【新卒インタビュー/ビジネスプロデューサー編】若手の裁量と成長

就職活動をやっていると「うちの会社は若手の裁量権があって、成長できるよ!」という言葉をよく耳にすると思います。今回は複数のプロジェクトでチームを組んだことのあるお二人をお呼びし、ブレインパッドの若手ビジネスプロデューサーの裁量権と成長をテーマに、ブレインパッドでの経験やプロジェクト内外での関係性についてお話しいただきました!


プロフィール

木下 湧気
ビジネス統括本部
データビジネス開発部
ビジネスプロデューサー
2021年新卒入社

大学院修士課程卒業後、2021年にコンサルタントとしてブレインパッドに新卒入社。入社後は金融業界におけるDX組織の立ち上げ、デジタルマーケティングの構想策定、分析伴走支援などビジネスと分析の両軸から内製化支援を行うプロジェクトに従事。
若尾 和広
ビジネス統括本部
データビジネス開発部
プリンシパル
2015年キャリア入社

大手印刷会社での通販・ECなどダイレクトマーケティング企画・制作業務を経てDBM・CRMソリューション事業の立ち上げに参画。家電量販店・アパレル・CVS・GMSなど流通を中心としたデータ分析とプロモーション企画を多数実施。その後大手広告代理店系のマーケティング会社にてDWH・BIシステムやポイント交換サイトなどの構築・運用に携わる。
2015年よりブレインパッドに参画し主にCRM領域のビジネス企画、データ分析とそれを支えるプラットフォームシステムの開発マネジメントを担当。


── 本日は、よろしくお願いします。まずはお二人の自己紹介をお願いいたします!

木下
よろしくお願いします!こうやって、若尾さんと面と向かって話すのは少し変な感じがしますね。笑

若尾
はじめて話すこともあるかもね!笑。
改めて、若尾です。ブレインパッドにキャリア入社して7年が経ちました。入社前は、大手印刷会社でポイントシステムやID-POSデータの分析チームのリーダーをやったり、大手広告代理店系のマーケティング会社でCRMコンサルティングと分析システムの構築・運用に携わってきました。印刷会社時代にブレインパッドの創業者の高橋さんと佐藤さんに会ったことがあり、その時二人が「俺たちは日本の国力を上げるために、データサイエンス、データ分析を社会に広めるのだ」ということを言っていたのが記憶に強く残っていて、その言葉に賛同して入社しました。

木下
私は、2021年に新卒入社し、3年目に入りました。元々、大学では機械学習を用いた匂いの印象予測、大学院では統計学を用いた食道がんのリスクに関わる遺伝子の特定と、2つのテーマに関してデータを活用して研究していました。データから得られた示唆をもとにビジネスを考えてみたいな、社会実装できるようになりたいなと思い、ブレインパッドに入社しました。

── お二人とも、社会やビジネスにデータ実装をしたいという想いから、ブレインパッドに入社されたんですね。では、お二人の関係性を教えていただけますか?

木下
新卒研修が終わった後、若尾さんが関わる複数のプロジェクトにアサインされました。多くの時間を一緒に過ごすようになったのは、新卒2年目に始まったある地方の金融系の企業様のDX組織の立ち上げ、内製化支援プロジェクトですね。

若尾
そうですね。私のサポートとして、木下さんがプロジェクトメンバーとして入ってきてから接点がグッと増えましたね。金融系でセキュリティ要件が厳しいこともあり、クライアント先でしか業務出来ないため、毎週地方出張を一緒にしていましたね。

木下
出張に行く時は、ほぼ全ての時間を若尾さんと過ごしていましたね。笑

若尾さん、木下さんが、出張中にともにした食事

──そうなんですね!プロジェクト内で木下さんは何を担当されていたんですか?

木下
最初の構想策定時は、若尾さんがファシリテートする会議の議事録作成のサポートでした。本格的に支援が始まってからは、若尾さんの指示のもとで、お客様のデータの基礎的な分析、分析結果からお客様への示唆出しをしていました。その後、自分が行った基礎分析をもとにしたお客様の戦略策定や、お客様自身がビジネスの観点からどのような分析をして、どのように施策に結び付けていくべきか?などの問いかけをしたりといった、お客様をファシリテーションする役割を段々と任せてもらえるようになりました。

──新卒2年目からお客様とのコミュニケーションを任せてもらっていたんですね。

木下
はい。お客様は自分よりも年上で社会人としての経歴も上の方ばかりなので、正直気持ちとしては苦しく感じるときもありました。

若尾
そうだよね。笑
ただ闇雲に挑戦をさせたわけではないんですよ。木下さんは、データ加工や機械学習、統計解析を大学で経験していましたし、ひとつ前のプロジェクトでも分析業務を実施することについては問題なく担当できていたんです。自身で分析ができたのならば、やはり次のフェーズでは「ビジネスにデータをどう使うのか?」をリードする領域の経験をしていただこうと。なので、最初のステップとしては、お客様がビジネスにおいてどのようなことをしたいのか?を理解していくために、議事録の要約をしたり、次のミーティングの目的や論点を一緒に考えたりしていきました。その過程で、木下さんはどう思う?と問いかけ、ミーティングの内容やデータ分析の結果に対して、こういう点を見るのはどうか?とか、こういうことに使えるんじゃないか?というように、木下さんが自分で考えられるように意識して仕事の役割をシフトしていただきました。

──ある程度、成長の次のフェーズを見据えた中で、裁量を渡していったのですね。

木下
当初から、若尾さんは僕に対して、僕自身がこのプロジェクトを通じてどうなりたいのか?を問いかけてくれていました。ビジネスプロデューサーとして一人前になりたいと自分でも思っていますし、それに向けた課題を若尾さんが明確に示してくれていたと思います。

──なるほど。そういった中でどのような成長があったんですか?

木下
指示待ちの作業者ではなくなったと感じます。このプロジェクトにアサインされる前は、新卒一年目だったこともあり、こういう分析をしてくださいという指示のもと、仕事をすることがほとんどでした。今回のプロジェクトでは、お客様を巻き込んで、分析全体の流れを考えたり、データ準備して頂いたりと、自分が自立してお客様を引っ張っていくという状況になりました。そういった中で、プロジェクト全体の中でどのようなことを考えなくてはいけないのか?、お客様にどのようにしたら納得してもらえるのか?というファシリテーションが、少しずつやれるようになってきたのではないかなと思っています。まだまだ足りないところは多いなと感じてはいますが…。

──なるほど。新卒で配属された時の木下さんと比べて、若尾さんから見るとどのような成長を感じていますか?

若尾
本当に成長しているなと思います。まず分析の領域に関しては、安心しておまかせできるようになっていて、スペシャリティをすでに持っていると感じています。そして、今回お客様とのコミュニケーションについてお任せして、まだ課題はあるものの、かなり成長したなと思います。
目指すゴールとして、木下さんには、すでに持っている自分のスペシャリティを活かしつつ、一人前のビジネスプロデューサーになっていただきたいと考えているんです。
木下さんは、大学での経験から機械学習などの分析技術の基礎が出来ているところに金融系のお客様のプロジェクトを複数経験したことで、分析領域については一定の知見を持った状況となっています。金融業界という視点で見るとお客様が抱える取り扱いデータを含めた環境や活用テーマが大体似通ってくるので、木下さんの持っている経験や知見は、市場においてもバリューが出てくると思います。
その上で、指示待ちの単なる作業者ではなくて、一人前のビジネスプロデューサーとして、自分の経験や考えから、お客様に対してこうした方がいいのではないか?と提案ができるようになるのが、到達するべき最初のゴールだと思うんですよね。ここまで到達できれば、ほかの領域のお客様にも対応できるでしょうし、もし仮に技術自体が陳腐化してもキャッチアップして、お客様に対して価値提供ができると思います。

──なるほど。改めてですが、お二人の関係性の良さやコミュニケーションの良さが、木下さんの成長につながっているなと感じました。

若尾
僕が経験してきた会社では昭和な会社も多かったこともあり、上司がわざわざ時間を作って話を聞いてくれるなんてことはありませんでしたから。その点、ブレインパッドは、上司が丁寧に話を聞いてくれたり対応が手厚いですし、1on1などのようなモダンな枠組みもあります。

木下
普段の業務でも、若尾さんは相談したらすぐレスポンスしていただいて、密にコミュニケーションをとってくださいます。また、業務に関係ないこと、たとえば自分が興味のある記事を共有したり、雑談しようと話しかけたりしたときも、気軽なレスポンスをもらえます。業務に限らず、日常的にも密に気軽にやり取りをしていますね。

若尾
そうだね。仕事での役割はもちろん明確だし、指示系統はあるけれど、それだけではないよね。出張以外でも一緒に食事に行ったり、プライベートを一緒に過ごす機会もありますね。

木下
業務上はっきりすべき部分ははっきりしていますが、余白のようなものがあるように思います。

──お二人は先輩・後輩でもあり、社会やビジネスにデータを実装する仲間というようにも感じました。では、最後に今後の展望を教えていただけますか?

木下
一人前のビジネスプロデューサーになりたいです。もう肩書きや役職としてはビジネスプロデューサーですが、お客様を巻き込んでプロジェクトとして推進できるかというと、まだまだ課題があると思います。成長を実感しながら近づいている感覚はありますが、もっと頑張りたいなと思います。

若尾
そうだね。木下さんには、もっと自信を持って欲しいです。お客様に対して自信を持って自らの考えを示して、プロジェクトをリードしていって欲しいなと思います。その自信を持つには、当然経験としての場数が必要だと思うので、その場数を私がどんどん用意していければと思っています。

木下
はい!どんどんチャレンジしていければと思います!

木下(出張時)

●10:00 出張先のホテルで業務スタート。お客様との会議に向けて、資料を確認しながらどのような流れで会議を行うか整理。
●11:00 お客様の本社ビルにて午前の打ち合わせを実施。プロジェクト全体の進捗確認やデジタルマーケティング施策を中心に議論を行います。
●12:00 ランチタイム。プロジェクトメンバーと一緒にうどんを食べます。
●13:00 お客様と午後の打ち合わせを実施。今後の分析環境を中心に議論します。
●15:00 打ち合わせを終えて、空港行きのバスへ乗車。
●16:00 飛行機で東京へと向かう。飛行機の中で作業することが難しいため、ビジネス書を読むことが多い。
●19:00 帰宅。翌日に議事録が完成できるように、内容を忘れないうちに会議中のメモを補足する。
●19:30 仕事終了!

木下(在宅勤務時)

●08:30 在宅で業務スタート。お客様との打ち合わせ内容を踏まえて次週に向けて自分のやるべき内容を整理。
●09:00 オンラインにて社内会議の実施。プロジェクトメンバーと現状の問題点や課題を議論した上で、次週に向けた動き方を確認。
● 10:00 出張中のお客様との打ち合わせ内容の議事録を作成。会議中に決定した内容や宿題事項になった内容を整理して、社内とお客様へ共有。
●12:00 ランチタイム。在宅中はマクドナルドかコンビニが多いです。
●13:00 午前中の社内会議の内容をもとに、お客様と議論する内容や自分が調査すべき内容を整理して大まかに書き出す。
●15:30 上司のレビューを踏まえて修正した内容をもとに資料を作成を行う。
●18:00 翌日の社内会議で報告する内容を整理して仕事終了!


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