Google Cloud Next '19 Tokyo にてスマートミラーデモ構築と展示のサポートをおこないました!

2019年7月31日(水)~8月1日(木)に開催された Google の国内最大級イベント「 Google Cloud Next’19 in Tokyo 」にて、AIを使ってサングラス名称や価格などを表示するスマートミラーの構築と展示サポートを行いました!スマートミラーの作成から会場での展示の模様をご紹介します。


みなさまこんにちは。ブレインパッドの田口です。
2019年7月31日(水)・8月1日(木)に開催された “ Google Cloud Next’19 in Tokyo ”にて、ブースサポーターとして参加いたしました。
今回の内容は” Google Cloud Platform ” に接続したエッジデバイスを利用した店舗向けのスマートミラーのデモとなっています。

作ったもの

Next サンフランシスコで展示されたコンセプトをベースに、日本での構築と実装を行いました。
お客様がかけているサングラスをAutoML Visionを使用して認識し、スマートミラー上にサングラスの名前、値段、商品紹介、レコメンドなど表示します。また、履歴情報を保存しておき、ダッシュボードに表示します。
保存された情報を分析をしていくことで店舗での接客支援、及び施策立案に役立ててもらうというコンセプトです。
主にサングラスの分類を行う検出部分と、ミラーやダッシュボード部分のコンテンツを配信するWebという構成で作成しました。


スマートミラー部分の作成

スマートミラー部分は液晶ディスプレイにマジックミラーを貼り付けて作成します。

実際に貼り付けて確認してみました。この段階でも鏡のようには見えますが、実際に製作されたブースではどのように見えるのかが楽しみです。


サングラス認識モデルの作成


AutoML Visionを使って、どのサングラスをかけているかを検出するためにサングラスをかけた顔写真を撮影してアップロードします。

今回はダウンロードしてエッジデバイスで実行させたいのでModel Type をEdgeにして学習させます。

学習が完了したモデルはContainer向けのものをダウンロードして利用します。
公式でDockerイメージが用意されているので、とてもお手軽です。


会場での様子

Expo前日にブースの設営を行いました。
什器や小道具もたくさん準備されていて、目を引くとてもおしゃれなブースに仕上がりました。

当日はたくさんのお客様にお越しいただき、AutoML Visionに興味を持っていただけました。

多かった質問は

  • 鏡の作り方
  • AutoML Visionの使い方
  • 導入事例はあるか

などでした。今回の展示内容はデモのため、日本での導入事例は残念ながらありません。

また、

  • 多言語対応してインバウンド向けの接客サポートにしてみたら面白い
  • サイネージに組み込んで、表示内容の最適化をしたい

など、ブースにお越し頂いたお客様とAutoML Visionを使った新しいアイデアをお話しすることができました。


参加してみて

AIと現実世界を繋ぐ開発は近未来感を感じられて、とても面白かったです。
また、ブースにお越し頂いたお客様から「面白い!」といった声を直接聞くことができたのが嬉しかったです。
ブースにお越し頂いたお客様の中には弊社をご存知の方もいらしたのですが、データサイエンス分野だけでなく、このデモのようなソリューション開発もできることを知っていただく機会になったようで何よりでした。

AutoML Visionは、GCP のリソースを使ったトレーニングが簡単に行えるだけでなく、エッジデバイス向けに実行できる環境が用意されていたりと、とても強力なツールだと感じました。また少し、Google Cloud の提唱する「AIの民主化」に近づいていることを感じました。

最後に。当社では、開発エンジニアを積極的に募集しています!ぜひ、新卒採用・キャリア採用ともに皆さまのご応募をお待ちしています!
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