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Platinum Data Blog by BrainPad

株式会社ブレインパッドのデータ活用に関する取り組みや製品・サービス開発の裏側、社員の日常などをご紹介します。

“世の中の声”を反映し素早く記事化する- 朝日新聞社に登壇いただきソーシャルメディア活用セミナーを開催 - <後編>

こんにちは、ソリューション本部の和田です。

9月1日(木)に開催し盛況だった「朝日新聞のベテラン記者が語る、ソーシャルリスニング活用と企業マーケティング実践セミナー」について、前編・後編の2回にわたって、当日の模様をご紹介いたします。後編(本記事)では、弊社が提供するソーシャルリスニング・プラットフォーム「Crimson Hexagon ForSight™ Platform(クリムゾンヘキサゴン・フォーサイト・プラットフォーム、以下ForSight™)」を活用する朝日新聞社での事例を中心にご紹介いたします。

 ■当日のプログラム内容
  <後編(本記事)にてご紹介>
 【3】現場の記者自身がソーシャルデータを手元で分析・記事化 ~ForSight™活用事例①~
 【4】「社会現象」を素早く記事化できることは大きな強みに ~ForSight™活用事例②~

  <前編にてご紹介>
 【1】さまざまな視点での深堀分析が可能 ~ForSight™製品のご紹介~
 【2】試行錯誤や新たな発見を得るのに魅力的 ~ForSight™の機能紹介デモ~

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【3】現場の記者自身がソーシャルデータを手元で分析・記事化 ~ForSight™活用事例①~

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講演者:株式会社朝日新聞社 コンテンツ戦略ディレクター 兼 ソーシャルメディアエディター 藤谷 健 氏

◎朝日新聞社はなぜソーシャルメディア分析に取り組むのか?
「2012年1月より、ソーシャルメディアを弊紙の報道において活用していくことが決定し、編集部門に所属する個人やグループのTwitterやFacebookアカウントを開設し活用しています。活用を始めた大きな理由は、読者の高齢化と若者の紙面離れによる部数減ということが挙げられます。もう一つの大きな理由として、メディアにおけるコンテンツの在り方が変化していることです。従来のメディアにおけるソーシャルメディアの在り方<既存スタイル>は、紙(新聞)からWeb サイト(朝日新聞デジタル)へ誘導するための媒介でした。昨今は、今までは流入元にすぎなかったソーシャルメディア上にすでにコンテンツがある状態となっており、その場で情報を入手できるスタイルへと進化しています。弊紙の読者の方々に、その場で朝日新聞社のコンテンツに触れてもらうためには、ソーシャルメディアで話題になることや各種ニュースメディアに掲載される、拡散されることに力を入れる必要があると感じております。」

◎ForSight™の導入経緯について
「従来は、外部の研究機関に依頼してのソーシャルデータの分析、分析結果を踏まえた記事執筆までの一連のプロセスに時間がかかり、速報性が求められるメディアという性質上、限定的な活用にとどまっていました。そのため、現場の記者自身が日々の取材活動の中でソーシャルデータを手元で分析して素早い記事化を行うために、ソーシャルリスニングツールの導入を検討しました。他社製品と比較して、①Twitter社とのFirehose契約、②多言語対応である、③企業のマーケティングツールというだけでなく報道のために使えるフラットで使い勝手の良い製品であるという点などから、ブレインパッドが提供するForSight™を導入することに決めました。」

【4】「社会現象」を素早く記事化できることは大きな強みに ~ForSight™活用事例②~

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講演者:株式会社朝日新聞社 編集委員(記者) 須藤 龍也 氏

◎ForSight™との出会いは突然に
「弊社の藤谷より、『ForSight™を導入したので使ってみてください』という連絡が入り、その直後の2014年衆議院選の際、Twitterを活用した衆院選の記事化の担当を命じられました。『自前でのソーシャル分析なんてできるのだろうか?』『Twitter のツイート分析は、ニュースになるのだろうか?』という戸惑いからはじまり、試行錯誤の上約350万件のツイートを分析し、有権者の意識の変化や何に関心があるのかについて記事を執筆しました。さらに衆院選455名の候補者のツイートを分析した『候補者のネット選挙運動』という記事でツイート傾向を分類し、各政党や各候補者のソーシャル活用方法の特色について伝えました。」

◎記事への活用方法例①:「社会現象」を素早く切り取る
「従来は、外部の研究機関へソーシャルデータ分析を依頼していましたので、その後のやり取りなどに時間と手間がかかり、今世の中で起こっていることを即時にニュース化するのは難しい状況でした。その状況をForSight™が解消してくれた好事例として、世界的に話題となったスマホゲーム『ポケモンGO』の配信開始時に公開した『ポケモンGO、SMAPを超えた 3時間でツイート数抜く』という記事があります。『ポケモンGO』の配信と同時期に話題となっていた『SMAP解散』ツイート(1日約109万件)を『ポケモンGOが3時間で抜いた』という内容だったのですが、記事の公開後、非常に多くの方に読んでいただき話題となりました。その記事は、わずか2時間でForSight™での分析から執筆、記事公開を行うことができました。新聞は“今日起きたことを明日配信する”、Web 版であればさらに早く“今日起きたことは今日配信する”という速報性が求められる中、中間工程を排除し、ForSight™で記者自らが分析して執筆するのは大きな強みになっていると感じています。」

◎記事への活用方法例②:記事の反響を再録するきっかけに
「他の記者は、生活面にて『幼児用のリードの是非を問う記事』を掲載し、Twitterでの反応を見たところ非常に多くの反響をいただきました。その反響記事をForSight™にて収集したツイートをもとに執筆し、改めて掲載しました。主な反響のツイートとして、『犬の散歩っぽくないデザインを考えればいいじゃないか』、『リードではなく、命綱という名称にすればいい』といったものや、『リードは安全を守る道具ではなく、親が楽をする道具だ』『批判が怖いからリードを使うことまでできない』など、さまざまな声を取り上げることができました。従来は、読者からの反響の手紙や電話などをいただかないと、記事の反応もわからなかったのですが、今では掲載した記事についてその日のうちに反響がわかるようになり、次の記事を執筆するきっかけともなっています。」

■最後に・・・

新聞社という情報発信のプロフェッショナルである朝日新聞社よりソーシャルメディアの活用法をご紹介いただき、メディア企業様以外の方々にも、多くの気づきのあるセミナーになったのではないかと思っております。今後もForSight™ に関するセミナーを開催してまいりますので、是非ご参加いただければ幸いです。

■ForSight™関連情報

●10月21日(金)開催セミナー情報
「ソーシャルデータから消費者の本音を発掘!!セミナー ~ポジティブ/ネガディブ要因から真のニーズをのぞく~」
URL:http://www.brainpad.co.jp/seminar/2016/09/20/3525

●ForSight™製品紹介ページ
URL:http://www.brainpad.co.jp/products/CrimsonHexagon.html

●朝日新聞社ForSight™導入事例
URL:http://www.brainpad.co.jp/case/11.html

●朝日新聞社ForSight™導入事例ニュースリリース
ブレインパッド、朝日新聞のソーシャルメディア分析を支援 - Twitterのつぶやき分析により“世の中の声”を反映した紙面をスピーディーに実現 -
URL:http://www.brainpad.co.jp/news/2016/10/11/3730