ECの役割と最新のテクノロジーについて考える「ECzine Day」参加レポート

こんにちは、広報の辻田です。

3月17日(木)、東京・御茶ノ水のソラシティカンファレンスセンターにて、マーケター向け専門メディア「MarkeZine」や、EC専門メディア「ECzine」を運営する株式会社翔泳社が主催する「ECzine Day 2016 Spring」が開催されました。数多くのマーケター向けイベントを開催する翔泳社の中でも、今回は、EC事業者向けに特化したイベントで、「ショッピング新時代、ECサイトの役割とは」というテーマのもと、小売業の役割と今後小売業が活用すべき最新のテクノロジーについて考えるというものでした。

当日は、EC事業者を中心に約200名の方が参加し、国内を代表する小売業の方々による「ECサイトの役割」に関するパネルディスカッションや、「スマホの活用」「越境EC(国境をまたいだ国際的な電子商取引)」「デジタル広告の活用」についての講演など、EC事業者を取り巻く8つの興味深いテーマのセッションが実施されました。

本イベントで行われた8つのセッションのうち、当社は、これまで多くのEC事業者向けにビッグデータ活用サービスやデジタルマーケティングサービスを提供してきた知見をもとに、なんと2つのセッションに登壇させていただきました。

1つ目は、当社の技術面をリードするテクノロジー&ソフトウェア開発本部 基盤開発部 部長の下田 倫大から「デジタルマーケティングにおけるデータ分析プロジェクト成功の秘訣」について、2つ目は、当社ソリューション本部において数多くのマーケティングオートメーション導入プロジェクトを牽引してきた営業・プロダクトマネージャー 林 隆司から「顧客に寄り添うECサイトマーケティングを実現するためのマーケティングオートメーションの活用」について、講演させていただきました。

■講演①「デジタルマーケティングにおけるデータ分析プロジェクト成功の秘訣、教えます ~カスタマージャーニー分析、顧客ポートフォリオ・マネジメントを例として~」

本講演は、日本マイクロソフト株式会社とのリレー形式で実施されました。

はじめに、日本マイクロソフトのパートナーセールス統括本部 ストラテジックビジネス推進本部 シニアビジネスディベロップメントマネージャーの片山 智咲子氏から、「最新テクノロジーで実現するデジタルマーケティング」と題して、マイクロソフトが国内外で支援してきたデジタルマーケティング分野の事例をもとに、クラウド上のデータ分析基盤としての同社の「Microsoft Azure(マイクロソフトアジュール)」の活用の可能性について紹介されました。


▲日本マイクロソフト 片山智咲子氏による講演

片山氏の講演の後、どのようにデータ分析基盤を活用してデータを分析していけば、データ分析プロジェクトを成功させることができるのか?というテーマで、当社の下田に講演のバトンが引き継がれました。その際に片山氏から、「データ分析のパイオニアとして、国内で豊富な実績をもつブレインパッドは、最も信頼できるパートナー」とご紹介いただき、大変光栄でした。

下田からは、当社が過去に支援してきた分析プロジェクトでの知見をもとに、なぜその分析プロジェクトはうまくいったのかという点にフォーカスし、押さえておきたい“データ活用プロジェクトの落とし穴とその回避策”や、“プロジェクトを成功させるためのプロセスや、社内で合意を取りやすい仕組みを作る方法”など、実践的な内容をご紹介しました。


▲当社 テクノロジー&ソフトウェア開発本部 基盤開発部 部長 下田 倫大による講演

■講演②「顧客に寄り添うECサイトマーケティングを実現~マーケティングオートメーションにより最小の負荷でおもてなし~」

当社の林からは、顧客の活性化を目的に、オンライン/オフラインで得られる多様なデータを活用し、One to Oneマーケティングを実現する手法として、昨今ますます注目を集めているマーケティングオートメーションについて、ご紹介させていただきました。

講演では、当社が販売・導入支援を行うマーケティングオートメーション「Probance(プロバンス)」の営業・プロダクトマネージャーとして、さまざまなプロジェクトに携わってきた経験から、マーケティングオートメーションやデータマイニングにより、実際にどのような成果を上げることができるのか、自社できちんと運用をできるのかなど、クライアントからよく聞かれるような内容を、一つひとつ丁寧に解説させていただきました。


▲当社 ソリューション本部 営業・プロダクトマネージャー 林 隆司による講演

■2つの講演を通じて感じたこと

2つの講演をふまえ、共通して言えることは、データ分析やマーケティングオートメーションは、手法や仕組みでしかないということです。2人の講師も口をすっぱくして繰り返していたのが、手法や仕組みを導入するにあたり、きちんと目的や期待される成果を関係者で合意し、その成果に向かってこつこつと活動していくことが重要だということです。そして、成功への安易な抜け道がないからこそ、多くの成功事例や失敗事例を持ち、実事例に基づいたアドバイスができるのが当社の強みであると言えます。この2つの講演を通じ、データ分析やマーケティングオートメーションを活用して成果を出すためのエッセンスを参加者の皆さんにご紹介することができたのではないかと思います。



当社では、今回の講演で取り上げた、デジタルマーケティングにおけるデータ分析プロジェクトや、マーケティングオートメーションの導入・運用をお手伝いさせていただいております。ご興味のある方は、まずはご相談だけでも構いませんので、お気軽にこちらからお問い合わせください。