データサイエンティストが白金台に集まる夜  ~Platinum Data Meetup 開催レポート~

ブレインパッドのオフィスがある白金台で月に1回、当社のデータサイエンティストたちが有志で主宰するイベント「Platinum Data Meetup」が開催されています。データ分析の実務に携わる人のみしか参加できないクローズドイベントにもかかわらず、毎回キャンセル待ちが続出。本ブログでは「Platinum Data Meetup」の人気のヒミツに迫ります!


こんにちは、アナリティクスサービス本部の多根です。みなさん、Platinum Data Meetup というイベントをご存知ですか?参加者は分析業務に携わるデータサイエンティスト(データアナリスト)/データエンジニア/機械学習エンジニアのみに限定された、ベールに包まれた謎の集会です。いったいどんな内容なのでしょうか?

なぜPlatinum Data Meetupは始まったのか

Platinum Data Meetupは、ブレインパッドの有志のデータサイエンティストたちが主宰する、データサイエンティストによる、データサイエンティストのための、データサイエンティストの交流会です。これまでブレインパッドが多くのクライアントに提供してきたデータ分析サービスは、当社のデータサイエンティストたちが並々ならぬ努力と学習と工夫を重ねて実現してきた汗と涙の結晶ですが、もちろん守秘義務があるため社外に向けてお話しすることはできません。それでも社外の同業の方々と交流して、情報交換をし、苦労話を分かち合いたい!という熱い想いで立ち上げたのが、Platinum Data Meetupです。
月に1回、ブレインパッドのオフィスがある白金台で、こんな人たちを対象にイベントを開催しています。

・ ブレインパッド社にいる分析官/エンジニアがどんな人なのか気になる
・ データ分析受託会社ってどんなことをしているのか/どんなドメインの分析をしているのか気になる
・ データ分析受託会社の研究開発部って何してるのか気になる
・ 分析手法や分析基盤の話だけでなくデータコンサル的な話もしたい!受託分析・AI案件のツラミを語り合いたい!
 Platinum Data Meetup イベントページより抜粋



 Platinum Data Meetup 発起人の吉田 勇太

涙あり!笑いあり!データサイエンティストたちのストーリー

第1回目のPlatinum Data Meetupは6名のブレインパッドのメンバーが登壇しました。5分のLT×4本と20分の発表×2本の計40分のセッションでしたが、次々と繰り広げられるデータ分析業界ならではの濃すぎる内容に深いうなずきと笑いで盛り上がる会場。登壇者の発表内容をざっとご紹介すると…分析結果も伝え方が9割!顧客タイプ別分析結果の伝え方ーー画像認識技術を使った麻雀アプリの(涙なしでは語れない)開発秘話ーーデータ分析界隈の人なら誰もが共感する分析あるあるーーAIプロダクトの開発・推進で気を付けることーーAIで何かをいい感じにしてほしい人たちへの対処法ーーDQNを実装して辛かった話ーーなどビジネスと技術の両輪を回すブレインパッドならではの多彩な内容で参加者たちを魅了しました。


 会場を大いに沸かせた6名のメンバー 

発表に対する質問やコメントは、チャット形式でコメントを集められるサービスSli.doを利用。麻雀アプリ開発中に心が折れたという話には「がんばってください!」という応援メッセージや、営業メンバー(激レア)のプレゼンには「いいお客さんってどうやって見極めるんですか?」といったみんなが気になる疑問などが寄せられました。

 Sli.doにはたくさんの質問やコメントが集まった


Vol.1 の発表資料(一部)はこちらに公開されています。
brainpad-meetup.connpass.com



セッションのあとは、お待ちかねの懇親会。約50社ものデータサイエンス界隈の人々が集まって、盛り上がらないわけがありません。目的変数を決めるのに非常に苦労した話やアノテーションの辛さなど、ビール、ピザ、からあげと定番の懇親会メニューを片手に、夜遅くまで交流は続きました。

 懇親会には登壇者以外にも多くのブレインパッド社員が参加しました 

話すネタはある!ただ今までその機会がなかっただけ

Platinum Data Meetup Vol.2 は秋晴れの澄んだ空気が心地よい10月初旬に開催されました。創業14年と業界の中では古参の当社ですが、ふだんは社員が表に出る機会が少ないため、どんな人が在籍しているのかはあまり知られていません。本イベントの参加者には、ブレインパッドの中の人を見てみたい、会ってみたい、話してみたいというモチベーションもあるようです。
今回もブレインパッドの精鋭6名が登壇。話したいネタはあるのになかなか人前に出る機会が少なく、この場を待ち焦がれていたメンバーは意気揚々と演台に立ち、今関心を持っている話題を思い思いに話しました。今回の内容をざっくりと要約すると…データサイエンティストを育てる上で必要な「何か」とは?ーーdigdagなモグラの話(機械学習デモ)ーー強化学習って何?どう使うの?ーー絶対楽しい!人狼知能のススメーー今夜は眠れない…本当にあった怖い話(データサイエンティスト編)ーーPoC貧乏の根絶を目指す機械学習システム開発ーーとVol.2 も荒ぶるデータサイエンティストたちの熱のこもったプレゼンが展開されました。


 第2回も個性溢れる発表で会場を盛り上げた



 一般参加者に紛れてブレインパッドOBの姿もチラホラ…

Vol.2の発表資料(一部)はこちらに公開されています。
brainpad-meetup.connpass.com




Vol.3の開催、そしてVol.4も参加者募集中!

11/7(水)には第3回目のPlatinum Data Meetupが開催されました。今回はついに社外スピーカーが登場。前回と前々回はブレインパッド社員のみのプレゼンでしたが、社外からも本イベントの趣旨に賛同し、自ら手をあげて登壇していただけるなど、データサイエンティストのコミュニティを作るという当初の目的がだんだん現実味を帯びてきました。


分析現場のリアルなお話をざっくばらんにお話してくださったABEJA齋藤さん

社外からは、株式会社ABEJAの齋藤和正さんと、SNSで"イキリデータサイエンティスト(ikiriDS)"として注目を集めるマスクド・アナライズさんがそれぞれ、「データ分析のPoC案件とプロダクト開発の狭間で学んだこと」「データサイエンティストにおける業務知識の重要性について」というタイトルで登壇してくださいました。
主にネット上で匿名で活動をされているマスクド・アナライズさんは、初めてのリアルな場でのトークイベント登場とのことで、会場を大いに沸かせてもらいました!


さらに、Vol.4の開催も決定しています!
イベント名をリニューアル・オフィシャルロゴも作成し、さらにコミュニティーを盛り上げていきます!

brainpad-meetup.connpass.com


Vol.4 には当社アナリティクスサービス部 部長の紺谷幸弘が登壇いたします!多数のデータサイエンティストが所属するデータ分析専業会社の組織について、管理者としてのやりがいや苦悩が聞けるかも…?
Platinum Data Meetup改め白金鉱業Meetupは会社の壁を超えたネットワークとして、仲間を増やしながらどんどん広がっていきます!参加だけなく登壇者も募集していますのでぜひ、ご参加ください。白金台でお会いしましょう!


ブレインパッドではデータサイエンティストを募集中です!このブログに登場してきた個性豊かなメンバーと一緒に働いてみたいという方、お気軽にお問い合わせください!
www.brainpad.co.jp