいジャンルの商品やプライベートブランドなど、種類もどんどん増えて煩雑化しているため、それぞれの販売計画と需給バランスを見ながら正確な判断とオペレーションを行うことが非常に難しく、そのオペレーション自体が社員の負担になってしまっていました。

そういった問題を解決するために、データ分析や結果の可視化がより簡単にできて、業務継続性と人の働き方改革につながる提案をしました。

ビジネス統括本部 アカウントマネジメント2部 チーフ・アカウントマネジャー
小林 英之

── AIを業務と人の両面で活かす重要なプロジェクトですね。やりがいがありそうです。

そうですね。お客様から頼りにしていただけていると感じますし、感謝の言葉も多くいただきます。お客様からのさまざまな要望や期待に応えるのはかなり大変ですが、提案したソリューションが良い結果につながった時や、一つのプロジェクトが終了した時は大きな達成感があります。

── 今ブレインパッドでの実績を積み上げられているのは、前職の大手SIerでの営業経験があったからでしょうか?現職にも活きている経験があれば教えてください。

前職でも、リテール分野の業務部門のお客様を相手に営業をしていたので、そこで培ったスキルや知識はブレインパッドでの仕事に活かすことができていると思います。クライアント企業の事業遂行に必要不可欠な重要度の高いプロジェクトや、数年規模の大きなプロジェクトも担当していたので、企業の経営層から管理部門、IT部門、事業部門までさまざまな部門の方々と連携しながらプロジェクトを進めていくスキルが身につきました。

さまざまな部門と関わることでプロジェクトの全体像や影響を理解することもできましたし、開発した仕組みが現場でどう活用されるのかも間近で見てきました。「どのような人」が「どのような状況」でそのシステムを使うのか、実際に使う人の視点に立って仕組みづくりができるようになったのは、前職で培った経験があったからだと思います。

── 前職でもやりがいのありそうなプロジェクトを担当されていたのですね。そんな中、なぜ転職を決めたのですか?

理由は2つあります。
1つ目は、自分自身が、ここ数年で加速しているDX/AIの時代に通用する新しい営業スキルを身につけたいと考えたからです。私も昔はそうでしたが、クライアント特定部門との関係を深めることが営業スキルとして求められていた時代もありました。しかし、今は状況も変わっています。お客様の課題を汲み取り、業務・組織・人・技術・時間軸(現在~未来)といった多面的な視点でお客様の課題解決につながる提案ができるようなスキルを身につけなければいけないと思いました。

2つ目は、「人生100年時代」と言われるこれからの時代、今の定年よりも長く働くことを前提にキャリアを考えた時に、以前の会社でずっと活躍していくのは難しいと率直に思いました。定年まではなんとか続けられるとしても、そのあとは早期退職するか、新しい時代の仕事に対応するために職種転換するしかなくなってしまう可能性が高いと思いました。なんとなくで仕事を続けるよりも、今から「攻め」のキャリアを積んでいきたいという思いが強かったです。

── SIerの将来性に対する懸念と、個人のスキル・キャリアについての考えがあったのですね。転職活動中はさまざまな企業を検討されたと思いますが、ブレインパッドのどのようなところに魅力を感じましたか?

面接の時に役員の方が、「今後はブレインパッドを成長させるだけでなく、社会の変化に合わせて大手のコンサルやSIerの業界構造も変えていきたい」というような大きな話をしてくださいました。その話がとても納得感があり、そのビジョンに向けて挑戦を続けている熱意の高さにも魅力を感じました。

── 最終的にブレインパッドを選んだ決め手は何だったのでしょうか?

「データ活用で未来を変えて行く」という大きなビジョンを掲げるだけでなく、実際に事業を通してそれが実践されていると感じられたことが大きかったです。夢や理想を掲げている会社は他にも沢山ありますが、それを実践するためにどんなことに取り組んでいるのかを、とにかく具体的にお話しいただけたので、ブレインパッドの事業は業務と社会を変えていく大きなエンジンになると感じましたし、会社の将来性もあると思いました。数十社の企業を受けましたが、面接でお話しいただいた内容は他社と比べものにならないくらい魅力的でした。

また、個人のキャリアについても一緒に考えていただき、面接の段階でブレインパッドで身につけられるスキルや大まかなキャリアプランが描けたことも決め手の一つです。

── 本当に大きな決断でしたね。その後、実際に入社されていかがですか?自身のスキルアップにつながっていると感じられるような業務に、挑戦できていますか?

はい。想像していた通り、担当する案件は難しいものや大規模なものが多いです。恐らく他社でも難しいような、失敗してしまったプロジェクトのリカバリーの相談や、コンサルに理想の設計図は描いてもらったけど業務実装や、運用する人がいないというような、なんとも解決が難しいお悩みを多くいただきます。簡単には解決できない分非常に大変な面もありますが、自分や社内の知識・ノウハウを総動員して解決策を見つけていくスキルは着実に磨かれていると思います。入社後にクライアントに提出する提案書や分析結果の報告書なども見ましたが、どれもしっかりと作り込まれていてかなりクオリティが高く、ワンランク上の営業スキルを身につけるための大きな学びとなりました。

── 前職の営業や他社のサービスでは、同じようなスキルを身につけるのはやはり難しいのでしょうか?

そうですね。AIやデータ活用は効率化といったSoR視点だけでなく、意思決定・判断をより良くする・変化対応など新しい要素があるため、お客様の抱える課題とソリューションやシステム開発がうまくつながらない場合、ギャップが埋まらないままプロジェクトが中止になってしまうこともあります。

また、他社の場合は「御社のほうでデータを揃えていただければ分析します」とか、「揃ったデータを仕組み化します」というサービスが多いのではないでしょうか。コンサルでも、こうあるべきという理想の設計図を描くだけで終わってしまうこともあり、お客様の課題に深く向き合い、伴走しながら根本的な課題を解決していくというスキルは、なかなか身につけるのが難しいと思います。

ブレインパッドが独特なのは、自社のプロダクトや特定のソリューションありきではなく、お客様から現状をヒアリングした上で、何が最適のソリューションかを1から考えるというところです。既存の仕組みを活用するか、新しい仕組みを作るのか、作る場合はライトに作るのかしっかり作り込むのか、多くの選択肢の中から最善のソリューションを考え、実際にどう実装し運用していくのかというところまで落とし込みます。

ただ理想形を提案して終わるのではなく、「課題を解決する」という最終ゴールからぶれない圧倒的な顧客志向のサービスはなかなか無いと言われていますし、非常に引き合いが多いです。

── やりたいことはあるけどやり方がわからないというお客様が多いと思うので、ブレインパッドのサービスはすごくニーズが高いですよね。難しい分、スキルアップにつながっているというのがよくわかりました。最後の質問ですが、ブレインパッドで活躍できる人はどんな人だと思いますか?

とことん顧客志向でお客様の課題に取り組みたい方や、枠にとらわれず課題解決のために何ができるかを考えられる方はブレインパッドの営業に向いていると思います。今SIerの営業として、お客様に提供できるサービスの幅に限界を感じている、もしくはサービスの売り込みではなく本質的な課題解決ができるソリューションスキルを身につけたいと思っている方は、ぜひブレインパッドを次のキャリアの選択肢に入れていただきたいです。

それから、主体的に動ける方、ハングリー精神の強い方も活躍できると思います。私が入社した当初はまだオンボーディング制度が十分に整っていなかったこともあり、自分から声をかけて質問し、仕事の進め方も実際に業務を行いながら必死にキャッチアップしたので、正直すごく大変でした。今は入社後の受け入れ体制も改善されており、業務だけでなく、データ活用の知見についても周りのあたたかいサポートを受けやすくなりましたが、環境に左右されず困難を乗り越えていけるタフさも時には必要かと思います。

── 本音をお話しいただきありがとうございます。小林さんのお話を通して、ブレインパッドで営業として働く魅力や、小林さんのキャリアに対する考え方、熱意を知ることができました。本日はいろいろとお話しいただきありがとうございました!


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