Twitterが実践する92%の精度を誇るつぶやき分析 - 米TwitterはなぜCrimson Hexagonを活用するのか-

本ブログでは当社の社員が米Twitterが自社ネットワークの分析にソーシャルリスニングを活用する理由について解説します。

こんにちは、ブレインパッド Crimson Hexagonチームの福江です。

当社は、世界中の顧客インサイト分析を実現するソーシャルメディア分析ツール「Crimson Hexagon ForSight™ Platform」(クリムゾンヘキサゴン フォーサイトプラットフォーム、以下Crimson Hexagon)を日本国内唯一の代理店として提供しています。

ソーシャルメディア分析ツールを使った分析手法は、「ソーシャルリスニング」とも呼ばれ、TwitterやFacebookなどの投稿情報を収集・調査・分析し、トレンド予測、キャンペーンの効果測定、ブランド・商品に対する評価を理解することで、これらを企画開発やサービスの改善につなげることができます。

実は、Crimson Hexagonは、米・Twitter, Inc.でもつぶやき分析で使用されています。その事例として、Twitterのシニアマーケティング広告リサーチャーであるアリ・ターセック(Ali Tercek)氏へのインタビュー記事をご紹介します。Twitterサービスを提供するTwitter自身もCrimson Hexagonを活用しており、アリ・ターセック氏はインタビューの中で、Crimson Hexagonを活用する4つの理由を

1.データの広がり
ライブラリに保存された1兆以上の投稿データから自社について深く分析・理解することが可能。
2.機械学習アルゴリズム
肯定的、否定的な移り変わりを分類化できる「Brightview™アルゴリズム」が素晴らしい。
3.より深いレベルでの感情分析
一般的な「ポジティブ」「ネガティブ」などに分類する以上の、深いレベルでの感情分析が可能。
4.最高クラスのテクロノジーとサービス
フィルタリングの設定やキーワードを追加するのみで、高度な分析が簡単に実施可能。
と話しています。


アリ・ターセック氏のインタビューページ(Crimson Hexagon社ウェブサイトより)

以下、Crimson Hexagon社のサイトに掲載されたアリ・ターセック氏のインタビュー記事をブレインパッドが日本向けに翻訳・編集しましたので、ご一読ください。より詳しく内容を知りたい方は、ぜひインタビュー動画を以下のリンクよりご覧ください。(Crimson Hexagon社のウェブサイトへリンクします)
4 Reasons Twitter Uses Crimson Hexagon To Analyze Its Own Network


■Twitterが自社ネットワークの分析にCrimson Hexagonを使う4つの理由

Twitterにとって自社で抱える膨大な量のデータほど貴重なものはありません。

革新的なテクノロジー会社であるTwitterは、この重要なリソースを活用するために、強力な自社製ツールを構築しましたが、それと同時に信頼できるテクノロジーパートナーと共に、データの保存、分析、視覚化を行っています。
そのパートナーの1つがCrimson Hexagonです。

Twitterのシニアマーケティング広告リサーチャーであるアリ・ターセック氏に、「Twitterが自社ネットワークの分析にCrimson Hexagonを使う理由」についてお話を伺いました。

1. データの広がり

Crimson Hexagonは、2010年7月以降の全てのパブリックなTwitter投稿を保存しています。(ブレインパッド注:Firehoseと呼ばれるTwitterが提供するすべてのツイートデータをリアルタイムに取得できるAPIの使用契約に基づく)

これらの過去データがストックされたCrimson Hexagonのプラットフォームでは、トレンドの把握、キャンペーンの追跡調査、ブランド広告に関する包括的なレポートの作成を可能にしています。

1兆以上の投稿を保存するCrimson Hexagonのライブラリについて、アリ・ターセック氏は次のように語っています。

「Crimson Hexagonを使うと自社のネットワークについて、より深く知ることができます」

2. 機械学習アルゴリズム

2015年にTwitterはグローバルで展開しているビューティブランド「Dove(ダヴ)」と提携して、#SpeakBeautifulキャンペーンを展開しました。これは自分の外見やカラダに関するイメージについて、ポジティブな会話を促すキャンペーンです。

Twitterは、Crimson HexagonのBrightview™アルゴリズムを利用して、Twitter上で展開される自己(自分の外見やカラダなど)に関する肯定的、または否定的な会話の移り変わりを分類化して観察し、自己イメージや美しさについてどのような会話が行われ、どのように(月から月へ)移り変わっていったのか、また本キャンペーンがどのような効果をもたらしたのかを(1年の間)分析しました。その結果Doveは、Crimson Hexagonを使えば92%の精度でTwitter投稿内容のニュアンスを理解できることがわかりました。

3. より深いレベルでの感情分析

人々は様々な感情をTwitter上で表現します。
これらの感情の分布は、消費者がブランドについてどのようなイメージを持ち、あるキャンペーンについてどのような反応があったのか、または一般的な世論としてどういった意見を持っているのかなど、Twitterのクライアントにとって非常に貴重な情報です。

Twitterは、Crimson Hexagonを使いこれらの感情の分布を分析することによって、大雑把なブランドのイメージではなく、全体像を細かく見ることができました。

アリ・ターセック氏は次のように語っています。
「一般的な、ポジティブ(好意的)、ネガティブ(否定的)、ニュートラル(中立的)の分類だけでは十分な結果は得られない」

4. 最高クラスのテクノロジーとサービス

TwitterはCrimson Hexagonのプラットフォームを使うことによって、経験の浅いジュニアアナリストから熟練のリサーチマネージャーまで、広告主へのレポートを素早く作成できるようになったと語っています。
アリ・ターセック氏は「フィルタリングの設定や、キーワードを追加することが本当に簡単です」と説明しています。

TwitterがCrimson Hexagonから得ているものは、そのプラットフォームだけではありません。Crimson Hexagonのアナリストチームと共に5年以上、よりカスタマイズ化したレポートを作成しています。

アリ・ターセック氏は、Crimson Hexagonのアナリストとの仕事が大好きで、いつも彼女のニーズに対応し、最大限の成果を引き出してくれると述べています。




■Crimson Hexagonのセミナーを開催しています!
ブレインパッドは、ソーシャルメディア分析ツール「Crimson Hexagon ForSight™ Platform」に関するセミナーを定期的に開催しています。直近は、2017年5月17日(水)に、実際にツールを使いながら学べるハンズオンセミナーを開催しますので興味・関心のある方は、ぜひご参加ください。
http://www.brainpad.co.jp/seminar/2017/04/19/5039www.brainpad.co.jp


■Crimson Hexagon ForSight™ Platformの製品ページ
https://www.brainpad.co.jp/products/brandwatch/