AIエージェント×「Rtoaster」20年の歴史ー「強いチーム」で挑む、プロダクト事業の新たな挑戦

株式会社ブレインパッドのプロダクト・サービスは、主力製品「Rtoaster(アールトースター)」が今年で誕生20周年を迎えると同時に、AIエージェントを搭載した「Rtoaster GenAI(アールトースター・ジェンエーアイ)」の開発など、変革期を迎えています。本記事では、当社のプロダクトユニットを率いる皆瀬 雄貴さんへのインタビューを通じて、事業の状況、キャリアにおける挑戦と成長、そして未来を共に創る仲間へのメッセージをお届けします。

株式会社ブレインパッド プロダクト担当執行役員 皆瀬 雄貴(かいせ ゆうき)
2017年ブレインパッドに入社。前職の人材業界での営業経験でデータ活用の重要性を実感し、キャリアチェンジを決意。マーケティングソリューション営業から始まり、自社のマーケティング、インサイドセールス立ち上げ、営業マネジャー、営業企画など多岐に渡る業務を経て現職。

――ブレインパッドのプロダクト・サービスは今、大きな変革期を迎えていると伺っています。まずは、その全体像から教えてください。

皆瀬:ブレインパッドのプロダクト・サービスは、主にマーケターの皆さんを対象に、自社開発製品と海外製品の提供という二つの柱で展開しています。特に、2026年に誕生20周年を迎える主力製品「Rtoaster(アールトースター)」が事業の中核を担っており、これまでは、小売、人材、旅行といった、顧客の会員数やデータ量が多い企業のマーケティング活動を支援してきました。単にツールを提供するだけでなく、「お客様のビジネス課題を深く理解し、データ活用を通じて具体的な成果につながるソリューションを提供すること」に注力しています。

そして近年、AIエージェントの導入が世界的に加速する中で、ブレインパッドでもWeb接客の分野においてAIエージェントの活用を積極的に進めています。その象徴が、2026年2月に正式版をリリースした「Rtoaster GenAI(アールトースター ジェンエーアイ)」です。

「Rtoaster GenAI」は、従来のマーケティングツールや検索では捉えきれなかったお客様の「曖昧なニーズ」に対し、AIエージェントがまるで優秀な店員のようにきめ細やかな提案を行うことで、新しい購買体験を創出しています。

20周年を迎える「Rtoaster」とAIエージェントの融合

――「Rtoaster GenAI」発表時は、社内も盛り上がりましたよね!具体的に、どのような課題を解決し、反響があるのでしょうか?

皆瀬:「Rtoaster GenAI」は、まさに「顧客体験の変革」を目指しています。
従来の「Rtoaster」は、Webサイト内でのパーソナライズ機能、例えば自動レコメンドやポップアップ表示、バナーの出し分けなどにより、ユーザーの過去の嗜好性や行動履歴を見極めてパーソナライズを実現し、コンバージョン率の向上に貢献してきました。
それに対し「Rtoaster GenAI」は、これから欲しいものを探す顧客に対して、「一緒に探してくれる体験」を実現してくれます。

例えば、ECサイトで「50歳の母親へのプレゼント」を探している人がいるとします。従来の検索では、「花」や「ケーキ」など、あらかじめ商品を指定する必要があり、理想の商品にたどり着くのは容易ではありませんでした。

一方、「Rtoaster GenAI」は、曖昧なキーワードでも瞬時に「これかも!」と思える商品を見つけ出し、一言コメントを添えて提案してくれます。この機能により、「確かにこれが欲しかったかも!」と思えるような体験の提供につながります。
海外ではAI検索を用いたECサイトは増えてきましたが、国内ではまだ少ない取り組みで、お客様からの評判は非常に良いですね。

また、技術的な強みとしては、これまで文字やタグ情報に限定されていた商品情報だけでなく、画像から自動で商品のタグ付けができるようになりました。
AIエージェントという言葉はかなり流行しているものの、「社内業務の利便性をあげる」という文脈で使われることが多いのではないでしょうか。「Rtoaster」の20年の経験を活かして、誰もが最先端技術を使えるようにし、AIによる購買体験の変化を当たり前のものにしていきたいです。

プロダクトユニットを支える多様なプロフェッショナル

―― まさに未来の購買体験ですね。そうした製品を生み出すプロダクトユニットの組織体制などについて教えてください!

皆瀬:プロダクトユニットは、大きく「エンジニア職」と「ビジネス職」に分かれています。エンジニア職は、既存製品である「Rtoaster」などの開発・保守・運用メンバーに加え、新規プロダクト開発メンバー、そしてプロフェッショナルサービス事業のPoC(Proof of Concept:概念実証)において、製品開発を担当するメンバーなどが所属しています。彼らは常に新しい技術を取り入れながら、ブレインパッドのプロダクトが技術的な優位性を保ち続けられるよう、重要な役割を担っています。

一方、ビジネス職には、お客様の成功を伴走支援するカスタマーサクセス、そしてプロダクトの企画立案から事業運営までを担うプロダクトマネージャーや事業企画のメンバーなどが所属しています。
多様なバックグラウンドを持つメンバーが、それぞれの専門性を活かして、プロダクトの成長を支えています。


異業種からの挑戦!データと向き合う新たなキャリアパス

―― なるほど、多岐にわたる専門家が集まっているのですね!皆瀬さんご自身も、プロダクトユニット統括という立場で事業を牽引されていますが、現在に至るまでのキャリアもユニークだと伺っています。

皆瀬: 私のキャリアは少し異色かもしれません。2017年にブレインパッドに入社する以前は、人材業界で転職・採用支援をしていました。
当時、担当していたお客様全社に対して、「メール送付あたりの売上期待値」を算出してみたことがありました。その結果、「自身が多く時間を割いている企業が実はあまり期待値が高くなくて、注力してなかった企業の方が実は期待値が高く、時間を割くべきなんだ。」ということをデータで導き出せたんです。この検証結果をもとに自身の行動を見直すと、高い成果かつ安定して営業目標を達成できるようになり、「再現性めっちゃあるやん!」という発見につながったんですよね。この経験から、「データの世界に飛び込みたい」と強く思うようになり、ブレインパッドへの入社を決意しました。
ブレインパッド入社当初は、BtoC向けマーケティングオートメーションプラットフォーム「Probance(プロバンス)」の専任営業から始まり、インサイドセールス部門の立ち上げやマーケティング活動など多様な業務に挑戦してきました。振り返ってみると「1年前と同じ仕事をしたことがない」です。私自身も積極的に「やってみたい」と上司に伝えてきたこともありますが、上司や会社が私に新しい挑戦の機会を用意してくれたからでもあると感謝しています。

※皆瀬さんのキャリアパスについては、チームプレー×データで価値を生み出す、ブレインパッドの営業としてのあり方も参照ください。

―― 最初は、営業を中心に担当されていたのですね!そこから、プロダクトユニット統括という現在のキャリアにどのようにつながったのでしょうか?

皆瀬: 営業職時代も、比較的技術の内容を好むタイプだったので、プロダクトマネージャーと密に連携し、技術的観点も踏まえた提案だったり、機能改善要望を提出したりしていました。
例えば、入社1年目だった当時、「Probance」の開発元であるProbance社のCEOに競合ツールの画面を見せ、「Probance」のUIの改善を直接提案したこともあります。実際にその提案の一部が採用されたことで、顧客の声やマーケットのニーズを技術者に正確に伝え、プロダクトに反映させることの重要性を深く理解しました。

―― 顧客ニーズのプロダクトへの反映は、非常に大事ですよね。プロダクト開発の現場では、メンバーの皆さんとどのように連携されているのでしょうか?

皆瀬:頭の中のプロダクトイメージを、AIを使って描いて共有することが多いです。そのイメージをもとに、エンジニアが技術的な観点での実現可否といったポイントも押さえつつ「このようなイメージでしょうか?」とプロトタイプを作ってくれて、画面を見ながら一緒に具体化しています。その技術力とスピード感には感銘を受けてばかりですね。
また、エンジニアの皆さんから「開発側の都合を考慮するよりも、顧客やマーケットが望んでいる理想を追求してほしい」と言われたことがあり、チームとして顧客のために最高のプロダクトを作ろうと動いてくれていることに非常に感動しました。
また、ビジネスのメンバーも、長年「Rtoaster」を利用しているお客様に対し、単なる機能の活用方法に留まらず、機能外のデータ加工や使い方まで踏み込んだ提案ができるプロフェッショナルが揃っています。さらに、中途入社の方も増えており、転職者だからこその新しい視点によって既存のやり方やプロダクトのアップデートを促してくれていることも、組織の活性化につながっています。非常に頼もしく思っています。

―― 優秀な社員の方が多いということは、私も日々実感しています。一方で、皆瀬さんが感じている課題などはございますか?

皆瀬:「Rtoaster」はかつて業界シェアNo.1だった時期があり、その過去の成功体験が良くも悪くもあると感じています。AIエージェント競争が激化する今、過去のやり方にとらわれず、「新しいRtoasterを創る」という挑戦が不可欠であると強く感じています。


未来を拓くブレインパッドのキャリア観

―― 過去の成功体験にとらわれず、さらに上を目指す姿勢、素晴らしいです!挑戦を続けるブレインパッドで働くことの面白さやキャリアの広がりはどのように感じていますか?

皆瀬:キャリアは人それぞれだと思いますが、あえてキャリア視点でメンバーの皆さんにコメントするなら「ブレインパッドをうまく使い倒してほしい」です。
ブレインパッドグループには、プロフェッショナルサービス事業とプロダクト事業があり、本当に多様な職種や案件・機会があります。この豊富なリソースを、いかに自分自身の成長や目標達成のために活用できるかを考え、挑戦してほしいです。その貪欲さが、結果的に顧客にとってもよい価値提供や新たな発見につながるはずです。深く専門性を追求する道もあれば、私のように守備範囲を広げ、さまざまな業務に挑戦する道も選べる。ブレインパッドは、キャリアの幅が非常に広い環境だと思います。
私たちが手掛ける案件は、日本の社会や産業に貢献できる事例が多く、最先端の取り組みに携わる経験は、何よりもやりがいであり、面白い点だと感じています。既に分かっていることをただこなすよりも、未知の領域に挑戦し、学びながら解決していく過程こそが、成長につながると信じています。

変革の時代を「共創」する仲間たちへ~プロダクトユニット統括からのメッセージ

―― 今後、どのような新規プロダクトや取り組みに注力していきたいとお考えですか?

皆瀬:まずは世の中のマーケターが、より創造的な業務に専念できるような世界を実現したく、そのためのプロダクトを提供していきたいです。マーケターは、プロモーション業務を実行するうえで、管理画面で多岐に渡る細かな設定作業を実施しなくてはなりません。そのような業務からマーケターを解放することを目指し、企画・検討を進めています。
例えばマーケティング秘書のように、AIエージェントが「勝手にやっておきました」と先回りして対応してくれる、そんな世界観の実現を目指しています。単なる「設定代行」に留まらない、ブレインパッドの強みである機械学習や数理最適化といったデータ活用の経験・技術があるからこそ、安心して任せることができるマーケティングAIエージェントです。
そして、富士通グループへの参画は、多業界での「Rtoaster」の展開を加速させる大きな推進力となります。これまでブレインパッドが得意としていた業界以外、例えば製造系や金融系といった分野で、富士通が持つ強固な販路や顧客基盤が活用できるようになることを非常に楽しみにしています。富士通側もレコメンドエンジン分野では「Rtoaster」に対して大きな期待を示されているので、新しい市場を開拓していきたいと考えています。また、富士通が持つ最先端技術をブレインパッドのプロダクトに組み込み、商用化していくための議論も動き出しており、両社の相乗効果で、これまで以上に革新的なプロダクトを生み出せると確信しています。

―― ありがとうございます!最後に未来の仲間に向けてメッセージをお願いします。

皆瀬:「Rtoaster」が誕生20年を経て、AIエージェント競争が激化している今、富士通やアクティブコアのグループジョインなど、ブレインパッドはまさに「変化の激しい時期」を迎えています。だからこそ、新たな視点による新しい変革や挑戦の機会が非常に豊富にあります。新しいものを創っていきたい、挑戦したいという方にとっては、これ以上ないほど良いタイミングです。
組織としては、多様な人々が互いにリスペクトし合う「チーム力」を最も重視しています。PdM、営業、CS、開発など、それぞれの能力を持つメンバーが、一丸となって「チームとして強い」状態であり続けたいと考えてます。

そして、強い組織であるためには、「いつまでにどうしたいのか」というビジョンや方針を定めたり、「安心して思い切りチャレンジできる」風土を作ることが私の役割です。
ブレインパッドは、最高の成長環境であり、日本社会に貢献できる面白い仕事が待っています。ブレインパッドで、力を存分に発揮し、共に未来を創っていきましょう!

── 本日はありがとうございました。

ブレインパッドでは新卒採用・中途採用共にまだまだ仲間を募集しています。
ご興味のある方は、是非採用サイトをご覧ください!

www.brainpad.co.jp
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